「ババ抜き」 の由来
「ババ抜き」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
トランプの由来が意外な勘違いからだったという事実に驚き個人的に盛り上がったところで、ついでに「ババ抜き」もいってみたい。
■「ババ抜き」の由来
「ババ抜き」という名前の由来には、今から約150年ほど前イギリスで生まれたトランプとは別のカードゲームである「オールドメイド(Old Maid)」が関係しているという。
「オールドメイド」は日本の「ばばぬき」と同様のトランプゲーム。
ルールもまったく同じで、違いは「ジョーカー」を使わないということだけ。
最初に、52枚の中から、Qを1枚だけ抜き取ります。(マークはどれでもよい)
あとはゲームのプレーヤー全員に1枚ずつカードを配っていき・・・(ここからは全く同じなので割愛)
当然最後にQが1枚だけ残り、それを持っていた人が負けと言うわけ。
同じ絵柄のカードを揃え、最後に「年をとったメイド」の絵柄のカードを残る。
たぶんこのQの絵柄が「オールドメイド」(年をとったメイド)だったのでしょう。
そしてこのオールドメイドがその後トランプでも行われるようになり当時は「ジョーカー」というカードが存在しなかったので、「年をとったメイド」のカードの代わりに「クイーン(女王)」のカードを代用して行われたのだとか。
明治になって日本にトランプが入ったころには「ジョーカー」が誕生していたそうですがそのトランプのゲームの名前が、「オールドメイド」であったことからそのまま日本語に訳して「おばあさん抜き」→「ババ抜き」となったというわけ。
ちなみに「オールドメイド」(Old Maid)の意味を、「年をとったメイド」と考えるのは間違いなのだとか。
「メイド」の意味は正しくは「未婚の女性」のことなので、「オールドメイド」だと「適齢期を過ぎた未婚の女性」が正しいとのこと。
だから「ババ抜き」という解釈も本来は違ってくるわけだ。
「適齢期を過ぎた未婚の女性」だけに、最後までどのカードとも合わさらないと解釈すると「オールドメイド」のルールの深さに納得させられる。
うまい!
トランプ同様にババ抜きにも勘違いがあったようだ。
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