「ネオナチ(ネオナチズム)Neo-Nazism」 の由来
ロシアのウクライナ侵攻に安倍政権の右傾化、浦和レッズは意味深な横断幕を掲げるし、都内の図書館ではアンネの日記が破られるという事件が連続して起きている。
世界中では絶えず人種を発端とした差別や争いが絶えない。
ロシアに対してオバマ大統領は経済制裁措置をとったがアメリカ国内では賛否両論、意見が分かれているという。
そこにはネオナチの存在が大きいとはラジオの解説員のお話。
安倍総理の靖国参拝も世界ではナチスドイツのそれになぞられることがある。
ヒットラーの独裁を肯定するつもりはないが
「歴史とは勝者が築いてゆくものであり、それが決して正しいとは限らない。」
とは私が師と仰ぐ人のお言葉。
何が正しくて何が誤りなのか、わからない時代に突入してきたが一つ間違いないことは世界の誰かは、どこの国かはわからないが戦争を巻き起こすことで硬直した経済を動かしたいと考えている人がいるということだ。
■「ネオナチ(ネオナチズム)Neo-Nazism」の由来
それほどの認識がない日本でも、さすがにナチス体制と比較されることに対してよい感情を覚える国民は少ないことだろう。
しかし世界には現実にその意思を受け継ぐと思われるネオナチの存在が確認されているらしい。
ネオナチとは、そのままNeo-Nazismもしくは Neonazismusのこと。
第二次世界大戦後の社会的あるいは政治的運動の総称でもあるそうだがナチズムを復興しようとする、または類似性を持つ集まりと捉えられても仕方がないかもしれない。
ネオナチのイデオロギーは、オリジナルのナチスやナチズムに近いものから、相違点が大きいものなどさまざまであるらしい。
これについては日本の右翼と同等の考え方であろう。
たくさんの国に組織が存在するそうで世界的に見られる現象となりつつある。
ネオナチのイデオロギーは、外国人排斥・同性愛嫌悪・強権政治・民族主義・共産党敵対などがあげられる。
つまりは極右と考えられ、ある意味浦和レッズの掲げた横断幕も受け取り方によってはナチス的考えとみられても仕方がないかもしれないし、安倍総理の独裁的なものの運び方も一歩誤れば強権政治ともとれる。
やはり日本の路線は警戒が必要なのだろうか?
ネオナチについては「ドイツ中心主義」から脱して国際色を深めている点が大きく異なるらしい。
その多くは、自国の労働者の雇用拡大を掲げて外国人労働者の追い出しを訴えるなど就職問題に絡んだ活動が多い。
さらに左右を問わず独裁者に一方的な好意を寄せる傾向があるのも特徴とか。
ナチズムの復興を目指すというよは、反社会性のシンボルとしてナチズムを掲げているとみるのが妥当らしい。
ではドイツ本国ではどうかというと、ナチズムは非合法化されており、ナチズムの肯定及びそれに類する発言は全面的に法令上禁止されている。
ナチスの軍服や武器を一般市民が手に入れることは原則禁止であり、販売も許されない。
シンボルである鉤十字、あるいはそれを彷彿(ほうふつ)させるような図柄を公共の場に掲揚することも禁止されている。
その政策は今現在も継続されているが国内ではスキンヘッド族の存在が気がかりらしい。
彼らは外国人の移民や労働者に対する暴行事件を起こすそうで、その数はドイツ全土で1万人を越えているという。
政治勢力ではなく、単なるファッションとも考えられなくもないがシンボルが存在するのは注意が必要だろう。
日本のカラーギャングなどになぞらえて考えると理解できるのではないだろうか。
ネオナチとはネオナチズムの信奉者のこと。
ネオナチズムとは新ナチズムのことであり、ドイツなどの反ユダヤ主義や国家主義運動のことを言う。
ただその括りは曖昧で、労働環境などに不満を持つ反社会的行動・活動を抑えるためにいわゆる世界のタブーである「ナチス」という言葉に置き換えて制御している気もしてくる。
いづれにしても日本でも「歴史認識」という学問努力が必要だろう。
歴史を知った上で、国民がどちらを選ぶのか、そういった根底があれば浦和レッズの問題は起きなかったはずである。
ただ、世界中で愛されるサッカーだけに政治的意図が反映されやすいという現実があることを私は知っている。
日本の誤った傾向がこういった形で出たと、深い戒めは必要かと思われる。
最近のコメント