「大わらわ」 の由来
「大わらわ」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
言葉だけ聞くと何だか楽しそう。
だけど、当人としては楽しむ余裕なんてないし逆に猫の手も借りたいくらいでしょう。
■「大わらわ」の由来
夢中になって暴れまわる様子などを意味する表現で古典作品などによくみられます。
そこから現在は、事にのぞんで一生懸命に活動するさまや夢中になって物事に対処するさまをいうようです。
確かに口語で使う機会は減っているのは間違いありません。
漢字で書くとその由来についてのヒントが得られます。
「大童」、要するに大きな子供と考えると分かりやすいことでしょう。
「童」とは元服前の子どものことを言いました。
昔の子供はそのほとんどがおかっぱ頭だったと言います。
元服し大人になると結ってきっちりとした髪型となるわけですが忙しく働きまわるうちに髪がざんばらになって大きな子どものように見えたというわけ。
そこから大きな子供のようだということで、 「大童」という言葉が生まれたのでした。
髪を振り乱すほどの大事・・・私は経験がありません。
例えば子供が出来てその子に何かあったら・・・
例えば家が火事になったら・・・どれも考えたくもないことばかりですね。
私が落ち着いているわけではありませんがどこか冷えていることは否定できません。
テレビでざんばら頭で奮闘する若者がいました。
その名は遠藤(23才)くん?さん?関?。
皆さんご存知のように相撲取りです。初土俵から7場所目での大関戦初勝利。
まげの結えない「ざんばら髪」の力士遠藤の躍進はどこまで続くのか。
意外に歳はいっていた遠藤ですが、やはりざんばら頭では他の力士に比べると幼く見えます。
彼こそが、彼の振る舞いこそが「大わらわ」に見えて仕方がありません。
がんばれ遠藤!
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