「どっこいしょ」 の由来
「うんとこしょ どっこいしょ それでもカブは抜けません。」
有名なあの童話より。
力を入れるときに人は「どっこいしょ」と本当に言うのかは少し疑問。
でも座るときは自然とこの掛け声が沸き起こる。
不思議だ。本当に不思議だ。
やはりリズムなのだろうか? 1 2 の 3 ではない。
やっぱり「どっこいしょ」。
私もそんな歳か・・・少し寂しくなる。
確かに最近よくよろけるし、バランス感覚も悪くなった。
あんなに得意だった高いところも怖くなってきた。
体も少し重くなったから当然と言えば当然なのだがやはり寂しい。
そして「どっこいしょ」。こりゃ困った。
■「どっこいしょ」の由来
この歳をとると自然と口から発せられるおまじない「どっこいしょ」はなんと霊山に登るときに唱える「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という掛け声から来ているらしい。
「六根」とは、仏教の世界で、眼・耳・鼻・舌・身・意のこと。
これらの6つの器官が私利私欲などにまみれていると正しい道を往くことが叶わない。
そこで、生じる迷いを断ち切り、身も心も清めるという意味で六根清浄と唱えるというわけ。
なぜ「清」を「しょう」と読むのかという疑問を察知したかのように「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」から「清」が抜かれ「六根浄(ろっこんじょう)」となり、それが「どっこいしょ」になったとのこと。
思いもよらない仏教用語からの引用に驚くと共に、座るときに無意識の中で「どっこいしょ」と口にするのが少し怖くなった。
「どっこいしょ」では、「何処へ」から来たとの説もあるらしい。
これはかの有名な民俗学者、柳田国男先生の説。
それは「どこへ」が「どっこい」となり「どっこいしょ」になったというもの。
「どこへ」は、相手の発言や行動をさえぎる時に使われる感動詞であるとのことだ。
座るときなら「ど っ こ っ へ (座ろうかなぁ~)」てな感じ?
これなら気楽。女の子の膝の上とかでも「ど っ こ っ へ~」みたいな
これは確信犯か・・・
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