「ブルドック」 の由来
あんなに怖い顔をしているのに温厚で、逆に親しみやすさをおぼえるブルドック。
実はそこには人間に翻弄された深い歴史があったのでした。
ブルドッグは、元々は闘犬で13世紀頃からイギリスで行われていた「ブル・ベイティング(雄牛と闘わせる)」という場所で活躍していました。
ブルドッグという名前もそのブル・ベイティングに由来しているのだそう。
「ブル」とは、「雄牛」を意味していたのです。
そこでのブルドッグの役割は、牛の足や鼻などに噛み付き興奮させ、荒れ狂わせること。
そういった役割から、ブルドッグに求められたのは見た目の美しさではなく、とにかく獰猛で攻撃的な性格。顔は付随したの?
庶民の娯楽として人気を集めていたブル・ベイティングは19世紀ころまで続きましたが、1835年に法律で禁止されると同時に廃れてゆきます。
仕事を失ったブルドッグはというと、ただの獰猛な犬とみられ絶滅の危機をむかえるのでした。
愛好家たちは何とか絶滅を防ごうと、凶暴性を取り除くように交配を繰り返します。
その努力のかいもあってブルドッグは姿形そのまま、ペットとなりうる温和な犬に生まれ変わったのです。
なんとも人間勝手なお話ですね。
やはりその顔には闘犬としての血筋が関係していたのです。
しかし、その性格を変えうる交配とは・・・
ミニ柴も小さなものを掛け合わせてつくってゆくと聞きました。
ブリーダーにとってはお気に入りの犬を作り上げてゆくことも楽しみの一つなのでしょうね。
気の短い私には絶対に真似できないお話です。
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