「しゃれこうべ」 の由来
髑髏(ドクロ)柄の洋服って何歳まできていいのだろうか?素朴な疑問。
昔、友達が彼女に「いい歳してそんなの着ないで」って言われてから卒業したのを隣でみていて、いやいやいやいやいやまだ早いだろ、と突っ込みを入れたものだが、あれからずいぶん経過するとさすがにそろそろ自分も着れないかななんて考えたりして。
でもよくみると三枚くらい所持していて、しかもそれがブランドものだったりするからもう少し着たいなと思いながらも、即戦力のハンガーからは外れて衣装ケースで眠らされているという現実。
Tシャツだからと重ねてみても、その自己主張の象徴のようなデザインが「疼いて」なんだか歯がゆい。
■「しゃれこうべ」の由来
漢字、髑髏は、どくろ、されこうべ、しゃれこうべ、しゃりこうべと読む。
ドクロとカタカナ表記が普通なので外国からきたと考えるかもしれないが英語ではSkullなので、やはり日本独自の読み方なのであろう。
一般に死の象徴とされる髑髏だが、ただの骨のことを言うのとは少し訳が違う。
野辺にさらされた人の頭蓋骨のことを言うのだそう。
曝(さ)れ頭(こうべ)、「晒され頭(こうべ)」、つまり風雨にさらされ、白骨になった頭蓋骨のことを言うわけ。
曝頭、曝首と書き、この読みがつまり、されこうべとかしゃれこうべとなる。(こうべとはもちろん頭のこと、と付け加えておく。)
髑髏を野晒(のざらし)と呼ぶ場合もあるらしい。
晒していたのにも訳があると提唱する学者もいるらしい。
雨ざらしと考えるとあまりイメージはよくないが、食人からくる呪術と考えると信仰に近い物事も関係してくるので、その扱いも大きく変わる。
髑髏を呪術の対象として保存する風習があったのかもしれない。
世界の発展途上国の生活風習などを見てもその可能性は大きく感じる。
骨を晒して日々拝む様な毎日と誰の目にも触れないように石室で厳重に保管するという現代のやり方。
果ては樹木などの根元に葬り姿かたちを変えて生きてゆくという新な考え。
あなたが髑髏を体に宿す時(洋服のデザインで、アクセサリーで着用するとき)
何か考え方は変わりましたか?
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