「チャラにする」 の由来
カタカナで表記される言葉って、若者言葉っぽくて、その歴史も比較的新しく感じる。
それはだいたいが英語をもじったものであることが多いためカタカナで表記され、若者受けがいいからなのであろう。
それを大学教授なんかが用いているのをみると、学生に影響されたのか?とか媚びているのか?などと詮索してみるが時にその言葉が古くから用いられてきた語であることに気付くと、相手が大学教授であることからも再確認もせずになるほど!と持ち上げたりする私の節操のなさには我がことながら驚かされる。
■「チャラにする」の由来
物事をなかったことにすることを「チャラにする」という。
チャラとは、口から出まかせを言うこと、またでたらめのこと貸し借りをなしにすること、差し引きゼロ、帳消しにすること、話などをなかったことにすること、などををいう。
チャラとはつまりは、「いい加減なもの」と考えるとわかりやすい。
実はその歴史は古く、江戸時代にもさかのぼりその由来は、「ちゃらぽら」や「ちゃらんぽらん」からといわれている。
確かにその訳が「いい加減なもの」であることからも理解に易しい。
「ちゃかす」「べんちゃら」「ちゃらちゃら」言われてみると確かに「ちゃら」の活用が多いことに今更気付かされる。
少し見方を変えて「真っ新(さら)にする」の「新(さら)」が「ちゃら」に転じたとの説もある。
こちらは関東独特の語の変化から生まれたと考えられている。
そういえば「チャラい」なんて言葉もある。
少し前、そう20年以上前に流行った言葉のリバイバルらしい。
言動が軽い様を表すというその意味からもまさに若者言葉。
これはチャラチャラからきているそうで、繰り返さずに形容詞化する接尾語「い」をつけることで生まれた。
この言葉が「チャラにする」と混同し、軽はずみな若者言葉に見えたのかもしれないと今更ながら思う。
教授ごめんなさい。だけど江戸からとはいえ、そのルーツは一緒かも知れない。
言葉が古いということが、その正しさを証明するものではない。
言葉は常に生まれており進化を遂げるのが世の流れ。
かといって「チャラ」に信用という意味ののっかった言葉が生まれることは今後もないだろう。
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