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「グラタン」 の由来
私はどちらかといえばこの食べ物があまり好きではありません。
急いで食べたい時に熱過ぎる。
あの、ドロドロと焼けた部分をMIXしたほどよい食べ方が理解できない。
何と一緒に食べていいのか分からない。
中に入れる具もそれほど好きなものがないなど…
そしてこれが一番!
腹に溜まらない。
強いてあげるなら焦げ目だけは好きですね。
今日は、そんな「グラタン」について。

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「グラタン」の由来
グラタン(Gratin)は、フランス語で「おこげ」あるいは「こげ目を付ける」を意味する言葉なのだそうです。
大元は、鍋にこびりついたおこげを「掻き取る」という意味のgratterという言葉からで、実際グラタンは容器の底または蓋の裏側に焼きついて焦げた料理の部分、つまり失敗した焼き料理のお焦げが美味しかったところから始まったといいます。
この辺の感覚は私も同じですね。
飯盒炊飯のおこげとか大好きなので…
つまり焦げめだけを楽しんで食べていた私は正しかったようです。
そしてもう一つ気になることがあります。
冒頭で書いた「腹に溜まらない」を満たしてくれるレシピがありますよね。
そうです。
ライスの入ったグラタン「ドリア」です。
よくよく考えてみると小さい頃は無かった気がするんですよ。パスタ屋さんとかでも。
歴史は浅いのでしょうか?
「ドリア」の由来
というわけで、ついでにドリアの由来を調べてみると、もともとはイタリアのジェノバの貴族であるドリア一族のためにパリのレストランが創作した料理を指したそうです。
ドリア一族って…ドラゴンボールに出てきそうなお名前で…
この時の所謂ドリアは、イタリア国旗の三色にちなんだトマト、キュウリ、鶏卵などの材料で作られたそう。
なんだかヘルシー。
しかしこれって現在我々の知るそれとは大きく違ったようです。
というのも今の日本ドリアはオリジナル商品だったのです!
戦前に『横浜ホテルニューグランド』で総料理長を務めていた、サリー・ワイルという方がおりました。
この方がお客様の体調に合わせて「シーフードドリア」をお出ししたそうです。
即興のオーダーメイドですね。
これがベースとなり日本中に広まっていったのでした。
確かに何でも米が入らないと始まらないのが我々日本人。
私も海外旅行へ行くときには必ずジャパニーズライスを持参します。
生粋ですね…汗
そいうえば海外にはドリアありましたっけ??
次に海外に赴いたときはピザやパスタばかり食べてないで検証してみたいと思います。
海外のグラタンならもしかしたら美味しいかもしれませんしね。

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吉田 - 2014年6月18日, 12:55 PM
グラタンをばかにするな♪