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「おののく(戦く/慄く)」 の由来
おのののか、分厚い筋肉におののく
解説しよう。
グラビアアイドルであり、その芸名がダジャレのような”おのののかさん”が映画のPRイベントに登場。
ブッキングされたマッチョな男性に囲まれておののいた(震え上がった)という見出し。
もちろん、おのののかさんが本当におののいたわけも無く、目を引く三流見出しを記事の制作側が作り上げたというのが現実だろう。
それ以上掘り下げる理由もなく、「おののく」というネタを拾ったという事でこの話はこれ以上広げないでおく。
「おののく(戦く/慄く)」の由来
「おののく」は漢字で「戦く」と書くとは言われてみてはっとした。
確かに戦場では震えるだろうが、我々の持つ「戦」の漢字ではマッチしない気がします。
この「戦 セン」という漢字、やはりこれも中国から伝わってきたもの。
その時すでに「震える」という意味があったのだといいます。
昔の人がすでに日本に存在した、恐ろしさ・寒さ・興奮などのために身体や手足が震えるという意味の大和言葉「おののく」に「戦」という字を当てたと考えるのが順当なようである。
現代中国語でもやはり「戦」は「震える」という意味を持つという。
しかし、日本語で用いるうちに、後になってそのニュアンスがいまいち伝わりづらことが判明したから、恐れ戦く(恐ろしさのためにからだが震える、またひどく恐れるの意味)といった戦くを説明する恐れなのか、震えをより強調する恐れなのか判別のつかないような用法が生まれたのかもしれない。
最初に取り入れた人は墓の中で、「しまった、やっちまったな~。」なんて反省しているかどうかはわからないけどね。
匿名 - 2016年6月2日, 11:14 PM
で、おののくの由来と語源は?