「セシウム」 の由来

いや~そんな物質知りませんよ。
いや一度聞いたことがある気もします。
そうそう!ウルトラマンがビィィ~ってやるあれでしょ。
(それはスペシウム光線・・・冗談は置いといて・・)
ある日を境にいきなり押しかけてなんなんですか??
連日新聞その他各種のメディアを騒がせて、最初は「この物質は重いから遠くには飛ばない」とか言っていたのに数週間後には普通に数百キロ先で観測されてますが・・
誰のおっしゃるお話を信じればよろしいのでしょうか?
だってあれなんでしょ。体内に入るとやばいんでしょ。
半減するのに30年て・・おいおい。
摂取しても半年したら体外に出ますって??信じていいの?
まぁ誰でも、口には顔には出さないけど不安ですよね。
そんな皆さん(本当は自分のため)のために今日は調べてみましょう。

「セシウム セシウム セシウム セシウム」

あんまり言葉には出したくないので連発した後は言葉を濁してお伝えします。
この物質って・・
原子番号は55の元素であります。「水平リーベ・・」ってやつでしたっけ?
だとしたら以外にメジャーかもですね。記号はCs。
柔らかくて黄色がかった銀色のアルカリ金属だそうです。
東京に黄色い粉(スギ花粉)が降ったのを騒いだヒトがいたけどあながち間違いでもなし?
この金属ってのがポイントで「重い」と言っていたのでしょう。
今となっては「他のものよりは若干重い」程度で解釈。
化学的・物理的性質は、ルビジウムやカリウムと似ているそうです。
ルビジウムとか知らないのですが・・笑
大きな特徴は、水と-116℃で反応するほど反応性に富み自然発火するそうです。
これは大きな特徴のようです。
Youtubeなどで「cesium water」と検索するすごいものが見れます。
しかしこれは私が求めている情報では全くありません。 笑
発見したのは2人のドイツ人化学者、ロベルト・ウィルヘルム・ブンゼンさんとグスタフ・キルヒホフさん。
1860年に当時の新技術である炎光分光分析を使って発見したそうです。
現在の用途は光電管の薄膜やGPS衛星(に搭載された原子時計)などだそうです。

放射性〇〇〇〇137

さて今回の核心部分放射性〇〇〇〇137について
各種メディアの報道の通り、半減期は30.07年の放射性同位体だそうです。
体内に入ると血液の流れに乗って腸や肝臓にベータ線とガンマ線を放射し、カリウムと置き換わって筋肉に蓄積したのち、腎臓を経て体外に排出されます。
やはり報道の通り、体内に取り込まれてから体外に排出されるまでの期間は100日から200日。
この期間ベータ線とガンマ線を放射し、体内被曝の原因となるため大変危険なものと言えます。
要するに体内に取り込まなければ問題はない!と簡単に言うことは・・どうなのでしょう。
生物濃縮というものがあるようです。
食物連鎖の過程で濃くなるってこと?
それなら取り込みやすい植物、体に取り込みやすい動物・魚を押さえておけばいいのだろうか・・
例えば放射性の放射性〇〇〇〇137は植物に移行しやすいらしい。
米では胚と糠層のセシウム濃度が高く、キャベツでは外縁部が濃度アップ。
なるほど部位もあるわけですね。
データがあるならもっと公表すべきだと思いますが・・
それとキノコにはご注意!
さらに屋外のものは濃度アップらしいです。
それと海洋汚染も深刻なので(目に見えて流しているので間違いありませんね。)魚類においては、生物濃縮により魚食性(汚染された魚を更に食べるってこと)の高い魚種(カツオ、マグロ、タラ、スズキなど)で高い数字が出やすいそうです。
一方、底生生物を主な餌とする魚種(カレイ、ハタハタ、甲殻類、頭足類、貝類)では比較的濃縮度は低いという週刊誌の見出しに異を唱える見解もありました。
大型の魚種ほど濃縮度は高く、若い魚及び高水温域に生息する魚は代謝が良く排出量が多くなるため蓄積量は少ないと考えられるそうです。
人間に置き換えると・・ それはまた次の機会に。

テレビでは「魚はすぐに排泄するから問題ない」っていってたのは怪しいな。
こうしてみると、魚はほぼアウトな気が・・
でも結局小売の前に数値測定すれば安全安全問題梨なあなたへ。
世界保健機関(WHO)の飲料水中の放射性核種のガイダンスレベルは平常時の値は10Bq/Lだそう。

*日本では一定の基準は無くWHOの基準相当を守っていたそうです。
しかし*今回の事故の影響から、放射性セシウムの飲料水中及び牛乳・乳製品中の暫定規制値をWHO基準の20倍以上に相当する200Bq/kgと定めたとのこと。
ちなみに世界危険レベルは1000Bq/kg。
これはあまりいいほうの情報ではありませんよね・・なんでもクリアしちゃうのでは??
ザルの目ずいぶん粗いのもってきたなぁ・・
落とす粒の数は最初から決まっていて、粒の大きさによってザルの大きさ変えてない?
WHOでは発癌性などの直接の原因等は認められないと公式に発表されているそうですが、染色体異常や、遺伝子の突然変異を生じ、放射性生成物の中ではもっとも有害といった意見もみられます。
私も巨大な〇〇〇なんかを実際に写真でみたので不安です。
と・・肝心の由来を忘れるところでした。

1860年前出のドイツのお二人の化学者さんが発見したときに、スペクトル線の2本が青色をしていたのだそうです。(えっ黄色じゃなかったの?)
そこでラテン語で青が「caesius 」だったことから命名したそうです。
色がそうだったからということで納得したのですが、ところでスペクトル線って何?
スペクトル線とは、他の領域では一様で連続な光スペクトル上に現れる暗線または輝線のことだそうです。
写真をみたところ、つまりは七色のリトマス試験紙に色の違う線が心電図みたいにでるってこと・・らしいです。
あ~ぁ物理とかやらなくてよかった。
この辺少し読んだだけで頭が痛いです。
なんだかネガティブな回になってしまったので明るい話で終わりにします。

スペシウム光線 すぺしうむこうせん の由来
宇宙を示す「space」と、カルシウムなどの語尾で「物質」の名前を示す「ium」を掛け合わせて作った造語。直訳すれば「宇宙物質」となります。
ウルトラマンもやっぱり難しいナイーブな物質なんだ・・




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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