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「信号」 の由来
当たり前と言えば当たり前。
交差点で見かける三色のあれ、名前は信号。
車社会の信号と言えば、横断歩道・交差点の信号ですが、考えてみれば飛行機にも電車にも信号はあるのですね。
信号の定義は、情報を伝達するために記号化、符号化したもの。
でも、何故そんな名前が付いたのかはちょっと疑問。
そこで漢字の意味を一つずつ調べてみると、「信」とは人間が発する言葉のこと。
「号」とは、大きな音を立てること。
実際に音を出したり言葉を発したりはしませんが、「信号」と二文字連なると、声が届かないほど遠くの相手に言葉以外の方法で何らかの意図を伝えることを指すというわけ。
「信号」の由来
交通信号機が生まれたのは1868年、場所はイギリス。
ロンドン市内にガスを使用した世界ではじめての交通信号機が設置されました。
当時はまだ自動車は走っていなかったので、馬車のためのものだったといいます。
現在の自動のものとは異なり、手動での操作だったそう。
また、ガスによる爆発事故を起こすこともあったそうで、決して便利なものではなかったようです。
現在のような信号機が設置されたのは、1918年のアメリカはニューヨーク。
日本に初めて信号機が設置されたのは1930年のこと。
当時の東京、日比谷交差点だったそうで。もちろん米国製。
そして最後に…本題。
それは信号機の三色について。
日本では信号機の「緑色」を「青色」と呼ぶ矛盾については子供の頃に誰しも抱く疑問。
これには理由があって、戦前に国内のマスコミが緑色だった信号を「青色」と報道してしまったのがきっかけなのだとか。
つまり…完全な誤報道から青になったというわけ。
もちろん、皆に馴染みやすい代表的な三色を選べと言われれば、〇〇レンジャーでもそうであるように、赤青黄色とくるのは誰しも納得するところ。
もう一つ難しいことを言うと、日本語表現上の「青」は青葉・青虫・青野菜といったように「green」と「blue」を厳密に区別しないという文化的傾向があったから。
なーるほど。
緑なんていったら青と黄色で作るしね。というわけで誤報も容認?
やっぱりあの色は緑だったんだ!すっきりした!
でも永遠に青と呼ばれるんだろうね。
今更緑とは言えないもんね。

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