Photo By Dave Fayram
「風水」 の由来
皆さんは、占いや、まじないを信じますか?
私は…どっちでしょう。信じるような信じないような…
当たっている時もあるし、全く違っている時もあるし…
そもそも人が言うことを信じるか信じないかという問題もありますよね。
今日取り上げるのは風水なのですが、そもそも風水が何かという所から話を進めていきましょう。
(え?まじないや占いと風水を一緒にするなと?まぁまぁまぁそう目くじらを立てずに)
風水(ふうすい)は、古代中国の考え方から来ていて、都市・住居・建物・墓などの位置を決定するために用いられてきたのだそうです。
風水では死後の世界を認めており、生者の居住空間を「陽宅(ようたく)」死者の居住空間を「陰宅(いんたく)」と呼ぶと言います。
そのよろしきを得れば、死者は永く幸を受け、生者はその子孫繁栄するというのが基本的な考え方。
その為に生者は、気の流れを物の位置で制御するのですが、この考え方だけは日本でも浸透している気がします。
というよりは、実は日本における風水は、完全に成立する以前の一部の理論のみが取り入れられているようです。
それが中国本土とは別の形で独自の発展を遂げ伝えられている、ある意味「都合のいいとこどり」のようですね。
日本で風水という名称で行なわれている占いの多くは風水そのものではなく、家相術や九星気学などのアレンジに過ぎないといわれています。
馴染みやすくて当然なのはそのせいのような気もしますね。
もう少し深く踏み込んでも宜しいでしょうか?
皆さん、いやいや私が理解できるのだろうか?
風水を大別すると、地形読破の術である「巒頭(らんとう)」
時間によって変化し天地間の気を判断する「理気(りき)」の二つに分けられます。
巒頭は、その土地の気の勢いや質を地形等の形成を目で見える有形のもので判断する方法。
理気は陰陽五行思想や八卦、易、方位など目に見えないもので判断する方法。
…うむ、この辺で終わりにしましょう。
十分由来説明の前提になったはずです。
「風水」の由来
風水はその漢字が示す通り「風」は吹く「かぜ」、「水」は天から降る「みず」つまり雨のことを表わしています。
昔から中国に限らずどこでも、風の向きや水の動きを読み取ることはとても大切なことだったのです。
風や洪水を予知することは、国を統治するために必要なことでした。
農作物の被害をできるだけ食い止められれば、それだけその土地は裕福な暮らしが出来たのです。
つまりは、風水を習得すれば国を我が物に出来たというわけですね。
それはそれは大きな力。
皆さんも風水を取得して天下を取りましょう。
時代が違うか…
最近のコメント