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「サラミ」 の由来
親戚の子守を頼まれた。
断り切れない事情でもなければ願い下げの仕事。
いや、仕事ならまだいい。報酬も無い。むしろ逆に出費した。
最初はゲームで慣らして、打ち解けてきたから適当にテレビを見せる。
それにも飽きてきたようだからドライブに連れ出した。
お腹がすいたと喚きだしたのでコンビニに立ち寄る。
好きなもの買ってこいとおっぱなしたら、同じものを15個も持ってきた。
驚いた。だってそれがサラミだったから。
こんなものどこがうまいんだ?
キリよく20個買って一つ口に放り込んでみた。
ンん…悪くはない。
けど腹の足しにはならない。
二つ目に手をかけながら隣に目をやると…
すでに7個ほどのカスが散らばっている。
まるでホットドックの早食い競争。
小学校にもあがらない女の子がサラミを口いっぱいに頬張る。
悪い夢を見ているような一日だった。
私は三つしか食べられなかったが怒るどころか呆れ返ったのは言うまでもない。
「サラミ」の由来
ところでサラミって何なんだ?日本語ではないだろうし。
結論から言えば、適当な表現では「乾燥ソーセージ」
つまり「乾燥腸詰」。
その由来はイタリア語からで、塩を表す「Salare」から来ているんだって。
なるほど、ショッパイわけだ。
英語の「salami」は、イタリア語の「salami」から。
「salami」の単数形は「salame」でこれが私たちが「サラミ」と言っているドライソーセージを指す。
でも、実は「salumi」だと塩漬けの肉を表すので、その中にはサラミだけでなくハムもソーセージ含まれるのだ。
すべて塩漬け肉だからね。
イタリア語のサラミも実はラテン語の「salumen」からきているのだそう。
意味は「塩漬けにした食材全般」だから同じことだね。
「塩漬け肉」でもいいけど、分かり辛いからやはり「乾燥ソーセージ」が無難な翻訳であると思われる。
●サラミの作り方
豚のひき肉に塩やラード、ラム酒などを混ぜ、腸詰してから、温度9℃前後、湿度70~75パーセントで60~90日間乾燥熟成を行う。
このようにしてサラミは出来あがる。
最近は塩だけでなく様々なハーブやスパイスを混ぜるらしい。
干す前に予め燻したり、茹でたりして調理するといった調理法の進歩もある。
料理をしない自分がいうのもなんだが、このくらいならできそうな気が…
いや待て、その調合が絶妙なはずだ。
二月以上待って失敗とかあり得ないし悔やみきれない。
やっぱりコンビニで一つ10円で買う方がお得である。何が入っているかはわからないけど…ね。
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