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「やすり(鑢・鈩)」 の由来
昔から「直す」というのが苦手だった私。
しかし、まさに今!直すのが楽しくて仕様がないのです。
その理由は、ユーチューブ。
そんなことを紹介して何の得があるのか?というほど情報が溢れています。
本当に便利な時代ですね。
手始めにストーブの芯の交換。
説明書はあるものの、その二次元の紙ぺらだけでは把握できない鈍い私。
細かな部分に引っかかり何度も挫折していたのですが…
動画で何度も再生しながら隣で作業するということを繰り返すこと数回、なんとか真の交換に成功しました。
前のシーズンから延ばし延ばしだったこの作業。
完成したその日は祝杯をあげました。
次の日は玄関のドアの鍵に挑戦。
これも長年の懸案事項。
20年以上も前の古いものだったのでサイズの合うものを見つけるのに苦労したものの、いざ作業を始めるとわずか10分程度で成功。
この日はワインをあけました。
波に乗り、いい気になった私。
今度は照明の付け替えに挑戦。
十分な下調べをしてから最寄りのホームセンターに出向き準備万端で臨むと、僅か30分でお気に入りのものに変えることができました。
三回の経験に基づいて、必要なのはパソコンとホームセンター、そして「やすり」であることが分かりました。
つまり情報と材料、そして微調整だけできれば、大概のものは直すことが可能と言うこと??
ちょっと調子に乗りすぎですかね。
「やすり(鑢・鈩)」の由来
やすりとは、細かな部分を削るために用いる手動の工具。
寸法に合うように、材料の形状を整えるのに、錆を落とすのに…
そう!微調整の優れもの、それがやすり(鑢、鈩)。
やすりの由来は、大きく分けて二つあると言います。
一つ目は「鏃(やじり)をする」の「やする」が「ヤスリ」になった説。
鏃とは、矢の先端につけ射当てたとき突き刺さる部分のこと。
狩猟時代の必需品、獲物を仕留めるには毎日磨がなくてはなりません。
なるほど、やすりの由来となったと聞いても不思議ではありませんね。
もう一つは、益々綺麗に磨くという意味の「弥磨(いやすり)」が「やすり」になったという説。
これはちょっと「あかすり」みたいですが、「する」と考えればこちらの説も捨てがたい。
由来を「や」からとるか「すり」からとるか、どちらも捨てがたい由来でした。
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