アイロンの由来

Photo By T-fal (ティファール)

「アイロン」 の由来

あまり外に出ない母親をショッピングモールに連れ出して数時間、待ち合わせ場所になんだか大きな荷物を抱えて向こうから走ってきた。
これ以上にないといった満足顔だったので開口一番に「何を買ったの?」と聞かずにはいられなかった。
袋から取り出したのはなんと…アイロン台。

今時そんな物をこんな場所で売っているんだという驚きと、そんなもの抱えて何時間も歩き回っていた母の姿を想像して思わず噴き出してしまった。

男には分からないけれど、女にとっては無くてはならない大切な物なのだろう。
帰りの車の中でも上機嫌でなんだか親孝行をした気になった自分がいた。

「アイロン」の由来

英語でアイロンはironとなります。これが由来。

ironとは鉄のこと。
これは当初のアイロンが鉄の塊だったことからきているようです。

鉄は正しくは「アイアン」であり、間違って「アイロン」と読んでしまったために、それが日本語として定着してしまったといった説もあるようですが、「アイアン」も「アイロン」も外国人が発音したのを聞くと、どちらも間違いとはいえないようですね。
それだけ日本人には聞き分け辛い音ということなのでしょう。

ネイティブスピーカーのironの発音をコチラで確認してみましょう。

ironの発音一覧

ちなみに、西洋製のアイロンが入ってきたのは明治になってから。
それまでの日本でも同じように鉄製のものがあったのだそうで、そちらの名称は「火のし」だったとか。

こちらは日本語でありながら言い辛いですね。
英語ではあってもアイロンでよかった~といった感想、皆さんも持ちませんでしたか?




著者: tossie
居住地域:北関東 年齢:70年代生まれ 趣味:釣り、散策 言葉の由来を調べています。言語学者とか研究家ではありません。 ただの一般人です。記事は仕事の合間に書いてます。 プロフィール詳細 Twitterでフォロー

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