「鉄拳(芸人)」 の由来
鉄拳さんは、吉本興業所属のお笑い芸人であります。
プロレスラーから劇団俳優を経てお笑い芸人という異色の経歴の持ち主。
得意のイラストを活かしてスケッチブックを持ち、80年代のアニメや漫画をテーマに「こんな○○はいやだ」といっためくり芸を得意とします。
ブラックユーモアが多く作品のキャラクターが首をつったイラストはお約束のオチ。
そして滑舌が悪いのもお約束!?
鉄拳という芸名の由来は、同名のゲーム鉄拳からきているのだそうです。
逆モヒカンの髪型はゲーム鉄拳のキャラクター三島平八を意識し、顔のメイクはデーモン小暮閣下ではなく、プロレスラーのロード・ウォリアーズを意識してとのこと。(アメリカの有名な兄弟レスラー)ゲームのファンで、プロレスもかじったことのある(もちろん観戦だけですよ)コアなファンの私には納得のキャラですが、その安易さが飽きられてか最近はテレビでその姿を見ることはありませんでした。
ところが、最近あることで再び脚光を浴びているというのです。
●「振り子」
朝のテレビ番組でのことでした。
片手間に見ていた私はその手を止めて完全に見入ってしまいました。
それはパラパラ漫画で、タイトルは「振り子」。
曲がったことが大嫌いな正義感の強い一人の男が、不良に絡まれていた一人の少女を助けるのでした。
好意を寄せる彼女を最初は拒絶していましたが次第にその距離を縮めて高校卒業後、彼女と一つ屋根の下で暮らし始めます。
彼の夢であるオートバイ屋の資金稼ぎのために彼女は結婚式も諦め、彼の夢を支えるのでした。
そんな彼女が唯一望んだ物は、振り子時計でした。
これからの二人を見守るように振り子時計はゆっくりと確かにその時を刻みます。
夢は実現され、彼はオートバイ屋の店主となりました。
順風満帆、彼女との幸せな日々が続き、一女を授かります。
しかし、現実は厳しく彼は資金繰りに悩まされ、バイク屋を畳まざるを得なくなります。
彼は現実逃避するように酒におぼれ、妻に暴力を奮うのでした。。。
続きは動画で
時を止めようと、時を取り戻そうと必死に振り子にしがみつく彼に私は涙しました。
格闘家出身という異色の経歴に照らし合わせ、「気は優しくて力持ち」というあるべき男性像を思い出さずにはいられませんでした。
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