tossie, 由来メモ 作成者 – 103ページ目 (134ページ中)'s Posts

「恙無い(つつがない)」 の由来

最近あまり使われていないけど、ちょっとかっこつけたい(頭のいいふり)をしたいときや、TPOに合わせて用いたいんだけど、実はその意味の理解は曖昧で突っ込まれると困るシリーズ! ってちょっと長すぎるタイトルで今日はお送りいたします。 今日取り上げるのは「つつがなく」と「とどこおりなく」の違いから。 例えばテレビやラジオのキャスターが 「つつがなく進行しております。」 これは正しい用法と言えるのでしょうか? 「つつがなく」とは、「無事に」や「問題ない」といった意味であります。 これだけだと正しく感じますが、 漢字で書くと「恙」で、いわゆる病気や災いのことを意味します。 「恙が無い」=「病気ではない」と言う意味で無事にということになります。 一方、「とどこおりなく」は「滞りなく」と書き、流れが中断されることなく、順調にとか支障なく、能率的に、首尾よく、怠りなくなど、予定や計画の時間に関する遅れが無... »

「寂しい・淋しい(さびしい)」 の由来

「寂しい・淋しい(さびしい)」 の由来

学生時代って考えたことそれほどなかったのですが、社会人になって、人に会う機会が少なくなると無性に「さびしい」という感情が芽生えてくるものです。 それでも一時的に実家に帰ったり、おぼんや正月と言った場合だと挨拶回り、同窓会といったオプションがあり「さびしい」を忘れてしまうものです。 前なら鬱陶しいと思えたことが、忙しいに鎌かけて自分にとって大切なことであったと再認識するのは自分が歳をとったせいなのかもしれません。 先はまだまだ長いとはいえ最近は一人暮らしのご老人の気持ちなども考えられるようになりました。 阪神大震災から17年を経過した神戸でも社会問題となっているそうで、震災時の助け合いが薄れ、最近は被災者の孤独死が増えていると聞きます。 非常に悲しいことですね。 社会との繋がりというものが活力となり、命を支えているというのは人間誰しも忘れたくないものです。 ごくたまにそのような一人暮らしのご... »

「マンホール」 の由来

車の運転中、たまたま停車したのがとあるデパートの前の道路に面した自転車駐輪場。 その隣に立て看板が立っていて、そこにはこう書いてありました。 「緊急時用マンホールトイレ」 初めて聞くこの言葉の、その組み合わせがあまりにも斬新だったので、青信号になったのにも気がつかないほど想像を巡らせてしまいました。 単純に組み合わせれば、マンホールの上に仮設トイレをのせるって絵なんだけど、果たしてそんなものにニーズがあるのだろうか? ただの仮設トイレでいいのでは?という結論に達したのですが、先日の震災時を思い出したのです。 電気が止まるというのはどういうことかというと、まず困ったのは車の運転中なら信号。全く不通。 これはかなり危ない。 国道などほぼノンストップで、横道から入ることは許されないほど無法地帯でありました。 自宅に帰ったなら今度は夜になるのが怖い。暗闇が待っているからです。 ロウソクなんてそうそ... »

「小癪な(こしゃくな)」 の由来

子供が戦隊ものの「ごっこ」をしています。 この「ごっこ」ってすごく大事なんですってね。 それが想像力なのか、発想力なのか、子供同士のコミュニケーション能力なのか、はたまた言語能力なのか・・ 言語といえば、難しい言葉を使っていたりするんですよ。 「小癪な!いい加減くたばりやがれ!」 言葉遣いはさておきまして、我々でもその説明に困る言葉ですね。 「小癪な こしゃくな」調べてみると、言動などがどことなく憎らしく、腹立たしくなるような気持ちを与えること。 また、そのさま。例として「~な言いぐさ」「~なまねをする」どことなく憎らしく、腹立たしい・・ この解釈を心に留めながら、再度子供の「ごっこ」に付き合います。 当然本気で相手は出来ません。 大人はいつも切られ役です。しかも完全に悪役。 ましてや、子供同士の輪に入ったなら、誰も悪役はやりたくないのでその数が2でも20でも自分は完全アウエーの多勢に無勢... »

「いかつい」 の由来

時代の言葉ってあると思うんですよね。 自分が若かったせいなのか・・ いやそんなことは無いはずです。 「いかつい」なんて昔は言わなかったはずです。 調べてみると、その意味は《ごつごつして、やわらかみがない》なのだそう。 そうか、自分の勘違いもあるのだなと思い直して(決して顔のことだけではない) 「いかつい」でネット検索してみたら、髪型・車・服・名前etc・・・そして顔と様々な「いかつい」物が出てきたんです。。 いかつい髪型で検索してみたら・・坊主かスキンそしてヤンキー。 いかつい車で検索してみたら・・アメ車とか改造VIPとか他には見かけないような形の車が。 いかつい服で検索してみると・・髑髏(どくろ)とかシルバーリングとかタトゥ、鼻ピアスが。 ついでにいかつい名前を検索してみたら・・鬼とか剛とかつまりはドラえもんのジャイアンみたいな名前が。 すべてがゴツゴツって訳でもない気がするのですが・・... »

「コダック(Kodak)」 の由来

コダック 朝一番から大きなニュースが飛び込んできた。 写真好きの私には若干ショックでもあった。 「米コダック、破産法の適用を申請 事業は継続 」 一つ目の驚きはアメリカの会社だったこと。 てっきり日本かとおもっていた。 それだけ身近だったし、コダックがなんとなく日本語のもじりのように考えていたからかもしれない。 いわれて見れば・・・あの写真現像の際の袋の色彩感覚は日本ではないし、コダックという会社名はドナルドダックに似ている気もしてくる・・・ いや問題は深刻なので茶化している場合ではない。 ■コダックとは… コダック(Kodak 、NYSE:EK)は、米国に本拠を置く世界最大の写真用品(写真フィルム、印画紙、処理剤)メーカーなのだそう。 世界で初めてロールフィルムおよびカラーフィルムを発売したメーカーとして広く知られています。 また、これはあまり知られていない(私も知らなかった)のだけれど... »

「GKB47」 の由来

日本全体の一年間の自殺者数ってご存知ですか? なんと14年連続で3万人を超えているというのです。 先日ショッキングな映画を見ました。 あるマラソン大会の中継画像が映っているのですが、 その参加人数がちょうど3万人。 「こんなに多いんですね。」とか「ほら、また死にました。」 みたいなコメントが入るんです。 3万人を365日で割ると82.19178・・・ 更に24時間で割ると3・4246575・・・ つまり私がこれを一本書き終える間に5人くらいは命を絶つという計算となってしまうのです。 そんな状況の中、政府が毎年3月に行う自殺対策強化月間のキャッチフレーズを発表しました。 (強化月間を選ぶなら五月病のでる時期のほうがいい気が・・・) 今年度は「あなたもGKB47宣言!」に決まったそうです。 内閣府の自殺対策推進会議で決まったそうですが、委員からですら「自殺対策としては違和感がある」と疑問の声が... »

「注文相撲」の由来

「注文相撲(ちゅうもんずもう)」 の由来

昨日の相撲でのお話。 やらせ問題もあって……いや私は元からそれほど興味はないか。 それほど興味も無い相撲ですが、今日のネットでのニュース記事が気になった。 大関把瑠都が唯一の全勝を守っていた。 外国人力士のせいもあって館内はブーイングの嵐。 そして、この日の対戦相手は同じ大関の人気者”稀勢の里”。 横綱白鵬の出番の前だが、間違いなくこの日の一番の注目の取り組みだ。 時間いっぱい。 館内は全ての目が二人に注がれていたことだろう。 そんな緊張感はコンマ何秒かでため息へと変わった。 立ち合い一瞬のはたき込みで把瑠都が勝利したのだ。 場内は珍しく「帰れ!」コールの連呼。(ちょっと生で見たかった) 過去のデータもそれに拍車をかけたのだろう。 対稀勢の里、過去17勝3敗で現在6連勝中。 取り組みの後、把瑠都は「体が勝手に反応した。見に来たファンの皆さんに申し訳ない」と謝罪したそうだ。 ”注文相撲” 新... »

「未曾有(みぞう)」 の由来

「人類史上未曾有の大事件」 そんなこと本当にあるんですかね。 私は未曾有を連発したり、軽々しく使う人をあまり好みません。 でも若干羨ましく感じたりします。 その意味が、「いまだかつてないこと。きわめて珍しいこと。」という、ピーターパンや一寸法師や最近ならアバターのような未知の体験的な神秘性を秘めていたり、また、漢字三文字で使うとちょいとだけ頭がよく見えるからかもしれません。 そんなことを言い出すからきっとこうなるんです。 「想定外」 だから私に未曾有という言葉は馴染みません。 東日本大震災やそれに伴う原発事故。 政府や電力会社が口にしたのは「想定外だから我々のせいではない。」 それならアメリカのハリウッド映画はどうなるのだろう。 人類の滅亡に大災害にエイリアンに遺伝子組み換えによるミュータント想定どころではないでしょう。 人間の想像以上の映像がそこにはあるではないですか。 人間は絶えず脳に... »

「心(こころ)」 の由来

心とは、人間の理性・感情・意志・知識などの働きの基になると考えられるもの。 気持ち・感情・精神など。 非常に理解しやすい表現ではないでしょうか。 他方では・・ 心(こころ)は非常に多義的・抽象的な概念である。 文脈に応じて多様な意味をもつ言葉であり、人間(や生き物)の精神的な作用や、それのもとになるものなどを指す。 これもいい所をついている気がします。 今日は、今年一年の私自身の大きな研究テーマとなっている、「心 こころ」について。 人間の行動はすべて心によって決められていきます。 善行も悪行も「こころ」一つでどちらに転がるか分かりません。 最近の社会を見ていると悲しくなるときがあります。 ゴミを平気で捨てる人、自分の子供を平気で虐待する親、人殺しのニュースを殺し方まで教授してくれるテレビ、身障者でもないのに車椅子ステッカーを貼り一番近い駐車場に止める大型車、世の中ルールを守らない人ばかり... »

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