Archives 2011 – 由来メモ

「白ばくれる(しらばくれる)」 の由来

「しらばくれる」・・・知っていながら知らないふりをすること。 私はしらばっくれるのが苦手です。これが辛い。 多くの真実を相手に伝えなければ気がすまない。 つまりは軽くお節介なのかもしれません。 でも人より多くのことが見えてしまうのです。 多くの未来が見えてくるのです。 だから相手が不幸になる前に伝えておきたい。 そういつも思います。でもやはりお節介なのかもしれません。 どんなに注意しても、言葉で伝えたところでそこは人間。 心の奥底から改心したり、生き方を変えなければ・・・ やはり同じ道に戻っていくのです。そんなものです。 だから見える人はどうするのか、それはいつも笑っているのです。 過去に自分が苦手だった人が目の前にいたとします。 あなたはどんな表情になるでしょう。 嫌悪感を隠そうと努力するでしょう。あまり目を合わせないことでしょう。 できれば会いたくないその人が目の前にいるのです。 仕方... »

「オシャカになる」 の由来

「オシャカになる」 の由来

物事がだめになること、作り損ねた不良品、使い物にならなくなったもののことを我々は「オシャカになる」といいます。 カタカナで書いた部分が主でありますが、この言葉の意味とこの単語どうにも結びつきませんよね。 そうなんです。 「お釈迦様」のことなんです。 実はこの「オシャカになる」と「お釈迦様」が由来で結びついているという 事実がスキャンダルされたので今日はそのお話。 ■「オシャカになる」由来 「オシャカになる」の由来は江戸の鋳物職人の隠語から出た言葉なのだそうです。 阿弥陀像を鋳るはずが、誤って釈迦像を鋳てしまったことからといわれています。 そんな大きな間違い本当にするのでしょうかね。笑 このお釈迦様が無駄になってしまったのでしょう。ちょっと罰当たりな気もしますが。 もう一つ面白い由来がありまして、「火が強かった(しがつよかった)」と、お釈迦様の誕生日「4月8日(しがつようか)」を掛けた洒落と... »

「埒(らち)があかない」 の由来

北朝鮮の金総書記が死去しました。 朝からテレビはこの話題で持ちきりです。 これからどのような体制がとられるのか。南との関係は? 独裁者がいなくなるとはこれほど影響のあることなのかと改めて実感しました。 日本にとっての脅威は核を含めたテポドンと、やはり拉致問題でしょう。 海岸沿いの町で突然神隠しにあったように家族が消えていったのです。 数十年後想像もつかない再会が待ち受けていました。 すでに亡くなったと報道された方もいます。 それでもまだ諦めきれず、情報収集し国に働きかける家族がいます。 いったいどれほどの人間が連れて行かれたのでしょう。 自らの家族のことに置き換えてみたなら想像を絶する苦悩です。 真実が知りたい。 これも家族の本音の一つでしょう。 そうこう考えるうちに一つの言葉が頭に過ぎりました。 「らちがあかない」 意味は、順調に物事が進まないとか、事態がはかどらない進展しない、 問題が... »

絆の由来

「絆(きずな)」 の由来

私は正直言うとこの言葉が嫌い、というか苦手です。 なんとなく偽善ぽくて自分には馴染みません。 でも3.11震災以降、日本では事あるたびに「絆 きずな」と文字が躍ります。 絆とは、断つことの出来ないヒトとヒトとの結びつき。ほだしとのこと。 この断つことの出来ないって部分が何だか重い。 無理に繋がりを持とうとしているように見えなくも無い。 そんな「不自然な、シガラミ的な繋がり」が私に馴染まないのかもしれません。 そこでスルーするところだった「ほだし」を調べてみると、 人の心や行動の自由を縛るもの。自由をさまたげるもの。 馬の足をつなぎとめるための縄。 手かせや足かせ。   といった更なる締め付けの色が濃いのでした。 ■「絆」の由来 由来もそういった締め付けから来ていました。 絆は昔、犬や馬など動物を繋ぎとめておく綱のことをいいました。 古くは平安中期の辞書「和名抄」に、そういった意味... »

「お歳暮(おせいぼ)」 の由来

師走になりました。 毎日毎日、我が家には宅急便や来客があります。 有り難い話ですが、うちではお歳暮という概念がないので(代わりにお年賀)どれもいただく一方。 なんだか申し訳ない気がしてきます。 うちで唯一パソコンの使える私は専らお礼状専門係が言いつけられ毎年、文章こそ一緒ながら季節の写真を添えて切手を貼り付け投函いたします。 上司や親戚・取引先に贈り物を送るというこの風習。 便宜や贈与といったものには当てはまらないのですかね。 確かに一年の終わりにお世話になった人に御礼をするという考えからすれば分からなくも無いですが、私がそう思うのは、貰う相手によっては下心も見て取れるからなんです。 それに不要なものとかも多いし・・会社の名前入りの置物とか・・ だからその由来を調べてみたいと思ったのです。 ■「お歳暮」の由来 ずばり結論から お歳暮は、「お正月にやってくる神様にお供えするお供え物」として始... »

「キザ」 の由来

ちょっと古いドラマを、再発したDVDで見ていたらこれ以上にないほど気取った男性が出てきて、それを見ていた主役の女性が不愉快そうな顔してこういった。 「キザなやつ。」 なんだか懐かしい言葉が出てきたぞ。 でも改めて考えて見ると、翻訳の比較的得意な私でも、この「キザ」の意味をいまいち理解していないことに気付いた。 気取った人?似合いもしないのに飾りすぎた人? それとも・・聞いていて恥ずかしいようなことを言う人? キザな台詞とか言うし・・ 全然違っていました。 気取るはそうなんですが、服装・言動・態度が気取っていていやみで反感・不快感を与えること(さま)を言うのだそうです。 ■「キザ」の由来 これも知らなかったのですが、キザは漢字で気障と書くのだそう。 「心配(気に障る)」という意味で使われ、心配事があるさまを表していましたが気にかかるの意味の「気障り」(きざわり)に発展し、さらに現代のように服... »

「姦しい(かしましい)」 の由来

大いに耳障りである。やかましい。かしがましい。 これは「かしまいしい」の意味。他にもある。 騒然としている。馬鹿の寄り集まりで意味のない話に夢中。 実はこれらは建前語で、本音はというと・・・ 女の煩いことに腹を立てたけど真ともに言えない男が考えた造語だというのです。 由来は、女は一人でいれば静かだが、二人三人と集まっておしゃべりに夢中になると、まことにやかましい。 そこから女三人集まった「姦」という字がつくられ、「かしまし」と読むようになったのだそう。 なんとも単純明快な由来メモ。 ●使い方 「まだまだ話はつきないらしい。女三人寄ればかしましいだね。」 こんなことを書くと、女性から猛反発を食うかもしれません。 でも上記同様に、何も言い返せない男性の一人でありながら今日は冷静に分析いたします。 初対面の場合、男性はというとお互いに敬語、なんとなく職場の上司との距離感に似てませんか? あえて打... »

「うんともすんとも」 の由来

返事などが全くないこと。 打ち消し語を伴うことで「うんともすんとも言わない。」といった形で用いられます。 最近感じるのはメールですかね。 電話って返さないと失礼って気持ちが強いものですが、メールって後でもいいやとか、先に内容がわかることからそれはスルーとか、けっこう失礼なことが平気でできてしまいます。 怒らせてしまった相手、ずいぶん連絡を取っていない元同僚もしかしたら元交際相手、初動を間違えるとそれが永遠の別れになるかもしれません。 注意したいものですね。 それでも返信が、返答が、時には挨拶ですら返ってこないという事実はなかなか心を打ち抜いてきます。 あらぬ心配や、勝手な憶測を呼び込んでしまいます。 それでも私たちは誰かと一緒ならなお更その不安を打ち消したいからこう言ってみることでしょう。 「うんともすんともいわないよ。」 不思議なもので和むんです。なんででしょう。 きっとこの言葉の持つ不... »

「いかさま」 の由来

私はおそらく人を騙すのが得意です。 相手の心理がけっこう読み取れるんです。 次はこのカードだろうとか、この表情は何かを企んでいるなとか。 表情や口元、動きや普段との対比、そうして更に相手の裏をかきます。 あまり私を知らない人間は「勘がいい」とよく言います。 しかしそれは「勘」ではなく、計算だったりします。 相手が私が「気付いてる」ことを気付かれないようなトリックを更に敷くからです。 つまり私は本当は「ペテンのいかさまやろー」なんですが、それはここだけの話にしておきましょう。 ちなみに私の欠点は、良心が顔に出てしまうということです。 だからそれを本業とすることは永遠にないでしょう。 ただ素質があるだけなのです。 ■「いかさま」の由来 イカサマ、いかさまとは、漢字では如何様(いかさま)と書き、「さもその様に見える、いかにも本物らしい」といった意味。 漢字があったとは知りませんでした。海の「イカ... »

「ゲイ」 の由来

海外のカフェ兼お土産屋さんでのお話。 買い物していたら気になるアクセサリーがあって、それをなんとなく手にとって見ていたらものすごいゴッツイ男の人が出てきて三つ買ったら一つサービスするよみたいな英語で挑発してきた。 最初から買うつもりだったんだけどこの店員がなんとなく鬱陶しくて一度店を出た。 「また考えてからくるよ。」 旅行日程の最終日にその店に再び立ち寄ったら今度はモヒカンの男性に代わっていたんだけどなんとなくナヨナヨしていた。 同じものを見ていたら近寄ってきて前回のゴツマッチョと全く間逆の接客であれはどうかなこれはどう?こっちもかわいいみたいなノリで楽しく買い物ができた。 でもなんとなく気になったのがどうにも彼は内股を崩さなかったこと。 店のディスプレイを指差して「あれ 私が飾ったのよ。」って感じの英語がとんできたんだけど〔話せないからたぶん〕 その時も相変わらずモジモジしてて内股で、声... »

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