Archives 2011年8月22日 – 由来メモ

「きりたんぽ」 の由来

きりたんぽとは、秋田地方の郷土料理のことです。 漢字では切蒲英と書きます。読めないですね。 炊き立ての米をついてつぶし、太い杉の串に竹輪のように練りつけて焼いた物のことです。 単純に田舎風に味噌を塗って食べたり、「比内鳥(ひないどり)」の地鶏スープを醤油味にして出汁を取り鶏肉や野菜をともに煮て「きりたんぽ鍋」として食べるのが主流のようです。 「きり」はやはり切ることだそうで、切る前の段階でのきりたんぽのことはただ「たんぽ」というそうですが勘違いしている人が多いようです。 私も最初に食べたのが味噌塗りだったので、それがきりたんぽだと最初は思っていました。 実際売る側も「きりたんぽ」と明記してますしね。 ところが、居酒屋でたのむと当然のように鍋が出てくるわけです。 これには最初戸惑いました。真夏だったし・・ こちらは「たんぽ」を二つに切ったものが入ってるので「きりたんぽ」となるわけですね。 食... »

「御殿まり(ごてんまり)」 の由来

ごてんまりってご存知でしょうか? 私は最近まで知りませんでした。 漢字では「御殿まり」と書きます。 最近では「まり」などと言ってもおそらく小学生あたりでは??って顔をされてしまうのではないでしょうか。 まぁつまりは「ボール」なわけです。 大きさは直径8cm~30cm程度まで様々で、土台となる丸いものに(最近では発砲スチロールなどもあるらしい)絹糸で模様をかがり、吊りひもや房飾りなどをつけて飾り物に仕立てたもののことです。 模様は幾何学模様や、梅、菊、麻などの花や植物の文様などが主です。 私がなぜ知ることになったかと言えば祖母が作っていたからです。 「ぼけ封じにになるから」と笑いながら作るその作品の細かさといったら・・・とても真似はできませんし、するつもりもありません。 先生について製作していたそうですが、その先生は肝心要の製作テクニックを教えてくれない。 業を煮やしたうちのおばぁちゃんは、... »

「ねぶた」 の由来

遠い場所の夢物語そんなふうに思っていたのですが、最近は身近な場所でも見ることが出来るようになりました。 関東辺りまでは、けっこう「ねぶた」がやってくるのです。 もちろん本家の終わった後だったり、古いものだったり理由や制約はあるのでしょうがとにかくありがたい。 最初に見たときは大変感動しました。 二度目三度目になると、その感動は最初ほどではないにしろ、その分冷静になり、細部にまで目がゆきわたります。 昼間見るとその作りの細かさに感動し夜に改めてみると、ただただその勇ましい姿や、飛び出してきそうなほどの表情の豊かさに圧倒されるのです。 「いやぁ~あのねぷた、すごかったなぁ~。」 「おいおい、ちょっと待てよ。ねぶたとねぷたは違うから。」 青森の友人がよく怒っていたのを思い出します。 ねぶたとねぷた何が違う? 簡単な違いはやはり「場所」のようで、ねぶたは青森市、ねぷたは弘前市となります。 弘前市近... »