Archives 2012年12月13日 – 由来メモ

「上前を撥ねる(うわまえをはねる)」 の由来

他人に取り次ぐ賃金や代金の一部を自分のものとする。 また、かすめとることなどを上前をはねるといいます。 しかし、考えてみると我々の現代生活でこの言葉を用いる機会は減っているようです。 それは代用のきく便利な言い方「ピンはねをする」が存在するからであることに気付きました。 ただ、本来の「ピンはね」は「上前をはねる」とは違いきっちり一割を取ることを意味することは覚えておきたいものですね。 ピンというのはカルタやサイコロ賭博で使われていた言葉で、ポルトガル語で点を意味するpintaがその由来なのです。 1の札や1の目をピンとよぶと考えると、ピン芸人といった用い方のようにやはり「1」をあらわすということが理解できますね。 ということで「ピンはね」の由来を軽く流したところで話を今日の本題「上前をはねる」に戻します。 ■「上前を撥ねる(うわまえをはねる)」の由来 「上前」とは「上米」が転じた言葉なのだ... »

「鯖(さば)を読む」 の由来

鯖を読むとは、年齢や体のサイズ(身長・体重・3サイズ)などをごまかす事。 実際の数値より大きく言う事を、鯖読み(さばよみ)といい、実際の数値より小さく言う事は、逆鯖(ぎゃくさば、逆サバ)と呼ぶというのははじめて知りました。 ただ、現代の日本語においては「逆鯖」を用いるケースは極めて少なく、実際より大きくても小さくても、「適当に答えてごまかす」ことを鯖を読む言っていることがほとんどであるらしい。 自分に置き換えてみると、私は鯖を読んだことがほとんどない。 これは生まれもったものの影響が大きいので大きなことは言えないが、見た目は実年齢より若く見られるし、慎重もほどほど体重は軽すぎるくらいなので特に体格に関しては不満も無い。 もちろんそれが女性であったならバストの件やウエストの件や、いくら少なくても過ぎることのない体重の件など様々な案件が出てくるのだろう。 男からみても、バストは大きいことに越し... »

「維新(いしん)」 の由来

最近世間を賑わせている「維新」という言葉が気になりました。 江戸から明治にかけては、日本の変革の中でもたいへん大きな意味を持っていて、幕末の志士の名前の認知度からしてもそれは明らかであります。 日本では単に「維新」と呼ぶ場合、明治維新(めいじいしん)を指すことが多いわけですが「維新」と付けられた思想、名称は日本だけでなく他の国にもたくさんあるのだそうです。 例えば阮福晃の治世で用いられたベトナム阮朝の元号(1907年~)が維新 (阮朝)。 大韓民国の大統領朴正煕が標榜した政治スローガンは維新体制。 大正改元時に、新宗教大本教の出口王仁三郎が唱えた政治的宗教思想は大正維新。 昭和維新、世界維新戦争、平成維新などなどたくさんの維新が存在し、新世紀維新といえば、かの小泉純一郎首相が提唱。 そして今、世間をににぎわす橋下徹の大阪都構想に基づいた政党「大阪維新の会 」と時代の流れは繋がっているようで... »