「フェルトペン」 の由来
準備というのは事前に知らされるものですが、その期間というものには注意を払いたいものです。
それが前過ぎれば当日がいつなのかを忘れがちだし、それが近すぎれば、買い物などの十分な準備期間がもてずに不満が出るのではないでしょうか。
イベントの準備に前々日くらいに呼ばれ、リストを渡されたことがあります。
準備期間が一日しかなく困ってしまいました。
私の家はホームセンターですら10キロ以上あるので、買い物はまとめていく事が多く、値引きの恩恵にあずかれる大型店は更に10数キロ。
向かうときには買うものを決めてから向かいたいものです。
準備リストを覗きながら、首を捻ったものがあります。
それは「フェルトペン」。
私は普段からマジックペンは持ち歩いているのですが、それではダメなのでしょうか?
時間の無い中、お店に向かう車の中で考え込みました。
「フェルトペン」と「マジックペン」と「サインペン」
お店に着くと、早速文房具コーナーへ。
考えるのも面倒なので、店員をつかまえてフェルトペンを見つけてもらいます。
バイト店員は私が常時携帯するのと同じマジックペンを持ってきました。
これでいいのか?と確認すると、バイトだったようで困惑した表情を浮かべながら「聞いてきます」とだけ言い残してどこかに消えていきました。
数分ほどして社員らしき男性が現れたので、私の疑問を再度説明しました。
あぁその件かといった表情で、彼はゆっくりと説明しました。
「芯の軸にフェルトを使っているものがフェルトペンでございまして、皆さんよく質問されるのですが、マジックペン(正確な商品名はマジックインキ)やサインペンというのは商品名なのですよ。」
■「フェルトペン」の由来
うちに帰って調べると、確かにフェルトペンとはインクの入った容器にフェルトを芯軸として挿入したペンであると書いてある。
間違いはなさそうだ。50本も買ってきてしまったから・・・
フェルトペンは1791年にイギリスの貴族によって考案されたものなのだそう。
室内の装飾へ用いられていたフェルトを切り取り、先が細くなった金属の筒へはめ込み、インクを染み込ませながら用いたのが最初。
このアイデアが民衆に伝わり、19世紀の後半には工業的に生産されるようになっていったといいます。
日本においては1953年(昭和28年)に寺西化学工業から油性マーキングペン「マジックインキ」が発売されたのが最初とのこと。
その後、他のメーカーも追従するように油性マーキングペンの販売を始めました。
その中から、ただの模倣ではなく改良や工夫を凝らした派生商品が次々に登場していき現在に至るということです。
確かに油性であることから書くものを選ばずに大変重宝します。
まぁしかし今日驚いたのはやはり、マジックが商品名だったことですね。
それだけ浸透しているってことでしょうがこの事実あなたは知ってました?
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