「日本ガイシ」 の由来
「日本ガイシ」 の由来についてまとめたエッセイです。由来だけ手っ取り早く知りたい人は下のほうまで飛ばして読んでね。
「ハニセラム」とはなんぞや?
新聞の広告で見つけたこのおまじないのような言葉。
「あかさたなはまやらわ・・・はにせらむ・・・」
あってもおかしくなさそうだけど明らかな間違い。
ハニセラムとは!?
ハチの巣構造のセラミックス。
なるほどだから「ハニセラム」と。
その役割は排ガス中の有害成分を化学反応で無害化するといいます。
何に用いるの?それはクルマの排気系。
ハニセラムは、優れた排ガス浄化性能を持ち環境をよくするお手伝いをしているというわけ。
ハニセラム、それはハチの巣状のセラミックス!!! ためになるな~ということで今日は・・・終われない!
■「日本ガイシ」の由来
ハニセラムは日本ガイシさんの商品。
新聞広告にもしっかり会社名が書かれていました。
でもこの「日本ガイシ」さんていったいどんな会社?日本なのに外資系?
いや単純なイメージですよ。
日本ガイシは日本碍子と書くのだそうです。正式社名は「日本碍子㈱」。
「碍子」の漢字が読みずらいため、カタカナ表記になったのだそう。
電力用がいし・セラミックス製造を主力とする愛知県名古屋市瑞穂区に本社を置く企業で1919年日本陶器(現ノリタケカンパニー)のがいし部門を分離して設立されました。
ここで我々には単純な疑問が沸き起こります。
碍子とは何?
ガイシとは電線などを絶縁しならが支持する目的の固形絶縁体のことなのだそう。
電柱などに白い陶器製の器具が取り付けられているのがそれで、100万ボルト(1,000kV)の超高圧送電線用のがいしを製造できるのは、なんと世界広しといえど日本ガイシだけ。
そんなわけで碍子において世界シェアの約30%のシェアを誇ります。
なるほど世界に通用するガイシを持つから会社の名前も日本ガイシとそのままなわけですね。
そして今度は同じ素材を用いた「ハニセラム」で社会に貢献してくれます。
そしてガッチリ儲かっちゃうわけですな。
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