「大工職人」 の由来
大工さんてすごいよね。
金槌とノコギリで家作っちゃうんだよ。
ほんとすごいよね・・・とは昔の話?
今の時代は金槌はホチキスのようなものに変わりノコギリは電動でどんな太い木もすーいすい。
話を聞けばノコギリを使ったとしてもホームセンターの使い捨てだとか。
手入れをする手間を考えるとその方が安上がりらしい。
カンナなんて現場ではもう見ることがない?
材料もベニヤ板とか合板材ってやつ。つまり買ってきた時点で面もできているというわけ。
なんだかプラモデルですら苦手な私でもできそうとは・・・さすがに言いすぎか?
現場で仕事しているならまだいい方かもしれない。今は組み立て式の家も増えている。
部屋ごとにできてきて、現場ではそれをのっけて組み合わせるだけ。
おお!なんてこったい。70日くらいでできるんだって?
今度組み立ての現場を拝みたいものだ。
さてそんな職人さんのこと・・・大工さんて呼んでいいの?
■大工職人の由来
職業の呼び名として大工という言葉が一般的に用いられるようになったのは江戸時代も後期になってからのことなのだそう。
「大匠」と書いて 「おおたくみ」と呼ばれていたらしい。
古くは建築技術者の職階を示していたそうで、木工に限らず各職人を統率する長、もしくは工事全体の長となる人物をさしていたのだ。
律令の制定により国家の建設業を担当した役所は、木工寮というところ。
その役所の担当した技術職の職制は、大工(おおきたくみ)、少工(すないたくみ・すくなたくみ)、長上工(ちょうじょうこう)、番上工(ばんじょうこう)の4職課に分かれており、行政事務官の役付は、頭(かしら)、助(すけ)、充(じょう)、属(さかん)の4等級。
大工、少工は各一人づつの担当次官の関係であったようです。
やはり大工さんって偉い人のことをいったのですね。
そこから派生した役職名が今でもたくさんのこっているとのこと。
では現代の家づくりをしている方々をなんてお呼びすれば…
やはり、、、現場監督?
棟梁 - 2018年2月17日, 12:02 AM
大工職人の由来
読ませていただきました。
なかなか面白い目線でしたね。
ただ大工は現代プレカット時代になり若い世代は刻みが出来ないというより 刻める現場がないと言った方が正しいですね。
ただやはりプレカットも100%ではありませんし
特に屋根(入母屋等)になると隅木は現場加工です。 若い大工もこの時代になっても親方につき修行していますのでプレカットミス やプレカット工場では出来ない加工を最後は大工がしています。
たしかに昔よりは作業自体は簡単にはなりましたが それでもDIYの延長では収まる範囲ではありません。
鉋も使いますし 鑿も使います。
もちろん指矩で勾配も出します。
ちなみに丸鋸は太い木は切りません。
最新でも2寸2分(66mm)までです。
太い木を切るのは新築に関しては製材所で材木屋なのでカテゴリ違いですね。
リフォームにしても太い構造材になるとチェーンソーが一般です
一部の大手ハウスメーカーはプレハブになっていて「今の時代は…」と よくピックアップされますがシェアとしては一握りなもんですね。
当方大阪の大工ですが大工仲間でも噂止まりです。
あと現場監督も職種が違いますね。
監督は工務店や依頼側の職種で施主の意向
発注 工期等 一連の流れを具体化し現場をスムーズに進めるための職種であり 大工とは密接な関係にはありますが全く別物。
素人相手に冷静にコメントするのもあれですが
浅すぎたので由来ついでにもう少し掘り下げて
欲しいと思います 何事も掘り下げていくといろんな職種に歴史があり 形を変えながらも伝統を受け継いでいるものです。
かすがい - 2020年2月2日, 1:10 AM
甘いですね。
ネットで情報を集めれるこの時代だから仕方ないのかな…。
金槌とノコギリでお家が作れる… せめて指矩と墨壺で家が作れると言ってほしかったな。
金槌とノコギリは素人がつかってもそれなり。
大工の真髄は指矩。これは素人には使えない。
たぶん材木屋さんと大工さんと監督さんといろいろ混じってんだな。
たしかに合板はつかいますね!
合ってます! ただプラモデルが苦手な方には扱い難しいかもです。
ちなみに施主様のご意向があれば無垢材でカウンター造作もありますし 階段の刻みもございます。 他のコメントされている大工さんもおっしゃっていますが未だに掛矢持って棟上げしてますし
隅木は現場加工で生で届きます。
大工の仕事は時代の流れに乗っているだけで必要なことは全て受け継がれています。
当方新築も請けますし増改築リフォームも請けます。 思っているほど簡単ではございません。
なので絶滅危惧種になってきています。
素人が簡単に真似できる技術職はないんです。
そういうことです。