「フリーランス(freelance)」 の由来
憧れの響き「フリーランス」
日本語では自由契約のことを言う。
自由である以上、すべてを自分でこなさなければならない。
仕事は簡単には舞い込んでこない。それだけ実力が必要とされる。
だが出来高、成功報酬だから上限がない。
高みに立ちたければフリーランスは必要最低条件だろう。
英語のフリーランスを調べると、一つ目には、 「フリーランサー」と同じとある。
フリーランサーとは自由契約者のこと。
一定の会社や団体などには所属せにず、仕事に応じて自由に契約すること。
主にジャーナリストや俳優・歌手などに多いとある。
二つ目が非常に興味深い。
主君を持たず自由契約によって諸侯に雇われた騎士のこと、いわゆる現代の傭兵(ようへい)のことを言うのだそうだ。
もしかしたらこれがその由来に関係するのだろうか。
■「フリーランス(freelance)」の由来
英語「freelance」の由来は、中世にまで遡る。
その時代、王さまや貴族は戦争の度に傭兵と契約して戦争に臨んだのだという。
傭兵はグループごとに分かれて行動していた。
槍騎兵 (lancer) が自分の従卒として歩兵や弓兵を連れている形が多かったらしい。
そのため契約の際には槍の本数=1戦闘単位としてカウントされたのだ。
そのような契約形態から、敵勢力と契約を交わしていない(free 自由)戦闘単位 (lance 槍) を指す言葉として「freelance」が生まれたのだ。
近世以降フリーランスは、組織を離れて働く状態を指す言葉に変化する。
フリーランスのフリーが、政治的立場が自由であることを意味するものとなったのもこのころから。
政治的立場、そこには金が不可欠だが表面上それはあってはいけないこと。
お金に縛られる人間を自由と呼ぶのか。
それは永遠のテーマ。
元はお金で雇われる傭兵からきたフリーランスが示すのはやはり仕事の絡んだ間柄と言えるのではなかろうか。
日本の政治家は、政党に所属していなければほぼ発言権がないといっていい。
単身で活動する政治家もいるが、それにはやはり実力が必要だ。
申し訳ないが大多数の政治家はバックのついた傭兵にしかみえない。
やはりこの国は「自由」を見失っているのだろうか。
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