「ズコット」 の由来
少しシャレた店・・・でなくても最近はデザートに力を入れる店が多い。
量は少なくても美味しいものをという、贅沢な胃と体質の私は定食やよりもそういった店を訪れる機会が多い。
大概男性客は私1人という場合が多いが、最近はそういったことにも慣れてきた。
ただ、それ以上に困るのは料理に関する知識が低いので見たことのないカタカナ料理が何を示すのかもわからなかったり、発音を間違っていないかと気にしたりすることだ。
幸い口とお腹は何でも受け入れられる体質で、好みにもうるさくはない。
何でもこいで、相談するのは価格だけ。適当に指さしても恐れるものはないもないのだが一つだけ拘るものがある。それが食後のデザート。
何を食べても終わり良ければ総て良し、後味よければそれまでが全て帳消しとなる。
(だったら料理店にこだわるひつようがないのでは?という意見もごもっとも)
だけど、その難解なデザートカタカナ表記に閉口することが多い。
■「ズコット」の由来
好きだけど嫌いなのが、ズコット。後で説明するがその響きが好き。
あの丸みを帯びたビジュアルも好み。触感がよさそうだからだ。
しかし、いざ注文をすると、どこの店で食べてもわたし好みではない。
そもそもスポンジが苦手。チョコもあまり好まない。ナッツなんて入れる人の気がしれない。
なんて・・・・すべて個人の趣味趣向の問題です。
だけど・・・店のショーケースなどに並んでいるのを見かけるとどうしても頼んでしまう。
それはやはりあの丸いフォルムが原因なのだと思う。
ズコットの由来は、まさにその形からきているのだという。大きく分けて二つ。
一つは、15,6世紀頃の兵士のドーム型金属製兜「ズッコット」から。
もう一つはカトリック教会の聖職者の半球形頭巾(帽子のように頭にのるあれ)
カロッタのトスカーナ俗語での別名である「ズッケット」(zucchetto)からというもの。
ちなみにズッコット、ズッケットどちらともズッカ(zucca、カボチャ)から派生した語らしい。
なるほど、どちらも丸みを帯びているわけだが、あの聖職者の頭にのせた半球形頭巾というのは
見た目にもズコットかもしれない。感触も色もほどよい。(触ったことはないからもちろん想像の域だが)
さすがに兜だと、内面でなく表面をチョココーティングしたいところ。
さて、そのズコットで私が想像する(なんとなく愛着を持ってしまう)二つの言葉が派生かどうかというお話。
一つ目はファッションブランドzucca。買うことはそれほどないのだが、名前やロゴはけっこう好き。
こちらのブランドのデザイナーは日本人、小野塚秋良(おのづか あきら)さん。
つまり「塚」からきているわけでズコットとは何の関係もない。
もう一つはアニメ「機動戦士ガンダム」に登場する水陸両用モビルスーツ、ズゴック (Z’GOK)。
デザートを選ぶ女性の皆さんにはなんのこっちゃというお話。
ズゴックの由来は・・・・・すごっく強いから
もちろん何の関係もないよね。
そうか!やはりその形か。海から頭を出したズゴックになんとんく似ているんだよね。
あの丸みが。
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