Photo By Roberto Verzo
「落花生」 の由来
私は好んで食べることがありません。
理由は乾燥した食べ物が苦手だから。
親が嬉しそうに殻をとって丁寧に剥いて口に放り込む姿を見ながら育ったので、高級でなかなか食べられないものだから食べなきゃ損。
そう思いながら無理して食してきたのですがどうにも好きになれない。
「あまり食べすぎると鼻血が出るよ。」
何度も何度も言われてきたけど、その意味するところは栄養が高いからそうなるという教えよりも、子供のくせにあまり食べるなよといった嫌味の方が強く感じたのは我が家だけだろうか。
今日はエピソード満載な落花生の由来。
「落花生(ラッカセイ)」の由来
私は今の今まで大きな勘違いをしていたようです。
落花生という漢字を見て、落ちるという漢字から実は地上になる物だと思っていました。
ところが、調べてみると地中で実を作ることから落花生の名前が付けられたというのです。
落花生はもともとが漢名。落ちるのは花の方。
これも読んだままで当たり前と言えば当たり前なのですが、花が咲くのは地上という当たり前の感覚からするとわざわざ落ちることを説明する必要があるのか?と捻くれた意見を言いたくなるものです。
ただ、落花生の特殊さはその先。
花が落ちた後、子房柄(子房と花托との間の部分)の下の部分が伸びて地中に潜り、そこに実が生るのだそう。
なるほど、芋類のように根っこに実がなるというより、地上から地下に伸びた茎の一部のようなものから実がなると。
そういうことでよいのかな?これは知りませんでした。
落花生は南米原産で東アジアを経由して、江戸時代に日本に持ち込まれたと言われています。
大陸から入った「落花生」は音読みされて、「ラッカセイ」と言うようになったのです。
古くは、音読みの違いで「ラッカショウ」とも言われていたと言います。
これ言い辛いですね。
ちなみに、同じ物であっても現在の日本では皮のついたものを落花生、剥いて味付けしたものをピーナッツというのが一般的だそう。
どちらにしても私は好まないわけだけど・・・
今日もまた一つ勉強になりました。
是非畑に足を運んで確認してみたいものです。
週末は千葉ですね。
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