
Photo By Floyd Stewart
「カシ(樫、橿、櫧)」 の由来
カシの木は”樫”の漢字があてられているが、これは材質が堅いことから作られた国字であり、中国では”櫧”の字を使うらしい。
”橿”の漢字を用いることもあるが、こちらは元々はモチノキにあてられていた。

Photo By TommyHAGA
モチノキも同じ常緑樹で堅いことから、しばしばカシと間違えられたらしい。
曖昧に思えるが、いざ山の中に入るとどの木も同じように見える。
本当だってば。
葉の形や色、裏の違い、幹肌、高さ、様々な要素で区分するらしいのだが素人には全くわからない。
普段よく聞くようなブナ・クヌギ・ナラでもその判別は難しい。
私にわかるものなんて銀杏くらいか・・秋なら紅葉。
んん、、、情けない。

Photo By Toshihiro Gamo
堅いという特徴だけでなく、粘りがあり強度も高く耐久性に優れている 。
そのため、道具類・建築用材などによく使われるとのこと。
ただし、この堅いという特性は逆を言えば加工がしにくく、乾燥しにくいといった難点がある。
民家の垣根に植樹される主要な樹木の一つでもあるのは常緑樹であるため、防風林としての役割も大きいそうだ。

Photo By 盧裕源
”樫”その歴史は古く、万葉集には三首に詠われている。
しかし、その多くは当て字に近く、いくつかの種類がある。
また、その分類(ナラ、クスノキなどとの違いによる)も地域や国によって変わってくるようだ。
つまり、私のような素人にはどうにも判別はつかないという結果。
カシとは堅いから「樫」と書く。
それで十分である。
たまにはこんな締め方でも構わない?
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