行事

「お歳暮(おせいぼ)」 の由来

師走になりました。 毎日毎日、我が家には宅急便や来客があります。 有り難い話ですが、うちではお歳暮という概念がないので(代わりにお年賀)どれもいただく一方。 なんだか申し訳ない気がしてきます。 うちで唯一パソコンの使える私は専らお礼状専門係が言いつけられ毎年、文章こそ一緒ながら季節の写真を添えて切手を貼り付け投函いたします。 上司や親戚・取引先に贈り物を送るというこの風習。 便宜や贈与といったものには当てはまらないのですかね。 確かに一年の終わりにお世話になった人に御礼をするという考えからすれば分からなくも無いですが、私がそう思うのは、貰う相手によっては下心も見て取れるからなんです。 それに不要なものとかも多いし・・会社の名前入りの置物とか・・ だからその由来を調べてみたいと思ったのです。 ■「お歳暮」の由来 ずばり結論から お歳暮は、「お正月にやってくる神様にお供えするお供え物」として始... »

「チャペル」 の由来

結婚式に参列しました。 私にはクリスチャンでもないのにチャペルで挙式することがあまり理解できません。 それでも現代人的感覚も持ち合わせているので、あのオシャレな雰囲気でスタートをきりたいという気持ちは理解できなくもありません。 しかし、慣れというものはおそろしいもので、何度も参列すると当然比較してしまうものです。 もちろん生伴奏、生歌といったものはすばらしく、規模などは違えどそれなりにどこも評価できます。 ホールも音響を考慮して作られていますよね。 今回も都内と言うことでそれなりの期待を胸に行ったわけですが、若干がっかりさせられました。 控え室の豪華さに比べるとホールは若干物足りなく、式の途中でブラインドが上がり、木漏れ日で演出するはずが・・生憎の悪天候で魅力は半減。 パルプオルガン位は・・と思ったらグランドより見劣りする程度のピアノ。 バージンロードに飾られた花と蝋燭にはそれなりの魅力を... »

「お盆とお彼岸」 の由来

日本人はお墓参りが大好きです。 おかしなことに宗教観はなくてもお墓参りは欠かしません。 正月には神社、結婚式は教会、亡くなればお寺の墓地へはいります。 お布施は言われるがまま払い、自分の代で途絶えても永代供養を申し出て旅立ちます。 主にお墓参りを欠かせないのが年に三回。お盆と春と秋のお彼岸です。 今日はこのお墓参りの日、「お盆」と「お彼岸」について調べたいと思います。 どちらもその名前については前から不思議でした。 なんとなく仏教用語である気はしますが、その意味については全く未知・無知であります。 それぞれ、三月・八月・九月。これもなんとなく疑問。 なぜ一月足らずで再びお墓を訪れるのか? そんな疑問も解決できたら嬉しいです。 今日は同時に二つの言葉を調べることにしましたが、それには訳があります。 どちらも経緯が同じようなのです。 その語源はサンスクリット語(古代インド語)にあり、漢字に訳さ... »

「七夕」 の由来

7/7。この7が二つ並ぶことの幸福感。年に一度だけ男女が巡り合えるロマン。ちょうど梅雨時でその年に一度の日にですらなかなか出会えない神秘性。「節句」の回でも取り上げた「七夕」が今日のテーマです。「たなばた」「七夕」漢字の七は理解できますがなぜ「タ」なのか。「たなばた」の言葉自体にも意味はあるのか。そのあたりを調べてみましょう。 七夕は「しちせき」「たなばた」と読むそうで、日本の他にも台湾、中国、韓国、ベトナムなどでも節供、節日の一つになっているそうです。元々は中国の行事であったようで、日本へは奈良時代に伝わったそうですよ。それがそのまま日本に定着したのではなさそうで、日本にも同様の物語「棚機津女(たなばたつめ)」というものがあったそうです。この「棚機津女」の物語は?というと棚織津女が機屋(はたや)にこもって、村の災害を取り除いてもらう為、神様の一夜妻になるという話なのだそうです。なんだか鶴... »

「お祭り」 の由来

夏といえば!花火に海そして・・祭り!「おまつり」といえばわっしょい♪わっしょいと威勢よく、掛け声合わせてお御輿を担ぐのが定番ですね。そんな今日は「お祭り」用語を調べていきたいと思います。 最初に「お祭り」祭りは、「祭る」の連用形が名詞化したものだそうです。神仏に物を奉げたり、差し上げることで「奉る(まつる)」と同源と考えられるそうです。奉げる ささげる と 奉る まつる がキーワードのようですね。でも私は「祭り」は待つことからって聞いた気がしますが、、ネットの専門用語での「祭り」も最終的には、神の「降臨」を待つわけです。そんな意味で「祭り」使い方うまい!って気が個人的にはします。騒ぎ=祭り→降臨調べてみると他にもありました。まつらう説。 「まつらう」という古語の名詞形。神のそばにいて奉仕するという意味。「まつりあう」同じ祖神(そしん 神様として祭る祖先のこと)を同胞が「まつりあう」という説... »

「節句」 の由来

四月に入ってドライブに出かけると所々で鯉のぼりを見かけます。 もうそんな時期なのですね。 五月五日は端午の節句、男の子の節句です。 ところで、この「節句」という聞きなれない言葉が気になります。 調べてみましょう。 節句は伝統的な年中行事をおこなう、季節の節目となる日のことだそうです。 古くは「節日(せきにち)」といわれていました。 「節供」とも書いたそうです。 やはり節目(ふしめ)の節なのは間違いなさそうですね。 江戸時代には現在の祝日に当たる日が五日しかなかったそうです。 今は増えすぎですね。それに・・ 昔はすべて意味のある日が当てられていたはずなのですが、現在はご都合主義で第〇月曜日とかが多いですもんね。 「今日は休みだけど何の日?」 どうにかならないものでしょうか。話がそれそう・・ その五日が「五節供」と呼ばれ重要な日とされていました。下記参照。 正月七日、七草の節句「人日(じんじつ... »

「歌舞伎」 の由来

最近ビッグカップルが誕生しましたね。 ドラマなどに出演されてもそれぞれが個性あるキャラ、演技で輝きを放つ歌舞伎役者のみなさん。 そんなに儲かるの?そんなに有名なの? 歌舞伎に触れたことのない私には??だらけ。調べてみましょう。 「歌舞伎(かぶき)は、日本独特の演劇で、伝統芸能の一つである。」 これではよくわからないですね。なるべく解り易くがんばりましょう。 歌舞伎の由来は、「傾く」(かたむく)の古語にあたる「傾く」(かぶく)から「かぶき」だといわれているそうです。 ああ!あの斜めになって トットット っと石川五右衛門みたいなキャラが手を広げて花道をゆくあのスタイルのことなのでしょうか? だとすれば解り易いですが・・ 戦国時代のおわり頃から江戸時代のはじめに京や江戸で「かぶき者」と呼ばれる人々が登場したそうです。 派手な衣装や一風変った異形を好んだり、常軌を逸脱した行動をとっていたとか。 た... »

「花見」 の由来

「花見」 の由来

3月に入り次第に暖かな日が多くなってきました。そろそろお花見の季節ですね。 本日は「お花見」の由来について調べてみたいと思います。 お花見は日本で古くから毎年の風習として定着している行事です。春先に「桜」の花が咲くと一斉にみんながその桜を愛でるという名目に飲めや歌えの宴会を行います。 花見の起源 さてこの風習は、いつごろから行われているのでしょうか。奈良時代から平安時代にかけて、貴族たちの間で行われた花を見ながら歌を詠む会が「花見」の起源とされます。 今では、花といえば「桜」がもっともポピュラーですが、昔は花といえば「梅」が人気だったようです。 万葉集の時代、中国からの文化の影響で梅の花を主題に読んだ歌の方が、桜を読んだ歌よりも圧倒的に多いようです。その後、中国からの遣唐使の廃止により、梅よりも日本固有の桜の花が好まれるようになります。 一方、一般庶民にとってのお花見は、歌を詠むというよう... »

Page 2 of 212