「心中」 の由来
一家心中、無理心中、最近はネット心中なんてのもありますよね。 もちろんあまりいい言葉ではありません。 様々な事情により、複数で「自殺」という選択をすることを「心中」と言います。 しかし、この漢字に私は納得がいかないのです。 なぜに、「心の中」なのでしょうか。 心の中は様々で、すべての人が弱いわけでもなければすべての人が人生の最後を「自殺」で終えるなんてことはもちろんありません。 その選択を強いられる人の心の中は、苦痛・無念で満ち溢れているはずです。 もちろん希望もそこにはあるでしょう。 「来世では一緒になろう。」とか「これで楽になれる。」など。 つまり心は様々なはずなのです。なのになぜ、死を選んだ人だけに、この漢字を与えたのでしょうか。 心中とは そもそも心中とは本来、「相思相愛の仲にある男女」が「双方の一致した意思により」一緒に自殺することを言ったそうです。 これは情死(じょうし)ともい... »
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