Archives 2012年8月29日 – 由来メモ

「パタゴニア(patagonia)」 の由来

昔、学生だった頃都内の洋服屋をうろついていた時、えらく人気のあるブランドを見つけた。 それがパタゴニア(patagonia)。 アウトドア系のブランド、その程度の認識だった。 当時の自分のスタイルは全く別のものであり、購入の意思はなかったが、あまりにもいい年のおじさんたちが飛びついているから気にならないわけはなかった。 あのくらいの歳になったら着るようになるのかなぁ・・・ あれから十数年。 東京を離れてライフスタイルも変わった。 それほどオシャレに気を使うこともなくなり、好きなブランドも様々に変化した。 そして「いい歳をしたオッサン」の興味ははとうとうパタゴニアにやってきた。 着やすいもの、着心地のいいもの、機能性に優れているもの、そしてちょっぴり主張している大人の服。 いつのまにか選ぶものにパタゴニアが多くなり、それに合わせてクローゼットにアウトドアブランドが増えた。 あの頃よりは落ち着... »

「ゴミ」 の由来

「ゴミ」とは、物のくず、不要になった廃棄物。汚い屑。漢字では「塵」や「芥」。 そんな解釈は当たり前なのだろうけど、私にはその境目がよく理解できない。 買い物に行き、必要なものを買う。 すると、包装紙やらレシートやらビニール袋やらその必要な一つを取り囲む品々がもれなくついてくる。 家に帰り開封すると、それらは一つずつ剥かれて、処理され、片付けられて「ゴミ箱」へと処理されていく。 必要なものが不要へ変わる瞬間だ。 鮮やかな転身である。 それらの品は、袋に入れて収集車に引き取れらてゆき焼却され最終的に埋立地へと運ばれてゆく。 どうにも儚い一生だ。 ■ゴミの由来 ゴミは、主に農家で「木の葉」をあらわす言葉だったと言われている。 このことは、各地の方言で見て取れるのだそう。 例えば、長野県では木の葉を「ゴミ」、落ち葉を「マツゴミ」と呼ぶところがあるらしい。 愛知の方言では落ち松葉を「ゴ」と呼んだり、... »

「風呂敷」 の由来

夏祭りの手伝いに行ったときの話しだ。 着物を扱うのに付き物なのが「風呂敷」。 最近はこんなときにしか見かけなくなった。 親からお遣いを頼まれて、預かった品を風呂敷で包み、とある店まで運んだ。 「あら、やけにおおきな風呂敷ね。大風呂敷・・ぷっ」 いくら親から預かり届けただけの私でも腹ただしい。 「大風呂敷」あまり感じのいい言葉ではない。 自分の言葉で笑う緩さも三流芸人みたいであまり好感はもてない。 そんな私の表情を感じてか、姿勢を正して神妙な面持ちで先方が聞きなおした。 「こんな大きな風呂敷、そうそうは見かけませんがどちらでお求め?」 もう遅い。 私の機嫌はそっぽを向いている。 「相撲部屋ででも求めたのでしょう。」 適当にいなして相手の顔も見ずにその場を離れた。後で親に聞いてみると、購入先は分からなかったが確かに珍しい大きさなのだそう。 測って見れば一坪ほどの大きさもある。 相手にそれほどの... »