「ピアノ」 の由来
比較的万能に運動も工作も勉強もこなしていた私ですが、唯一苦手だったのが音楽。
今でこそお気に入りのバンドの曲を聞きながら作業するといったことが日常となりましたが、小学校、中学校では他の教科より評価が二段階以上落ちる音楽がコンプレックスでした。
中でも苦手だったのが、鍵盤ハーモニカと縦笛。
テストのときはいつも憂鬱でした。
でもあれって今思えばセンスはもちろんのこと、反復練習ってのが間違いなく必要なので、忍耐力が無くすぐに結果を求めてしまう私には、はなから向いていなかったのだと思います。
そんな私でも周りのバンドブームにのって高校時代にはギターを購入します。
しかしやはり挫折します。(二行で済むくらい挫折が早かった)
それ以来、楽器なんて触ったことがありませんでした。
ところが先日、引越しの手伝いでいただいた小さな小さな子供用のピアノとの出会いが私の人生を変えたのです!
持って帰って適当にひいてみると、これが面白い。もちろん小学校低学年程度の簡単な童謡しかひけませんが、幼いとき全くできなかったせいか、少しひけるだけで達成感と充実感そして優越感を与えてくれるのです。
■「ピアノ」の由来
ピアノは弦をハンマーで叩くことで発音する鍵盤楽器の一種であることは皆さんもご存知ですよね。
鍵を押すと、鍵に連動したハンマーが対応する弦を叩き、音が出る。なんとも上手くできた楽器です。
現代の標準的なピアノは88鍵を備え、音域が非常に広く、クラシックオーケストラの全音域よりも広いといいます。
その名前の由来はイタリア語からで「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」の略なのだそう。
よかったですね。こんな長い名前でなくて・・・
意味は「弱い音と強い音の出るチェンバロ」
徐々に省略されていくうちに「ピアノ」と呼ばれるようになったのです。
「ピアノ」の前は一般的に「ピアノフォルテ」(pianoforte)や「フォルテピアノ」(fortepiano)と呼ばれていたのだそう。
現在でも楽譜には「ピアノフォルテ」または「フォルテピアノ」、略して “Piano” や “pf” と表記されていますよね。
(音楽は本当に苦手だからそんなこと聞いたこと無いけど知ったかぶり)
現代ではイタリア語・英語・フランス語でも 「piano」と呼ぶのが一般的。(伊・英では pianoforteも使用はされている)
ドイツ語では「ハンマークラヴィーア」(Hammerklavier)。
ロシア語の正式名称は “фортепиано” (fortepiano) らしいけど・・・読み方わからないorz
日本においては戦前の文献によると、どうやら「ピヤノ」と呼んでいたらしいという驚きの事実も。
「ピヤノ」と「ピアノ」どちらが読みやすいかと考えてみるが、まぁ人それぞれでしょうかね。
さて私の小さい頃からの疑問。それは天敵であった鍵盤ハーモニカ。
私はピアニカを使っていたのですが、最近はメロディオンと言うらしい。
というか呼んでいるのを聞いたのですがどちらが正しいのか?
実はピアニカはヤマハの商品名、メロディオンはスズキ楽器の商品名という違い。
ちなみにキョウリツの商品にはメロディピアノというのもあるらしい。
なぜこんなことになったのか?
それは鍵盤ハーモニカには楽器としての名前が無かったそうで、商品名が先につけられてしまったのだそう。
なるほど!と手を打ちながらもう一つの事実に気づきました。
「ピヤニカ」じゃなくて「ピアニカ」ね。言いやすいから「ピヤニカ」って呼んでいた気がするorz
「ピヤノ」じゃなくて「ピアノ」なんだから当たり前の話なんだけど・・・
もも - 2017年1月3日, 10:57 AM
ピアノがそんな長い名前だったなんて・・・。
私はピアノも鍵盤ハーモニカ家にあるので毎日ひきざるを得ません。
でも、名前や意味などは知りませんでした。
ミキティ - 2017年5月23日, 1:47 AM
私も小中の頃は、音楽の実技試験は天敵で中でも小学校時代は合格曲数がノルマに達しないと夏休みでも学校に来なさい、だったのでその時期が音楽嫌いのピークでしたが、高校生の時に担当講師から、これは単位を落とす為の教科ではないよ、と言われ音楽好きになりました。高校を卒業し、音楽教室でピアノを体験した時にはその先生から誉められますますピアノ好きになりました。
優等生 - 2021年11月29日, 7:54 PM
コレね!知ってた〜乙です〜!
匿名 - 2023年1月28日, 3:47 PM
初めて知りまし。
情報ありがとうございます。
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