「アルペン」 の由来
あなたはスキーとスノーボードのどちらを好みますか?
と聞いてみるが、どちらかに優越をつけるつもりはさらさらない。
それはいわゆる、晴れが好きか雨が好きかとか、車が好きかバイクが好きかといった趣味趣向の違いから発生するものであり、「それでいんじゃない」といった程度の問題であるから。
ただ、その競技スタイルや服装を見ると好みの違いが生き方の違いにも見えなくもない。
スノーボードというと、やはりルーズとかいわゆる流行りものとか若者向けといったイメージでスキーはといえば、古臭いとか無難とか年配向きとか・・・まぁ優越をつけないといった以上どちらにも辛口に書いてみる。
その競技スタイルも独特で、どちらかといえば前者がトリック中心であるのに対して後者はタイムトライアル形式が多い気がする。
どちらかといえば私はスノーボード派であるが、スキーにも敬意を表している。
それは一つ恐ろしすぎる競技があるからだ。
それは「アルペン」。
■「アルペン」の由来
アルペンスキーは、ヨーロッパアルプス地方で20世紀になって発展したスキー技術。
スキーの原型であるノルディックスキーから分化し、ビンディングの踵を固定することにより滑降に特化して発達したスタイルのこと。
滑走速度はレジャー目的では40km/hから60km/h程度までだが高速系競技では100km/hを越えるという。
そのスピードが恐ろしい。
時速100km・・・生身で・・・雪だけではない。
氷もあれば自然の木々も生い茂る。自殺行為といっても言い過ぎではないだろう。
ずばりアルペン(Alpine)とは、ドイツ語で「アルプスの」という意味。
つまりアルペンスキーとは、山岳学地帯、アルプスでのスキーとなるわけ。
あの高い標高の山々を滑り降りるといわれれば確かに納得の競技だ。
ちなみにクロスカントリーというのは、森の中を進むもので、北欧式のスキーなのだとか。
なるほどスキー競技は、それぞれの地形に合わせて生まれ育ってきたスタイルというわけですね。
おっと、スキーとスノーボードの違いを生き方の違いと最初に書いたけどスキーの中での競技の違いそのものが、生き方の違いだったということに驚きつつ形の違いだけでものを分けたり差別してはいけないんだよという自分の中でのいい教訓にもなった気がする。
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