「ケチャップ」 の由来
小さいころトマトってのが嫌いでね。
四分の一カットみたいなのが給食で出ると最悪で見ないように触れいないようにしながら他の食べられるものをかき込んだものだ。
だけど、今でも鮮明に覚えているのが、何かの拍子に学校でそれを口にして時のこと。
みずみずしくて美味しくて、それ以来大嫌いが大好きに変わった。
ただの食べず嫌いだったのかもしれないが、食べない空白の時間に自らが成長したのかもしれない。
昔は食べられなかったのに、大人になったら美味しく感じるものって結構ないかい?
ラッキョウ、セロリ、パセリ・・・・
だけで不思議なことがあるんですよ。ことトマトに関しては。
食べられないのに、ポテトフライにめちゃくちゃケチャップつける子供みかけません?
あれはおかしい。絶対おかしい。
■「ケチャップ」の由来
ケチャップとは、正確には野菜、キノコ、魚などを原料にした調味料のこと。
つまりトマトを用いたものはトマトケチャップと呼ぶのが正解。
だけど、トマトが主流のアメリカや日本では単に ケチャップと呼ぶことが多いようだ。
では外国では何を用いているのか・・・例えばイギリスではクルミやマッシュルーム。
マッシュルームの苦手な私・・・イギリスのケチャップがマッシュルームだったなんて・・
現地で食べたけど全く気が付かなかった。
ケチャップという言葉が生まれたのは、どうやらそのイギリスで辞書には「東インド奥地のソース a high East-India Sauce」と紹介されていたという。
東インド奥地とは、どうやら東南アジアのことらしく、そこで作られていた魚介類の塩漬けを発酵させた液の呼び名がその出所と考えられる。
南語、台湾語では実際に小魚やエビの塩辛を kechiap、koechiap 鮭汁 と呼ぶそうでこれがマレー半島を経由してイギリスに伝わったと考えられる。
他にもいくつか説があるようだが、それぞれの時代や呼び名をみても上の説がもっとも有力と考えるのが妥当だろう。
今日一番勉強になったのは、ケチャップは魚介類でもキノコでも、野菜でも作ることができるということだろう。
知らぬが仏とは・・・このことか。
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