Photo By Albert Lynn
「スバル(SUBARU)」 の由来
車の会社”スバル(SUBARU)”の社名については、星座からきているというのはなんとなく想像がつく訳だが、その六連星(むつらぼし)のマークには深い意味がある事を知る人は少ないのではないだろうか。
富士重工業そのものを指す固有名詞として使用されることも多いスバルだが、実は富士重工業が展開する自動車製造部門のブランド名であるという情報を最初に記しておく。
1917年、海軍機関大尉であった中島知久平という人が軍を退役し、群馬県太田市に「飛行機研究所」を創設した。
これが富士重工業の最初。
その後「中島飛行機株式会社」と名前を改め、1938年には軍の管理工場となり本社も東京に移転、日本各地に工場や研究所・飛行場を多数増設する。
終戦後は「富士産業株式会社」と社名を変更し存続の意思を示すが、財閥解体指令を受けることに。
現在の「富士重工業株式会社」が設立されたのはそれから少し経過した1953年のこと。
航空機の生産を再開するだけでなく、自動車生産も手掛けることに。
そこに集まった出資会社は富士工業・大宮富士工業・宇都宮車両・東京富士産業・富士自動車工業の5社。
この5つの会社と富士重工業で合併書に調印、その後、富士重工がこれら5社を吸収合併する形で富士重工業株式会社が生まれたのだ。
六連星の6つの星というのは、もちろんこれら6つの会社のこと。
6社互いに結束・融合し、大成する事を願って発案されたとのことだ。
六連星とはまさに6つの星が集まって出来ているプレアデス星団の昴の事であり、また6つの星(会社)を「統べる(すべる)」という意味もあるのだそう。
私のまわりでのスバル人気が高い。スバルは裏切らないらしい。
それはきっと結束の固さからきているのだろう。
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