言葉

「根掘り葉掘り」 の由来

田舎のおばさんてなんであんなにしつこいのでしょうね。 ~ちゃんはどこの学校に入ったの? 今何してるの?どこの会社に入ったの?その会社ってなんの会社? どこに住んでいるの?結婚してないの?子供は出来た? 畳み掛けるように根掘り葉掘り質問がとんできます。 お隣にすら興味を持たない都会であったなら、平穏に過ごせたはずなのに・・・ 答えたくないことも知られたくない話も隅々までしつこく聞いてきます。 ただ、あの相手のことを考えずにズケズケと物を申せる会話術というかコミュニケーション能力には、時に感服させられます。 なんでそんなこと知っているの?というくらいご近所の話に詳しく、なぜかIT系の「貴方には全く関係ない話でしょ」といった話題にも明るかったり。 使ったことも見たこともないのになぜに詳しい。 本当の好奇心なのか、ただのおせっかいなのか、はたまた暇つぶしなのか。 私は特に初対面が苦手で、共通の話題... »

「アベノミクス」 の由来

支持率70パーセントを越えたんだって。 株価が上がってしかたがないんだって。 円高だったことなんて皆忘れだしたっていうよ。 デパートの売り上げが2割増しで、高額商品の上の界の方が特に賑わってるんだって。 自動車産業に活気がもどったってきいた。 自民党の候補者相手だと対抗馬がでないらしいよ。 でもでも 消費税が上がるから前倒しで買い物してるんじゃないかって見方があるんだって。 日本人は流されやすいから政府とマスコミ一丸で「景気がいいじゃないか」騒ぎを意図的に巻き起こしているといった意見もあるんだって。 日本がバカ高い値段で化石燃料を買い漁るから外国が足元見て値上げ。 そりゃ円安になって当たり前だろって言う人もいるよ。 既得権を擁護しながら成長戦略イノベーションとかうそ臭いっておっしゃる学者さんもいらっしゃるんだって。 1500万も子供に投資できる祖父母ってそんなにいるのかよって疑問の声も上が... »

「板に付く」 の由来

言われてうれしい言葉、そうでもない言葉ってのはあるものですが、それは時に自己評価とタイミングの問題が関係している場合があります。 私がその例として感じた言葉は「板に付く」 経験を積んで、態度や物腰、服装などが地位や職業などにしっくり合ってくることを「板に付く」と言います。 慣れない仕事の中で、上達した証として他者からは褒められる場合に用いられることが多い言葉ででありますが自分ではすっかり一人前であると考えていたり、それなりにキャリアを積んでいる相手に対して用いた場合はどうでしょう。 相手が気分を害する場合もあるのではないでしょうか。 ■「板に付く」の由来 「板に付く」はもう一つの意味である、役者が経験を積んで演技が舞台によく調和することの方からその由来がきていると言われています。 「板」は舞台の板のことを指すそうで、「つく」ことはその場に適応することを意味します。 芝居する役者が経験を積ん... »

「青姦(あおかん)」 の由来

性的な隠語ってのは、その存在を知られることを嫌うかのように斬新な名称が多いものです。 読み方も内容も知らずに、うっかり口にする場所を間違えると後で大変なことになります。 私もその手の言葉には弱いので大変苦労します。 そんなわけで?今日のテーマは「青姦」。 漢字に「姦(よこしま かしましい)」の字が入っているのでそれなりの言葉とは認識できますが、読みが「あおかん」なので、それだけ聞いてもなんのことやら・・・な方も多いことでしょう。 ネット上でも「せいかん」って何ですか?なんて質問がいくつかみられました。 青姦(あおかん)とは、屋外での性行為のこと。 英語ではoutdoor sexとなります。 皆さんはしたことがありますか? (そんなこと聞くなよと) 「青姦」の由来 「青姦」の青」は青空を指していると考えるのが正しいようです。(ちなみに青い空でない夜でも青姦です) その際の性行為については基本... »

「デート」 の由来

今日は、「あいびき」を調べてみようと思いつきました。 「あいびき」とは、相愛の男女が人目を避けて会うこと。また密会と言った意味を持ち江戸後期から使われ始めた語なのだそうです。 ひらがなで「あいびき」と書くと、その意味に誤解が生じますが、漢字で書く場合「逢引」となり、豚肉と牛肉を混ぜ合わせたひき肉「合い挽き(合挽き、合挽)」とは無関係なようです。 私はこの二つルーツが近いものであるかのような疑いを持っていたので、「逢い引き」にもなにやらドロドロとしたものを想像していたのですが、二つの由来は全く関係ないようです。 「逢い引き」が生まれたのは江戸時代。身分制度があった時代です。 お互いに好き焦がれていても、その身分の中で自由な恋愛ができなかったその時。 人目を避けたり、密会することは現代とは違ったやましさがあったのでしょうね。 さて今に生きる我々はというと、見合いも恋愛も駆け落ちも自由です。(こ... »

「おけらになる」 の由来

お金がなくなりスッカラカンになることを「おけらになる」と言いますよね。 これは、もとは博徒やすり仲間の隠語からきたといいます。 この「おけら」とは何なのかという話ですが、これは「ケラ」という虫からきています。 ケラ(螻蛄)は、バッタ目キリギリス亜目コオロギ上科ケラ科に分類される昆虫の総称で、地中での生活に特化したグループです。 田んぼに水をはると出てくる生き物ですよね。(田舎に住む人には馴染みの生き物) 日本では「おけら」という俗称で呼ばれることが多いとのこと。 ただし、「虫けら」については虫全般を指すのであって、今回とりあげたケラとは関係がないことだけ断っておきます。 私もこの愛くるしい生き物の存在を知っていたので、「おけらになる」が「ケラ」からきたとするならあの虫のどこからその由来がきたのか気になるところでありました。 ■「おけらになる」の由来 「おけらになる」つまり無一文になることの... »

「スパム」 の由来

「スパム」といえば? 「ホーメル食品が発売しているポークランチョンミートの缶詰だよ。」 なんて答える人はごく稀。 もちろんその答えは、皆さんもお困りの迷惑メールのことですよね。 今日はその由来が面白いから聞いてください。 ■「スパム」の由来 スパムとは、受信側の意向を一切無視して大量に一斉送信されるメールのこと。 その由来はイギリスのコント集団「モンティ・パイソン」のコントからきているのだそうです。 レストランである夫婦の客が、何を頼もうかと熟慮しています。 それを取り囲んだたくさんの人たちが、店員の口からスパムと聞こえるたびに「スパム、スパム、スパム、スパム」と連呼。 夫婦はそのような状況下で「スパム」を頼まざるおえなくなったというお話なのだそう。 その連呼されたスパム(SPAM)というのが冒頭で取り上げたアメリカのホーメル食品(Hormel Foods Corporation)が販売す... »

「銭ゲバ(ぜにゲバ)」 の由来

「銭ゲバ(ぜにゲバ)」 の由来

「山田花子!銭ゲバ夫と離婚危機か」 すみません。今日もニュースの見出しから。 でも放っておけないです。 決してネタ集めではありませんのであしからず。 山田さんといえば、ユニークで愛らしい顔立ちと、オドオドしたキャラクターで人気の吉本興業の女芸人。 どんな大物相手にも臆することなくボケる芸風で一世を風靡しました。 そのギャラは億単位とも言われていますが、その恥じらいのないキャラから想像もつかないほどの奥手で、男性経験がないのは周知の事実、でありました。 キスですら、番組の企画での罰ゲームでも恥じらいを見せるほどです。 そんな山田さんにもに2010年に春が訪れました。 大先輩明石家さんまさんが司会を務める番組の企画で出会ったトランペット講師福島正紀さんとゴールイン。 第1子も誕生し順風満帆な生活を送っているかと思いきや・・・頭のタイトル。 一体ぜんたい何が起きているの? 山田夫婦には、「夫婦生... »

「走馬灯(そうまとう)」 の由来

人が死ぬときにはその人の人生が短編映画のように流れるのだそうだ。 逆に、そのような現象があらわれ出したときに、自らの死を悟るという逆パターンもあるらしい。 考えただけでゾットするのだけれど、そのような状況をいつも想定して、そういった見えない世界に憧れを抱いてしまうような私のような人間にはいざその時を迎えたとしても、そのような「走馬灯」的な状況は浮かんでこないのだろうと思われる。 人間なんてそんなものだ。 ■「走馬灯」の由来 「走る馬の灯り」そのような漢字を書くものだから更なる誤解を招くのかもしれない。 走馬灯、もしくは走馬燈(そうまとう)とは、実は内外二重の枠を持ち影絵が回転しながら写るように細工された灯籠(灯篭)の一種のことなのだそうだ。 つまり回り灯籠のことで、その姿はお盆などに仏壇の前に飾ってあるあれを想像すればいい。 その歴史は江戸中期からで、最初は夏の夜の娯楽として登場したのだそ... »

茶々を入れる

「茶茶を入れる(ちゃちゃをいれる)」 の由来

私は「ちゃちをいれる」のが得意です。 ところが、その話をしている傍から友人にちゃちをいれられました。 「それを言うなら『ちゃちゃ(茶茶)を入れる』だよ。」 と。 やられた。 確かに口ざわりだけで「ちゃち」と言っていたのですが、調べてみると紛らわしい事実が浮かんできました。 「ちゃち」 安っぽいさま 「ちゃちゃ」 ひやかし気味の冗談。じゃま。 というわけで、「ちゃちゃを入れる」だと、じゃまをするとか、水をさすという意味になるのです。 「ゃ」一つで大きな違いがあるもんだよねと、上手く話をそらしてその場は適当に誤魔化しました。 ■「茶茶を入れる」 「ちゃちゃを入れる」のちゃちゃは漢字では「茶々」と書きます。 由来には有力なものが二つ説が出てきました。 一つ目は人名からとられたという説。 その人の名前は、戦国時代に豊臣秀吉の側室であった「茶々」。 茶々は、近江国の戦国大名であった浅井長政の娘で、そ... »

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