言葉

「牛耳る(ぎゅうじる)」 の由来

組織を自分の思い通りに動かすことを牛耳ると言います。 言葉を使うことはありますが、漢字が「牛耳る」だとは夢にも思いませんでした。 その由来はというと、古代中国に遡ります。 諸侯が同盟を結ぶとき、その中心人物である盟主が牛の耳を割くのです。 何に使うのか・・・ 同盟関係を結ぶ各々はその血を吸います。 そうして組織への忠誠を誓うのです。 盟主は、牛の耳をとることによって、改めて組織の中心人物になること周りに顕示するのです。 このことから組織の盟主となることを「牛耳を執る(とる)」と言うようになり、転じて組織を思い通りに動かすことを「牛耳る」と言うようになったのだそう。 「血」というものは誓いの時に東洋西洋問わず使われていたようですね。 日本でも血判状というものがありました。 誓いの文章に署名し、その誓いの強固さの表れとして指を切り自らの血液で捺印するのです。 血縁関係という言葉がありますが、骨... »

「ちび」 の由来

私は「ちび」でした。 今はそれなりに成長しましたが、中学校でも155センチ程度しかなく前から三番目以内が定位置。 自分なりにコンプレックスはありましたが、勉強もそれなりにがんばって、運動会でも目立つ存在に。 成績は中の上くらいにいたので周りからは冷やかされることはそれほどありませんでした。 それでも、女性は小さいほうがカワイイといった考えにながれますが、男性にとっては身長というのは、人生を通しての悩みの種になりえる問題です。 今回も「ちび」を書くにあたって、これは差別用語なのか・・・ 取り上げるべき言葉ではないのかと少し悩みました。 ■「ちび」の由来 「ちび」とは、小さいもの・人・動物。背の低い事・人。 軽い卑しめや、年の幼い人・子供に親しみをこめていう語なのだそう。 卑しめも軽く、確かに「おちびちゃん」といえば親しみをこめている感じが出るので差別とまでは言い切れないようです。 それでも言... »

しがらみの由来

「しがらみ(柵)」 の由来

私には好きになれない言葉がいくつかありますが、今日はその一つ。 「しがらみ」について。 我々は社会生活をおくる上で、たくさんの括りや環境に身をおいて生活しています。 例えばそれは会社であり、家庭であり、趣味のサークル、ご近所付き合いや学校の先輩後輩などのように自然と上下関係が出来る付き合いもあります。 確かにそういった中で、波風立てずに平穏に暮らしたいと思うのは全ての人の願いであり、希望でもあります。 しかし、それだけでは我々がよりよい社会を形成したり、充実した生活をおくることはできません。 人が集まればその数だけ意識というものが働き、その数だけエゴが存在します。 そういった中で、倫理に反することなく法を侵すことなく規律を守りどれだけ多くの人が理想と思える状況に導くかというのは大変難しい問題です。 一人一人が思っていることを言えれば、本来は正しき道に通じるはずです。 日本人とはそういった民... »

「もみあげ」 の由来

不思議なものです。 小さいころは何もなかったのに、思春期を過ぎるとだんだんと侵略されいつの間にやら征服。 気を許すと更に進行し、友軍と合流。 いつしか大陸を支配する一大勢力となってしまいました。 何のことか?と申しますと、それは「もみあげ」のことでございます。 髭の生える前は何もなかったのに、だんだんと下に伸びてきて今ではアゴ髭なのか、もみあげなのかその判断が付かないほどに合体してしまい、髭剃りと同時にカミソリによるもみあげの始末も当たり前になってしまいました。 男性的なホルモンが多いのだから仕方がないわけですが人間てのはない物ねだりの性質があるので私はつるっとしたビジュアルに憧れがあります。 髭が濃い、つまり青々とした姿はなんともおっさん臭く感じるのもそれを受け入れられない理由の一つでしょう。 更にその先に待つのはハゲ。 毛が濃いと後に響くので非常に心配になります。 ■「もみあげ」も由来... »

「オフレコ」 の由来

秘密というのは洩れる為にあるのか、洩らしたい葛藤と戦うためにあるのか。 「これは内緒なんだけど、実はうち二人目ができて・・・まだ二月なんだけど・・」 職場の先輩が嬉しそうに話かけてきた。 客観的に見ると、自分には関係のない話なので(まぁお祝いくらいは持っていくけど)、この場合なんの利害関係もないはずだから、「あんまり大きな声では言えないけれど」程度で考えておけばいい。 わざわざ吹聴してまわる必要もない。 いやでもメデタイ話しだし、たぶん一緒に祝って欲しいのだろうから、どんどんふれ回るべきなのだろうか。 オフレコって言葉があるけど、この場合の扱いはどうなのでしょう。 ■「オフレコ」の由来 オフレコとは談話などを公表しないこと、もしくは非公式なものとすること。 ただその成立には条件があるのだそう。 まず第一に、発言者が先にオフレコであることを宣言する。 そして、それに対してその場にいた取材者全... »

「政治・政局」 の由来

今日は政治について書かせていただこうと思うのですがはっきりいって難しいことはわからないから、一点に絞って書かせていただきます。 それは、「政治と政局」の違いについてです。 最近よくテレビで言われてると思います。政局ばかりで政治をしていないと。 違いはなんなのでしょうか? ●政治(せいじ,英: Politics)とは、広い意味において人々が生活する上で従うルールのこと。 支配、統治を創造し、維持し、修正し、また破壊することを通じて行われる活動のこと。 まぁ難しい。 簡単に言えばルールを作る事と壊すこと? ●政局(せいきょく)とは、ある時点における政治の動向。政界の情勢。 このように比べてみると、政治をとるからには政局はついてまわるものである気がするのですがその点はどうなのでしよう。 決め事をするのに、討論や決といったものは必要で避けて通ることは出来ません。 そして最近忘れられがちなのは、「過... »

「蔑ろ(ないがしろ)」 の由来

「ないがしろ」は「蔑ろ」と書きます。 意味は、軽んずること・無視すること。 「ないがしろ」では分かりませんでしたが「蔑ろ」と書くとすこしイメージが湧いてきました。 この漢字で思いだすのは、「軽蔑」・・・いやしいもの、劣ったものとみなして、ばかにすること。その他、さげすむことなど。 相手に対する興味を断ち切ってしまうこと、と考えると分かりやすいかもしれません。 相手を劣っているとみなして、相手の良いところからも目をそらしてしまう。 すると、その相手の本当の姿を知ろうとはしなくなります。 高飛車とか最近では上から目線など、プライドの高さからそれが悪いほうに作用して生まれてくる考え方や行動かもしれません。 どちらもあまりいい状況とは言えませんね。 「ないがしろ」にされるのも、「軽蔑」されるのも好ましいことではありません。 私も人と接する上で、努力はしているつもりでもそういった気持ちが心の奥底には... »

ボケナスの由来

「ボケナス」 の由来

外皮の色つやのあせたナス。 ぼんやりした人を罵っていう言葉。   つまり、食べるのには適さないようなナスのことなのだろう。 しかし、ナスは前回書いたかもしれないけど便利で正しい野菜。 ほっておけばいくらでも成るし、収穫してもすぐに次の花が咲いて実がなる。 収穫時期も分かりやすいし(色ですぐわかる)虫もそれほどつかない。 唯一、食べ方が限られることくらいがネックなだけでその点も、もしかしたら料理の出来ない私だから考えるだけかもしれない。 そのナスがボケるって、意味がよく分からないんだけどそれを人間に例えると、ぼんやりした人に例えて言うのだそうだ。 なぜそうなるのかは、きっと由来を調べてみれば分かるはず。 ボケナスの由来 ナスはあまりに環境のいいところで育てると実をつけなくなってしまうのだそう。 それを「ボケナス」といいます。 育ちがいいと実を結ばないと・・・ このことをどのように解... »

「おたんこなす」 の由来

なぜそんな漫画のタイトルを知っているのだろうか。 「おたんこナース」はっきりいって質の低いダジャレ。 佐々木倫子さん作の、その名の通り看護師もの。 気が強くてドジな新米看護師である似鳥ユキエが、さまざまな患者との出会いや先輩の指導などを通じて看護師として成長していく物語。 作品全体はコメディタッチだが、人の生死に関わるシリアスな話も多く含まれた人気漫画。 いや、人気漫画かどうかは分からない。 なぜそんな漫画を知っていたかと言うと、ナースを目指していた当時の彼女の影響だろう。 「人気がある」はおそらく、看護学校や職場での話で世間一般に認知度が高いということではどうやらなさそう。 つまり、リアル性が高く共感できる部分が多いため、その業界の人は他の人より笑えて更に感情移入もしやすいということなんだろうと思う。 実際その時に読んだ覚えはあるが、内容は全く記憶には残っていない。 今更なぜそんな話を持... »

「ナンパ」 の由来

通りを歩いていてスタイルのいいあのお姉さん、いつも立ち寄るカフェの店員さん、職場の他の課の娘や、いつも電車で一緒になる隣の学校の娘。 ちょっとあの娘と話してみたいなとか、お友達になりたいなとか、もちろん最終的には彼女にしたいとか、男ならそんなことを考えるのは日常茶飯事ではないでしょうか。 それでも日本人てのは、元からシャイな民族に出来上がってしまっているしたとえ声をかけられたとしても面識が無いんだから適当にあしらわれるのは当然で、そういった結果で傷つく自分への恐れってのもたぶんそこには存在しているはずだからなかなか声をかけずらいってのが世の一般的な男性の心情。 そこにさらに、そういった軽い出会いでのってきてしまう女の子自身の軽さも後々は信用できなくなりそうだし、自分自身も軽く見られたくないって考えるとさらに躊躇。 そういったことにもっと寛大な民族になって欲しいという気持ちもあるが、そういっ... »

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