「牛耳る(ぎゅうじる)」 の由来
組織を自分の思い通りに動かすことを牛耳ると言います。 言葉を使うことはありますが、漢字が「牛耳る」だとは夢にも思いませんでした。 その由来はというと、古代中国に遡ります。 諸侯が同盟を結ぶとき、その中心人物である盟主が牛の耳を割くのです。 何に使うのか・・・ 同盟関係を結ぶ各々はその血を吸います。 そうして組織への忠誠を誓うのです。 盟主は、牛の耳をとることによって、改めて組織の中心人物になること周りに顕示するのです。 このことから組織の盟主となることを「牛耳を執る(とる)」と言うようになり、転じて組織を思い通りに動かすことを「牛耳る」と言うようになったのだそう。 「血」というものは誓いの時に東洋西洋問わず使われていたようですね。 日本でも血判状というものがありました。 誓いの文章に署名し、その誓いの強固さの表れとして指を切り自らの血液で捺印するのです。 血縁関係という言葉がありますが、骨... »
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