言葉

「ガテン系」 の由来

同じ男性から見ても憧れってあるんです。 汗、ニッカポッカ、作業服、タオル、ヘルメット、いわゆるガテン系ってやつです。 この「ガテン系」って言葉は、リクルート出版が発行していた、現業系・技能系職種専門の求人情報誌就職情報誌「ガテン」からきた言葉なのだそう。 1991年創刊で、土木・建築・ドライバー・調理師・メカニック等、いわゆるブルーカラーに特化した求人情報の提供を行っていた雑誌です。 発行部数は4万2000部ありましたが、2009年に休刊となっています。 こういったタイプの求人誌では他にそれほど類がなく、かつガテンが最もメジャーであった事、また表紙に採用されていた画像のインパクトの強さなどから、「ガテンといえば肉体労働者」といった形で社会に浸透していったようです。 高度経済成長期であった当時、「3K」と言われた肉体労働は人材不足に嘆いていました。 そいった中で、職場環境の改善や高給優遇とい... »

「ピンポン(卓球)」 の由来

卓球の愛ちゃんがテレビに出ていました。 自分も歳を取ったなと痛感させられます。 あの泣きながらラケットを握っていた少女も、すでに国を代表し恋愛にも参加する大人の女性へと変貌を遂げました。 私の薄っぺらい人生経験に基づいての統計の話ですが、卓球部に入る人って、運動があまり得意でない、ちょっとマニアックよりの趣味がある、そしてとりあえず入る部がないから名前だけ入って幽霊部員もしくは帰宅部というのが相場だった気がします。 そんなイメージを払拭してくれたのが愛ちゃんではないでしょうか。 あの泣きながらラケットを持つ姿で国民の多くが笑いともらい泣きで溢れかえりそして卓球に対して持っていた、勝手なネガティブイメージを懺悔したのです。 これからは卓球を皆で応援しようと国民が一致団結したとかしないとか。 その先の、私の勝手な人生のお話で恐縮ですが、もう一つ重要な卓球人生観のお話があります。 それは、映画 ... »

「うだつが上がらない 」 の由来

私は自分の中で消化していない言葉を使うことはあまりしたくありません。 そういった活用法では、あとで辻褄が合わなくなったり、誤用したことで恥をかいたりと、タダでさえ苦手な国語でこれ以上恥をかきたくないからであります。 といいましてもこのように文章を書いている現実があり、大変拙い文章で申し訳ありませんが今日もお付き合いください。 今日はそんな自分の中で消化しきれていない「うだつがあがらない」を取り上げてみます。 地位・生活などがよくならないとか、ぱっとしない様を言います。 まさに今の私の状況を示しており、耳が痛い話題ですが続けさせていただきます。 上がらないのは分かりますが、では「うだつ」とは何でしょうか? 「うだつ」は平安時代は「うだち」といっていましたが、室町時代以降は「うだつ」と訛って変化したと言われています。 「うだつ」は現在は梲と書きますが、室町以降は卯建・宇立などの字が当てられたよ... »

「疑心暗鬼(ぎしんあんき)」 の由来

疑いの心があると、なんでもないことでも怖いと思ったり、疑わしく感じてしまう。 疑いの深さからあらぬ妄想にとらわれる。 疑いの心をもっていると、ありもしない暗闇の中に亡霊が浮かんでくる。 皆さんはそんなことありますか? というか皆人間、あって当然です。 だって生きているんだもん。 だって考える生き物だから。 今日は「疑心暗鬼(ぎしんあんき)」についてなんですが私はあまりこの話題は取り上げたくないと考えていました。 なぜなら、私自身がこの傾向が特に強いからであります。 「疑う」の反対語は何かと考えて見ると、それは間違いなく「信じる」であります。 つまり疑う人は「信じられない人」ということになります。 これは私自身が自覚しております。 さて、この信じるってのは非常に厄介。 例えば私は、親友という言葉をあまり好みません。 漢字の意味から考えれば「親しい友人」てことなのでしょうが、私のことだけで言え... »

「言い出しっぺ」 の由来

どこぞの方言のような響きが田舎臭さを感じさせる 「言い出しっぺ」 悪いのはこの「ぺ」なのは間違いない。 由来なんてあるのかな?と調べてみたら「言い出しっぺ」の「ぺ」は、もともと言い出し屁(いいだしべ)だったというのだ。 このちょとだけ臭い話は、根拠と統計に基づいているようで、「無実を最初に言い始めた人が犯人であることが多い」という先人達の築き上げてきた歴史が見事に反映されているというのです。 それは実例として「臭い」と言い始めた人が往々にして放屁していることが多いということ。 確かにおならって恥ずかしいし、でも臭うから他人にばれてしまうし、それなら最初に「誰だ??」と話を振ってしまって、とぼけてしまう人・・けっこういますよね。 密室の車の中の子供の屁とか最悪ですよね。一気に窓全開。 これが転じ、何事も最初に言い出した人がそれをするはめになることを言うようになり、そういった会話の中で使われる... »

「ステルスマーケティング(ステマ)」 の由来

知らない言葉はたくさんあるのに、日々新しい言葉が生まれてきます。 「ステマ」 皆さんは御存知ですか? ステマとは「ステルスマーケティング」の略で消費者に宣伝と気づかれない形で広報を行う事だそうです。 先日の「食べログ」のやらせ問題からよく耳にするようになりましたね。 インターネット上ではその特性から、ブログや2ch、Twitterなどのメディアによって企業側の人間であっても、あたかも単なる1ユーザーの様なふりをして商品やサービスを賞賛する書き込みを行うことが可能であります。 例えばTwitterにて多くのフォロワーを持つユーザーが企業からの依頼で特定の商品を使っていることをつぶやいたり、企業が自ら一般ユーザーのブログを装って立ち上げ、自社商品の宣伝をしたり・・・ 最近では何人かの芸能人が自身のブログにおいてクリアクリーンを紹介した記事に酷似した文章が掲載されていたとか・・ ステマと推測され... »

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

「早苗饗(さなぶり)」 の由来

限りなく方言に近い気がしていたのですが、実は全国的に言うようですね。 皆さんは「さなぶり」という言葉はご存知でしょうか? 「さなぶり」とは簡単に言えば、田植えを終えた祝いのことです。 田植えを無事に終えたことを神さまに感謝し、人にも感謝し宴が催されます。 それほど盛大にやる一大行事なのか?と思われるかたも多いことでしょう。 手植えだった時代のことを考えると多くの人手を掻き集めて必死に植えた光景が容易に想像できます。 あの腰を曲げて植える姿は体験した人にしかその苦労はわからないことでしょう。 親戚、縁者、その他にもご近所と助け合うことでおそらく数週間はかけて行われたのではないでしょうか。 お疲れ会と考えたならば、当然行われてしかるべきではないでしょう。 今では機械化が進み、実際に植えるのはひとりかふたり。 そういったことからも、「さなぶり」は消えつつあるかもしれません。 兼業の私の実家では、... »

「SOS(エスオーエス) 」 の由来

万一自分がピンチの時、例えば山で遭難したとしましょう。 ヘリコプター等で見つけてもらうためにあなたはどうしますか? おそらく広場に出ることでしょう。 そして地面に棒やら石やらといったもので「SOS」と書くわけですが、特に「S」とか、難しくはないですか。 もちろん日本語で「助けて!」と書くよりも英語で「ヘルプ、ミ~」と書くよりかは簡単ですが、曲線とは意外に難しいものです。 「SOS」って何なのでしょうね。 ■「SOS」の由来 由来はどこから来ているのかを調べてみると、それはモールス信号の「S、O、S」からだと言います。 Sのモールス符号は・・・、Oは---とのことなので、「 ・・・ --- ・・・ 」となり、非常時にも打ちやすく、他の通信と間違われないものということで決められたのだそうです。 SOSを最初に打ったのは、皆さん御存知の豪華客船タイタニック号といわれています。 これはちょっと驚き... »

「素晴らしい」 の由来

「素晴らしい!」 パチパチパチパチパチパチパチパチ 本人は演じきってるつもりでも、周りはそれを見抜いているというケースはこの世の中にたくさん存在しています。 甥っ子が通っていた保育園の園長先生がそうでした。 満面の笑みのつもりで、最高の褒め言葉のつもりで、全身のアクションで表現しようと必死な光景が逆に失笑を誘っているのです。 親御さんはというと「目が笑ってないよね。」「心がこもってない。」「お金にはうるさいし。」 聞くに堪えない言葉の数々ですが、実際にその先生を見てみると仕方が無いのかなと思いつつ、気を抜いた瞬間の光る眼光の鋭さがそういった評価を更に肯定させてしまうのです。 「素晴らしい」 こんな褒め言葉を連発しても嫌味にならないのはテニスの松岡修造さんくらいではないでしょうか。(あれはあれで暑苦しい?) せめてもっと言葉を選んではどうでしょうね。 最高の褒め言葉かもしれませんが、連発する... »

「普段(ふだん)」 の由来

「不断の決意で~」 最近のテレビってやつは必要以上に字幕ってものをつけてくれる。 そのお陰で若干漢字に詳しくなったり、反射神経を養えたりするわけだが、そこにばかり注目してしまうことで耳が疎かになったり、言い回しの違いに戸惑っているうちに先に進んでしまったりそして、時に悩まされることもある。 例えば今日のこの「不断」。 読み方はもちろん「ふだん」である。 文章から察してもその意味は「絶え間なく」といった解釈を私はした。 更に調べてみると、いつまでも続くこと。また、そのさまとあった。 決断力がない・こと(さま)ともあったが、こちらは「優柔不断」のことであろう。 そこではっとさせられたのだが、「普段」と変わらないではないか。 読み方も一緒であるし。 ■「ふだん」の由来 「普段・ふだん」 = いつもその状態であること。日常や日頃のこと。 普通の段と書くこの漢字は実は当て字だというのだ。 本来は先ほ... »

Page 19 of 26«1718192021»