Photo By Thomas Hawk
「三角コーン」 の由来
きっかけはマラソン大会。
二車線も三車線もある大通りを封鎖して行われる大会は、車で移動することに重きを置く田舎の人にとってはた迷惑。
逆に、その日しか大通りを独占できないランナーたちにとっては、いわゆる「歩行者天国」の最上級と感じている人も多いようで人気スポットでは抽選で当たらないと走ることが許されない場所もあるのだとか。
走るのは得意な方であったが、「好き」ではなかった私にはいまいち理解できない。
通行止めの看板を事前に見ていたはずなのに、なぜ忘れていたのだろう。
渋滞の列の先には、人が入れるほどの巨大なコーンが立ち塞がる。
その隣に立つ警察官は黙々と車の誘導業務をこなす。
客観的に見て、大きすぎるそのコーンに目を奪われたのだが、その姿に自らの不自由を強要されているかのような窮屈さをリンクさせて、コーンの出所を突き止めることで仕返しをしてやりたいと考えたわけ。
時を同じくして面白いネタチャンネルを見つけた。
理解に苦しむ世界のコレクターが多数紹介されている。
メイン州のNancy Hoffmanは傘のカバーを730個も所有しているらしい。
オハイオのSherry Groomは、3500個ものトロール人形。
世界記録だと凄まれても、それが偉業かどうかは各々の価値観の問題か。
Rob Hullさんに至っては「ドクター・フー」に登場するロボット「デレク」の収集。
1202体を数え世界記録だというが、彼は作品のファンではないのだとか。
いやはや世界は広くあきれた人々が存在するものである。
その中で私に運命を感じさせたのがイギリスのDavid Morganさん。
彼は世界の工事用コーンを収集しているそうで、その数137種類にのぼるのだが、それは世界におけるコーンの2/3なのだとか。
つまり、この事実から世界中にコーンの種類は200程度と考えていいという。
この人がいなかったら想像だにできなかったと思われる事実が判明したのだ。
なぜコーンと呼ぶのかという素朴な疑問が沸いてきて、私はすぐにそれはコーン、いわゆる日本でいうところの「とうもろこし」からきていると確信した。
「コーン」の由来
三角コーンの名前の由来ってなんですか?
答えは簡単で、
コーン = cone 英語
これは、円錐のこと。だから、本来コーンだけでいいはずだけど、
横から見て三角形に見えるから三角って追加したんでしょう。 引用元:Yahoo知恵袋「三角コーンの名前の由来ってなんですか?」より
とのこと。
なるほど、その形からで納得の由来である。
本来コーンだけでいいはずだが、横から見て三角形に見えるから三角って追加したのだろうと追記もある。
では、なぜ私は「トウモロコシ」と考えたのか自問自答してみると、一つはなんとなくその色が注意喚起をする黄色系の色であることからではないかと思いを巡らす。
だが、オレンジのコーンも存在するという事実を蔑ろには出来ない。
「トウモロコシ」を調べているうちに、興味深い事実が浮かび上がった。
古くから世界で食されている「トウモロコシ」。
米、小麦とともに生産量が多く、「世界三大穀物」と呼ばれています。
生産国は世界全域にわたり、まさに「地球規模の穀物」といえます。茹でたり、焼いたり、蒸したり、すり潰したりと、多種多様な調理方法で食されています。
日本では地方により様々な呼び名があり、トウキビ(唐黍)、ナンバ、トウミギ、コウライキビなどと呼ぶ地域もあります。
最近では、バイオエタノールの原料として重要視されています。引用元:トウモロコシのすべてより
皆さんもご存知のように、コーン (corn) とも呼びますよね。
一般的と思ったこの呼び名、実は英語圏では本来穀物全般を指していたのだとか。
北米・オーストラリアなどの多くの国では、特に断らなければトウモロコシを指すようだが、イギリスではトウモロコシを メイズ(maize) と呼び、穀物全般を指して コーン(corn) と呼ぶのが普通なのだそう。
なるほど、三角コーンとはまったく関係がないようである。
ではなぜ私は「トウモロコシ」を連想したのだろうか…?
…わかった!とんがりコーンだ。
とんがりコーンは皆さんご存知、ハウス食品が製造するスナック菓子。
またまたウィキペディアで探ってみると、
とんがりコーンは、ハウス食品が製造するスナック菓子。トウモロコシを主原料としており、円錐形をややつぶしたような独特な形状をしている。パッケージの表記は「とんがりCorn」であり、円錐を表すconeではなく、トウモロコシのcornである。引用元:Wikipediaより
との表記を見つけた。
そうか!これだ!これが私が求めていた答えだ!
皆さんもそんな誤解していませんでしたか?
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