Archives 2011年6月30日 – 由来メモ

「山葵(わさび)」 の由来

日本人ほど食にこだわる人種って他にいないのではないでしょうか。 醤油にソースに香辛料、からしと・・・最後に今日取り上げる「わさび」。 辛いものが好きな民族は他にもたくさんあるでしょうが、ことこの「わさび」は別物。 なんていうか「ツーん」なんですよね。 私も特に取り立てて好きということはありませんが、何だか気になって刺身についてきたものなど、特に理由がなければ全部使わないといられない「たち」です。刺激なのかな。 そうです。「わさび」と切っても切り離せないのは刺身と寿司なのです。 この文化が「わさび」の存在価値を倍増させるのでしょう。 そんなわさびがどんな生育を遂げて食卓の片隅に並ぶか皆さんはご存知でしたか? なんとなく生姜やニンニクのようにおろし金でスルということは知っていたのですが、どんな環境で何が大切かというその繊細さを最近知りました。 それはたまたまその畑に立ち寄ったからであります。 ... »

「かりんとう」 の由来

私はあまり好きではありません。 甘すぎるし、ビジュアルも何かを彷彿とさせますし。 父が大好物でよく実家には「転がっています」が、私は自腹で買ったことも買おうと思ったことも一度もありません。 父と一緒に旅行にいったときの話。 どこか行きたい場所はないかと問うたら、有名なかりんとうがあるから食べてみたいと珍しくはっきりと行き先を断言したんです。 もちろん私の足は重いのですが、老い先の短い父の願い。 店の名前も分からないその場所を、途中いらないお土産を数点買って聞き込み調査をしながらなんとかたどり着くことが出来ました。 そこは昔酒屋を営んでいた店の母屋の一角で、築200年以上の建物をキレイにリフォームし売店、カフェを併用したものでした。 西洋の要素をうまく取り込んだその畳座敷は今風で庭も素晴らしく、安いカメラでも立派な観光写真が撮れるほどの佇まい。 中を覗き込んでいたら、「ちょうどお客様も切れま... »