行為・行動

「寝坊」 の由来

朝おそくまで寝ていること。また、そのさまや、その癖のある人。 とはお寝坊さんのこと。 私は自慢ではないですが、大きな寝坊をしたことは数えるほどしかありません。 でも逆に、寝れないことはよくあります。 運動会の前、大会の前、遠足の前、受験の前、昔から緊張して寝れませんでした。 結果はほどよく、そつなくでしたが、それがなければもう少し高望みできたかも・・・とは今だから言える冗談。 その時はベストを尽くしたはずなのでそれが実力ですね。 寝れるようになったのは思春期を過ぎてから。成人してからだったでしょうか。 大きな悩みが一つ消え、安心を得た瞬間すっ~と寝れるようになりました。 あれは本当に不思議なもの。そ れでも、皆さんがよくする電車で居眠りなどは更に10年ほどの期間を要しました。 そんなわけで電車を乗り越したことはありません。 でも正直電車で寝れる人が羨ましくも思えます。景色のつまらない地下鉄... »

「何食わぬ顔」 の由来

嘘がつけないとは損な性格だ。 社交辞令も苦手、本音と建前の使い分けもできない。 つまりバカ正直ってやつだ。 親戚一同が集まってお金の話なんかになると、うちのは母は決まって貧乏くじを引く。 自ら進んでだ。 数百円、まぁ数千円くらいまでなら切り捨てればいいものをキレイに等分する。 自分が多く働き、身銭を切っていてもそれを計上しない。 なんて愚かなものだ、と傍から見ていたつもりだが、友達と会った時などの自分の姿を思い起こすと苦虫を潰したような顔になる。 同じことをしているじゃないか! まぁそれでも、嘘をつくくらいならつかれるほうがいい。 人を騙すくらいなら騙されたほうがいい。 そうして我が家では、血と共に代々引き継がれてゆくのだろう。 バカ正直ってやつが。 ■「何食わぬ顔」の由来 何食わぬ顔ってやつが苦手だ。 話は相手の目を見て聞く。電話は相手の表情が見えないから苦手。 誠心誠意で話をしていたな... »

「帳尻を合わせる」 の由来

収入と支出とが合うようにすること、 最終的につじつまが合うようにすること、これを帳尻を合わせると言います。 私は勝負事でも相手のことを考えてしまうことがあります。 圧倒的に優位であることが分かっていても、最悪のケースを考えて二度ほどダメ押しをしておくのですが、そこまで行って絶対に負けないというところにくるとわざと相手に点を入れさせたり、残り時間も考えて負けない程度に追いつかせたり。 綿密な計画のもとにそのようにとりはかります。 でもそれってよくいえば相手に敬意を払っているわけですが、深く自らの心の中を探ったなら手抜きに他なりません。 自分では帳尻を合わせて演じているつもりですが、逆の立場だったならこれほど不快なこともないかもしれません。 ■「帳尻を合わせる」の由来 帳尻を合わせるとは、その漢字を見てもわかるように帳簿の尻(最後の部分)を合わせることからその由来がきています。 帳簿の最後、つ... »

「おべっか」 の由来

おべっかとは、人のご機嫌をとろうとへつらったり、軽薄なお世辞を言ったりすること。 つまり私が一番苦手とするタイプの人間のことを指すようだ。 ■「おべっか」の由来 おべっかは「弁口(べんこう)」という言葉からきているという。 これは、口のきき方・言い方がうまいことを意味するらしい。 ここに接頭語の「御(お)」がつき「御弁口(おべんこう)」となり、それが変化した言葉がおべっかと言うわけだ。 この由来を証明するかのような方言が北海道にあるという。 それは「おべっか」を意味する「べんこ」というもの。 他説もいくつかあるが、このことからも「弁口」からと考えて間違いないだろう。 私は「おべっか」が嫌いだと記したが、冷静に考えてみるとそれに近いことをしていることに気付いた。 人のご機嫌をとるのが上手ということだ。相手が喜ぶことを心得てそのように取り計らう。 結果、賛同を得て物事が運びやすくなる。・・・や... »

「体育座り」 の由来

今日はいつもと若干趣向が違う運びであることを最初に断っておこう。 しいてあげるならタイトルは「座り方あれこれ」であろうか。 きっかけは体育座り(たいいくすわり、たいいくずわり)からだった。 皆さんご存知のようにこの座り方は両膝を抱えてお尻を落とす座り方。 &の形に似ているよねといわれると、なるほどと手を打ってしまった。 その歴史について正確な記録は無いそうだがも、児童やもしくは生徒にの中には長く起立させたままでは貧血を起こす者もいる。 そこで集会の時間などで長時間起立を維持できない者を座らせた。 この腰を下ろさせ、座らせた姿勢が体育座りの始まりと考えられている。 それがそのまま集団行動を行う際にとる坐法の一つとして定着し、「体育」の名を冠して呼ばれるようになったというわけ。 私もそのように記憶していたのだが、地方によっては様々な呼び名があるらしい。 「三角すわり」これは関西地方に多いようだ... »

「現を抜かす(うつつをぬかす)」 の由来

うつつを抜かすとは、ある物事に心を奪われ、夢中になること。 代表的なものはやはり「女にうつつを抜かす」ことだろう。 これのたちの悪さは、酒やギャンブルと違い24時間つきまとうことだろうか。 頭から離れない、何事も手につかない・・・・と回想してみる。 そうか、最近そんな感情忘れていたなぁ・・・・ うつつとは、「現」と書くのだそう。 死に対して、生きている状態である「生」をあらわすなんて書くと格好がよすぎる? 「正気」とか「本気」といった意味もある。 うつつをぬかすとは、その「生きている状態」から「抜ける」ということだから夢見心地?これは少し違いますね。 魂が抜かれている状態とか、心が奪われること、つまりは意識がはっきりしていないような感じでしょう。 そうですね。抜けていました。 現代社会でうつつをぬかしやすいのはゲームではないでしょうか。 老いも若きもとは言いませんが、その幅は広く幼少から4... »

「依怙贔屓(えこひいき)」 の由来

こんなに複雑な漢字を書く理由はやはりそのやましさからなのだろうか。 自分の気に入った者だけを特別に可愛がったり、肩を持つことを依怙贔屓(えこひいき)と言います。 私はこういった類の話が大嫌い。 平等をうたった現代国家の中で、なぜこういったことが蔓延るのかといつも疑問に思いますが、一方での経済第一主義と、競争社会が生み出しているのでしょう。 人の心理というのは複雑で、周りと同じ生活がしたいという一方でそれを満たした後には人より上に立ちたいという新たな願望をが生まれてくるのです。 そのために多くのストレスを抱えたくさんのものを本人が知らないうちに失っていきます。 上に立った時にどれだけの人がすべて満たされていることでしょう。 「依怙贔屓(えこひいき)」とは上にあがるための常套手段、そんな世の中ならこちらから願い下げです。 ■「依怙贔屓(えこひいき)」の由来 その成り立ちを調べると、意味の上から... »

「お世辞」 の由来

社交辞令とお世辞が下手な私は苦手な場所がいくつかある。 一つ目は飲み会。 仕事関係の気を遣う相手だと最悪で、誰の隣に座ろうか、果たしてその人の隣に座れるかといった悩みで前夜は寝られないほど。 二つ目は地元の先輩との絡み。 世間での上下関係と、この地縁の上下関係ってのは別ですごく気を遣うし、ギャンブル酒煙草女の話しかしない彼らとはなかなか間が持たない。 ついつい余計なことを言ってしまい後でトラブルを抱えたり、本当に面倒。 そして最後は結婚式。 まさに今日も参加してから書いているのだが、非常に苦痛な三時間だった。 どんな声をかけたものだろう。それが出てこないのだ。 新婦の親族として参加したのだが、年も離れているのでそれほど共通の思い出もない。 その中からいくつかをかき集めて、何を話そうか解析を進める。 きれいになったね~とか恥ずかしくて言えないし、あのころは~だったのにねぇ~ とか思い出を語る... »

「箱師のシゲ」 の由来

中学校の頃、友人と都内まで買い物に行くとき親に「東京は怖い人が多いから財布に気を付けて。」と何度も注意されたのを覚えている。 そしてお約束のように靴の中にお金を数千円ほど入れられたりする。 もしもの場合=財布をなくしてしまった時に、家にだけは帰ってこれるようにだ。 嘘のような本当の話。 しかもどこの家もそうだったりする。 同級生などが集まり昔話をしてみるといつもそんな話題になる。 いま考えればおかしな話なんだけど、当時はかなり本気だった。 でも実際にかつあげにあったとか、悪い人に何かされたなんて話はあまり聞いたことがない。 かえって地元の不良の方がたちが悪かったり。 でも悪い人は間違いなくいるなと思ったのは学校に通い始めて都内をよく知るようになってから。 それでも未だにスリが本当にいたなんて・・・正直驚きを隠せない。 ■「箱師のシゲ」の由来 赤羽駅から新宿駅に向かうJR埼京線の車内で女性の... »

「やさぐれる」 の由来

育ちがよかったせいだろうか。そんな言葉知りませんでした。 「やさぐれる」 意味は、すねる、ふくれる、また、無気力で投げやりになること。 「ぐれる」の一般的な意味からふてくされる情景は容易に想像がつきますが、では「やさ」とは何のことでしょう。 それにはもう一つの意味の分析が必要なようです。 意味その2は、家出するとか、宿無しの状態でふらふらすること。 ■「やさぐれる」の由来 やさぐれるは、不良の間で使われていた隠語である「やさぐれ」が転じた言葉なのだそう。 「やさぐれ」の「やさ」とは「鞘(さや)」の反転であり(逆さにしたと考える)その刀の刀身部分を入れる筒の意味から家を表し、そこにはずれることを意味する「ぐれ」が付くことで家出することや、家出人そのものを表すようになったそうです。 なるほど、でもいつの時代の不良が思いついたのでしょうね。 刀を持っていた時代なのか、それとも近年のいわゆる不良の... »

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