行為・行動

「万引き」 の由来

私は人生の中で、これをしたのはただの一度だけ。 もちろん故意でありません。 「万引き」とは、客のふりをして店から商品を盗むことを言います。 物余りの現代では、興味本位やスリル、誰かに見て欲しくてこの行為に至る人が多いようです。 先日店番を頼まれました。 といってもフリーマーケットの店番です。 値段を憶えるのも一苦労、商品の説明に手惑いながらも一時間ほどこなしました。 友人が戻ってきてほっとしたのもつかの間、彼の一言に青ざめます。 「あれ? 一番高額の商品が一つない・・・」 更に調べてみると、他にも細かいものがいくつか紛失しているのに気がつきます。 「やられた・・・」 話をよく聞くと、客に紛れて万引きをする人が多発しているのだそうです。 まさか素人のフリーマーケットで・・・ 友人の持ち物はかなりの人気で、一時は10人ほどの人だかりが出来ていました。あの時か・・・ 一人一人の顔が浮かびます。 ... »

「みっともない」 の由来

私には知らず知らずのうちに口癖があったようです。 それは「みっともない」 人に言われて気がつきました。 いざその意味を考えてみると、好んで使っている割には中々出てきません。 というわけで・・・調べてみると「見るに耐えない」、「かっこ悪い」、「外聞が悪い」「体裁が悪い」「見たくもない」といった意味が出てきました。 私自身は「かっこ悪い」程度の軽い気持ちで使っている気がしますが、「見るに耐えない」とか「見たくもない」といった言葉を少し強めで発することを連想してみるとあまりいい印象は受けませんよね。 分かっているんです。 口癖、それはきっとコンプレックス。 そうありたくないという気持ちを他人にも押し付けているのでしょう。 自分が言われたことを想像してみましょう。きっと傷つき、落ち込むことでしょう。 例えそれを相手がほんの軽い気持ちで言ったのだったとしてもね。 ■「みっともない」の由来 「みっとも... »

「井戸端会議(いどばたかいぎ)」 の由来

その昔、毎日のように女性による女性の為の会議が開かれておりました。 その会議の名は・・・ 「井戸端会議」 「井戸端会議」とはその名の通り、井戸端(井戸の近く)で女性たちが水くみや洗濯をしながら人の噂話など世間話をしたことからその由来がきているのだそうです。 そこから転じて主婦達が集まって人の噂などのおしゃべりをすること言うようになったのです。 もちろん今の世では、子供の送り迎えやスーパーなどがそういった場所といえることでしょう。 時は江戸、水道のない時代、町内や地区にある共用の井戸によって人々は生活用水をまかなっておりました。 井戸まわりには、毎日毎日当然のように人が集まります。 井戸から水を汲み、その水を家へ持って帰る。それはもちろん女性の仕事です。 水は人間にとって重要なもの「命の源」。 決して欠かすことは出来ません。 江戸時代の人にとっても水はとても大事なものでした。 水を使いたくな... »

「うがい」 の由来

歯磨きが終わった後に、口の中をキレイにすることってなんていいますか? 「口を漱ぐ」が正しいと思っていましたが、「すすぐ」って言いなれない言葉が本当に正しいのかふと疑問に思いました。 でもそれを「うがい」と言ってしまうと、何だか咽喉の置くまで洗浄しなければいけない気がするのは私だけでしょうか? 「うがい」とは、水や薬液などを口に含みのどをすすいで口腔に残っている食物のかすや埃、細菌などを除去する行為のことを言いますが、そこには種類があったのです。 口中の洗浄については「ブクブクうがい」、喉の洗浄については「ガラガラうがい」と言います。 知りませんでした。 たいしたことではないのですが、この小さな子供に教えるために生まれたような擬音表現にはその状況がうまく表現されており、好感が持てますね。 ■「うがい」の由来 驚いたことに、「うがい」の由来は「鵜飼」からきているのだそうです。 鵜に魚を飲み込ま... »

「おねしょ」 の由来

私はけっこうな寝小便たれでありました。 もちろん一般的に言われる心理的ストレスからきていたと考えるのが妥当でありますが、どうもそれだけではないようです。 寝小便、いわゆる「おねしょ」は、尿をためる膀胱の大きさも関係しているのです。 単純に考えて、夜間睡眠中に作られる尿の量より膀胱の大きさが小さいと無意識のうちに尿が膀胱からあふれて下着や寝具等を濡らせてしまいます。 私は今でもトイレが近いのです。 そしてトイレで驚くことがあります。 それは放尿の時間。 私はもう我慢できないという限界でトイレに行っても、その時間は30秒にも満たないのですが周りを見渡すと、これでもかこれでもかという勢いで、中には一分ほど用を足すツワモノも見受けられます。 (平均値はどのくらいなのでしょうね) 公衆トイレでは小学生くらいの子供と並んでも、後からし始めた私の方が短いときもあります。 (そういった場合は、終わっている... »

「青姦(あおかん)」 の由来

性的な隠語ってのは、その存在を知られることを嫌うかのように斬新な名称が多いものです。 読み方も内容も知らずに、うっかり口にする場所を間違えると後で大変なことになります。 私もその手の言葉には弱いので大変苦労します。 そんなわけで?今日のテーマは「青姦」。 漢字に「姦(よこしま かしましい)」の字が入っているのでそれなりの言葉とは認識できますが、読みが「あおかん」なので、それだけ聞いてもなんのことやら・・・な方も多いことでしょう。 ネット上でも「せいかん」って何ですか?なんて質問がいくつかみられました。 青姦(あおかん)とは、屋外での性行為のこと。 英語ではoutdoor sexとなります。 皆さんはしたことがありますか? (そんなこと聞くなよと) 「青姦」の由来 「青姦」の青」は青空を指していると考えるのが正しいようです。(ちなみに青い空でない夜でも青姦です) その際の性行為については基本... »

「ごねる」 の由来

いろいろ不平を言う、くどくどと文句をつけることを「ごねる」と言います。 日本人は特に、ハッキリ物事を言わずに周りに合わせる「空気を読む」といった風潮が強いせいか最近は「ごね得」といった言葉も見受けられるようになりました。 言ったら言っただけ得をする、もちろんそういった人は周りが見えていない、 いわゆる空気が読めない人や、最初から倫理・道徳・モラルといった意識の欠如が見受けられる人なのは皆さんもその経験から思い当たる事例があることでしょう。 しかし、誰かが声を出してきっぱりNOと言わないといつの何かその苦情の嵐が吹き荒れて社会生活が脅かされるものです。 更にアメリカ型の文化の流入からなのか「クレーム」という言葉も浸透しつつあります。 それを想定した膨大な量の説明書に我々は時に閉口させられます。 しかし、驚いたことに、この語の語源であるはずの英語の「claim」の意味は「要求」やその要求の正当... »

茶々を入れる

「茶茶を入れる(ちゃちゃをいれる)」 の由来

私は「ちゃちをいれる」のが得意です。 ところが、その話をしている傍から友人にちゃちをいれられました。 「それを言うなら『ちゃちゃ(茶茶)を入れる』だよ。」 と。 やられた。 確かに口ざわりだけで「ちゃち」と言っていたのですが、調べてみると紛らわしい事実が浮かんできました。 「ちゃち」 安っぽいさま 「ちゃちゃ」 ひやかし気味の冗談。じゃま。 というわけで、「ちゃちゃを入れる」だと、じゃまをするとか、水をさすという意味になるのです。 「ゃ」一つで大きな違いがあるもんだよねと、上手く話をそらしてその場は適当に誤魔化しました。 ■「茶茶を入れる」 「ちゃちゃを入れる」のちゃちゃは漢字では「茶々」と書きます。 由来には有力なものが二つ説が出てきました。 一つ目は人名からとられたという説。 その人の名前は、戦国時代に豊臣秀吉の側室であった「茶々」。 茶々は、近江国の戦国大名であった浅井長政の娘で、そ... »

「真似(マネ)」 の由来

「真似 マネ」とは、他の人や物に似せることをいいます。 このマネは、動詞である「マネブ(学ぶ)」や「マナブ(学ぶ)と同じように「真に似せる」の意味から生まれてきたのだそうです。 最初が「ま」で始まる以外何の接点もないとおもっていた二つの言葉の意外な接点に驚きです。 ただ、「真に似せる」→マネ マネブ→マナブとなったのか「誠に習う」→「マナブ」→名詞形「マネ」 動詞形「マネブ」であったのかは分かりません 学ぶも真似も平安初期の同時期にみられだした言葉であることは間違いないようです。 ここで整理しておきたいのが、聞きなれない言葉「マネブ」。 皆さんはご存知かもしれませんが、私は初耳だったので調べてみると「マネブ」は、「マナブ」よりも学問をする意味は薄いそうで、模倣する意味で用いることが多いのだそうです。 「マネブ」は口頭語として用いられてきましたが、「真似る」が広く使われだすとその存在が薄れ、... »

「しっぺ」 の由来

子供の頃って何もなくてもたくさんの遊びを思いついたものです。 もちろんそれでも満足できるというのも子供の特権なのかもしれませんができれば気持ちだけでもあの頃に戻ってみたいとたまに思います。 パチンコに競馬にマージャンに、タバコに女に酒・・・ 大人になるとどうしてこうも、浪費したうえにリスクの高いものを選ばないとストレスの解消も欲求の解消もできないのでしょうか。 子供の遊び・・・例えば「しっぺ」や「デコピン」。それはただの罰ゲームなだけで、やる方も強くやりすぎると手を傷めたり、やられる側は痛いだけでなんの得もありません。 しかし、それだけで異様な盛り上がりを見せるのです。 無邪気に何も考えずに遊んでいたあのころが懐かしいですね。 「しっぺ」の由来は、「しっぺい(竹篦)」の音変化だと言われています。 「しっぺい(竹篦)」とは、禅宗で師家が参禅者の指導に用いる法具のこと。 長さ60センチから1メ... »

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