行為・行動

「断末魔(だんまつま)」 の由来

よく聞くけど本当には(現実には、目の前では)聞いたことはない「断末魔の叫び」。 この言葉を調べてみると、どうやら私は勘違いをしていたことに気づきました。 「断末魔」とは状態を表す言葉で、その意味は人間が死ぬ直前の状態のことなのです。 息を引き取る瞬間そのものが「断末魔」であり、「断末魔の叫び」となると、その時に上げる声のことを表すのです。 その声は、痛みや苦しみなどからあげるものだけでなく、生に執着することからも生まれます。 これから死ぬという恐怖や、生が終わってしまうという後悔など様々な感情が含まれるのでしょう。 おそらく、その瞬間はなんの羞恥心もなく何にも束縛されることはないから、相当な痛みの、無念の、後悔の声なのであろうと予想されます。 自分はできることなら声をあげずに静かに断末魔は迎えたいものです。 しかし、その時その状況になってみないとそれは誰にも分からないものです。 私たちが安... »

「派手(はで)」 の由来

食事をしていて二度見をしてしまいました。 それは私がオーダーしたすぐ後に入ってきた家族のお父さん。 お父さんにも関わらず、表はドクロの裏は桜の刺繍の入った赤のスカジャンを着ていてパンツはジーンズなんですが、これまたペンキにたくさんの刺繍入り。 髪は男性にしては長めで、前のほうだけ赤で真ん中分け。 もちろんヤンキー風にグラサンをかけていて、顔の雰囲気は・・・ 誰かに似ていた誰かに似ていた・・・ もしや知り合いだったか?と思い直してみたらテレビで強烈なインパクトを残したある人物に似ていたのだと、今思い出しました。 それは「共食い」で芥川賞をとり記者会見で世間を賑わせた田中慎弥さん。 あのギョロっとした人を食うかのような眼の感じがそっくりだったのです。 まぁ風貌は関係ないのですが、とにかく男性にはあまりない強烈なインパクトを放ったその「派手」さが、普通に一人で歩いていればそれなりに目立つはずの奥... »

「割り勘(わりかん)」 の由来

割り勘とは、各自が平等に勘定を払うこと。 皆さんは割り勘の状況でどの道を選びますか? 例えばいくら以下は切り捨てますか? そうですね。私は10円以下は切り捨てですかね。人数が多いと計算も面倒ですし。 女性は引きますか? これも難しい問題です。少しは引いても半額までは必要ない気がします。 6~7割は出して貰ってもいいのではないでしょうか。 もちろんこれは友人関係のケース。 では恋人にどこまで出させますか? これも難しい問題です。付き合いが浅ければ割り勘で様子見ですかね。 もちろん切り捨てる感じで少し多く出して~円でいいよくらいがサッパリします。 対等な付き合いだと考えるなら最初はその位がいいといった考え方です。 お酒を飲む人と飲まない人に不公平感はないですか? 私は飲まないことが多く、飲んでもビール一杯程度なので不公平を感じます。 割り勘なら飲まなきゃ損。割り勘でないのなら飲まなくてもいいか... »

「ぼったくり」 の由来

こわいこわい。こんな目にあったらきっと人が信じられなくなりそうです。 人間不信で当分は外にでれなそう。幸い私はまだあったことはありませんが・・・ 今日の話題は「ぼったくり」。 風俗店・飲食店などでは、サービスの後で法外な料金を要求されたり、前金を取った後に十分なサービスを受けられずに追い出される。 パチンコやパチスロ、あるいはアミューズメント施設などでは極端に還元率の低い(控除率の高い)営業をしている店舗に対しても使われます。 そのような施設への出入りをあまりしないから遭遇しなかったのか、それとも偶然被害にあわなかったのか・・・ 今度同級生が集まったときにでも一般的な被害情報を聞いてみたいものです。 でも、よくよく考えて見ると「ぼったくり」という言葉は意外に身近に有って、自分も普段から口癖のようによく利用していることに気付かされます。 それは、人それぞれの価値観からくる満足度も関係あるのか... »

「八つ当たり」 の由来

「原発がいらないというならあなた、電気の無い生活してみなさいよ。」 ほんと驚いた。ここはネットでも2ちゃんでも掲示板でもない。 お互いに顔が見えるリアルな世界。 初対面でもなんでもない、幼馴染の自宅。相手は友人の母。 しかし彼女が私に発した言葉は私を逆に幻想の世界へと迷い込ませたのだった。 夢なら今すぐに覚めてほしい。 私だって節電はしているし、ましてや原子力に依存している電気量は全体の三割程度。 今、この日、関東の電気は火力のみで足りてるわけだし、私は値上げを受け入れないなどとも一言も発していない。電気料金も払っている。 なのにこの言われようはなんだろう。 ましてや友人の母が私にそのようなことを言える権利はあるのだろうか? それでも友人との関係もあるからそこは堪えて逃げるようにその場を後にした。 そんな私に彼女は追い討ちをかけるように「逃げるのか。汚いわよ。」と罵倒した。 彼女の剣幕を思... »

「上前を撥ねる(うわまえをはねる)」 の由来

他人に取り次ぐ賃金や代金の一部を自分のものとする。 また、かすめとることなどを上前をはねるといいます。 しかし、考えてみると我々の現代生活でこの言葉を用いる機会は減っているようです。 それは代用のきく便利な言い方「ピンはねをする」が存在するからであることに気付きました。 ただ、本来の「ピンはね」は「上前をはねる」とは違いきっちり一割を取ることを意味することは覚えておきたいものですね。 ピンというのはカルタやサイコロ賭博で使われていた言葉で、ポルトガル語で点を意味するpintaがその由来なのです。 1の札や1の目をピンとよぶと考えると、ピン芸人といった用い方のようにやはり「1」をあらわすということが理解できますね。 ということで「ピンはね」の由来を軽く流したところで話を今日の本題「上前をはねる」に戻します。 ■「上前を撥ねる(うわまえをはねる)」の由来 「上前」とは「上米」が転じた言葉なのだ... »

「でんぐり返し」 の由来

森 光子さんがお亡くなりになりました。 「日本のお母さん」の異名を取り、時間ですよシリーズでは下町の銭湯のおかみさん役が当たり役として話題になりました。 勲三等瑞宝章、国民栄誉賞などをはじめその功績は多大であり、その経歴をみわたすと、どこから紹介していいか迷うほどです。 本名は村上 美津(むらかみ みつ)さんとのことですが、森光子という芸名については寛寿郎さんの母(伯母となる)から、女優の森静子と伯母の旧姓・森端にちなんで「森」、本名の美津より「光子」となったのだそうです。 しかし、今日の由来はここではありません。 森光子さんの代表作として必ずテレビなどで流される放浪記からであります。 この舞台で森さんががよくやっていた「でんぐり返し」が今日のお題です。 名物といわれるほどその光景は有名で、皆さんもご存知のことでしょう。 90を越えてもなおこなしていたのですから大変驚きです。 森さんはこの... »

「山勘(やまかん)」 の由来

私は人によく「勘がいい」と言われます。 しかし私はその言われ方にあまり納得できません。 それはなぜかというと・・・ 「勘」辞書でひいてみるとその意味は、物事を直感的に感じ取る能力。第六感。 よく調べて考えること。罪を調べただすこと。 勘の語義としてあげられるのは、直覚いわゆる〈第六感〉、虫の知らせ、無意識および下意識、練習による機械化や自動化、技神に入るの妙、神徠(しんらい)、霊感、悟り、禅、三昧(ざんまい)以心伝心、手加減、こつ、呼吸などなど・・・ 当たっているものもあり、そうでないものもあり・・・もちろんこれは私の考え。 ある大学教授の言葉を見つけました。 「勘というのは、棚ボタ式に出てくるものじゃない。それまでに経験したことが体の中に残っているから、ピンとくるんです。私の考え方はまさにこれかもしれません。 ■「山勘」の由来 山勘とは、勘に頼って成功を狙うこと。当てずっぽうのことも言い... »

「すっぴん」 の由来

理解できません。 ブログのアクセスを伸ばすためにアイドルがすることがいくつかあります。 プライベートの姿を見せたり、部屋の中の写真を撮ったり・・・ そして最後の手段が「すっぴん」の写真なのだそうです。 もちろんある程度の自信がある人ではその行為にいたることはできず、年齢も20代前半程度まででしょうが、中には昔のアイドルなどもそこに含まれることがあります。 見たいか見たくないかと聞かれれば、もしそれが自分のお気に入りの子であれば見たいのかもしれません。 が、それは確認作業でありそれ以上でもない気がします。 自分は騙されているのか、もしかしたらメイクで誤魔化しているのではないだろうか? そういった疑念は晴らされるかもしれませんが、だからといってそれでファンになるなんてこともないように思えます。 試しに今、某有名人と結婚したモデルのブログを見てみました。 「かわいい!」「信じられない~」といった... »

「カンチョー」 の由来

「千年殺しぃ~」 電車の中で小学生が盛り上がっている声が聞こえてきた。 お互いにいわゆる「カンチョー」をし合ってふざけているわけなのだがその聞きなれない言葉が私の興味を引いて仕方がない。 確かに的を得ている言葉な気はするが、一体彼らはどこでそのネタを仕入れたのかがすごく気になる。 うちにかえって調べてみると、それはなんと昭和40年代後半の週刊少年ジャンプ。 とりいかずよしさんの「トイレット博士」という作品に登場するメタクソ団が使う必殺技の名前だといいます。 えらいもの引っ張り出してきたなと感心していると、どうやらアニメ「ナルト」で出てきたことで彼らに浸透していったようである。 それ以来私もカンチョーするときは「千年殺しぃ~」と叫ぶようにしているが今のところ、いとこの子供に一回かましたっきりである。 ■「カンチョー」の由来 カンチョーとは、子供が行う悪戯の一つ。 両手の人差し指を伸ばした状態... »

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