行為・行動

「バザー」 の由来

バザーとは、学校や教会において資金調達のために、自分には必要が無いが金銭的価値がある持ち寄って競売にかけたり販売することで利益を出しそれを寄付するという行為のことです。 似た言葉にバザール(bazaar 意味は市場)があり、同義ですがその内容は若干異なるようです。 またもう一つ同じようなものにフリーマーケットというものがありますが、バザーが学校や協会が各個人から物品を寄付してもらいそれを売ったお金を運用費に当てる間接的な寄付金なのに対してフリーマーケットの売り上げは売った個人のものになるといった違いがります。 ただ、買う方にとってはどちらも安いのでたいした違いはないようです。 最近手伝いを頼まれて、はじめてバザーに参加しました。 前日搬入から参加することになり、5つのグループの一つに配置されました。 各地域で集められた品々を預かり、品物ごとに5グループに振り分けられます。 雑貨にタオルに文... »

「しつこい」 の由来

「ひつこい?聞いたことないな~。」 大学の友人の聞き慣れない単語にそんなやりとりがありました。 じつはこの「ひつこい」とは「しつこい」のことで、関西地方や中国地方、九州でも「ひつこい」が訛りとして存在するのだそうです。 私の住む関東では大部分の人が「しつこい」というので「ひつこい」など聞いたことがありませんでした。 でもよくよく考えて見ると、毎度登場する江戸っ子の祖母は「ひ」が言えない。 だから「潮干狩り」などは、「しおしがり」と発音する。 「ひざし」は「しざし」、「ひょうきん」は「しょうきん」・・・いやそんなにひどくはないが、確かに関東の人は「ひ」が言いにくいという現状があるのかもしれないのでこの事例になんとなく納得させられる。 それから「しつこい」が出てくるたびに、私は友人を振り返り「ひつこい」といったものだが、ついには5度目ほどで友人のほうから「しつこい!」と怒られてしまった。 私に... »

「ハブ(る)」 の由来

「ハブ」は、南西諸島に広く棲息する、クサリヘビ科ハブ属に属する毒蛇ホンハブの別名のことで、同属の構成種の総称でもある。 そう、あの沖縄の笑い話につき物の蛇である。 いや違う。 今日は「ハブ」は「ハブ」でも違うハブを調べるのだった。 「ハブにする」「ハブる」「ハブく」つまり「仲間はずれ」「仲間はずれにする」ことを意味する若者言葉のほうの「ハブ」であった。 ■「ハブ」の由来 仲間はずれにするという意味の「ハブ」。 その使われ方から由来については、「省く(はぶく)」からきていると考える人が多いようだが、それは誤りでいくつかの説がある。 私もそうだと確信していたのでこれには驚き。 一つ目は、遠州地方の方言「はぶせ」からきているという説。 遠州弁(えんしゅうべん)とは旧遠江国、現在の静岡県西部地区のことでこの地方で使われている「はぶせ」が仲間はずれとか除外という意味で使われるとのこと。まぁこれはあり... »

「ナンパ」 の由来

通りを歩いていてスタイルのいいあのお姉さん、いつも立ち寄るカフェの店員さん、職場の他の課の娘や、いつも電車で一緒になる隣の学校の娘。 ちょっとあの娘と話してみたいなとか、お友達になりたいなとか、もちろん最終的には彼女にしたいとか、男ならそんなことを考えるのは日常茶飯事ではないでしょうか。 それでも日本人てのは、元からシャイな民族に出来上がってしまっているしたとえ声をかけられたとしても面識が無いんだから適当にあしらわれるのは当然で、そういった結果で傷つく自分への恐れってのもたぶんそこには存在しているはずだからなかなか声をかけずらいってのが世の一般的な男性の心情。 そこにさらに、そういった軽い出会いでのってきてしまう女の子自身の軽さも後々は信用できなくなりそうだし、自分自身も軽く見られたくないって考えるとさらに躊躇。 そういったことにもっと寛大な民族になって欲しいという気持ちもあるが、そういっ... »

「苛め(いじめ)」 の由来

今日は由来メモでも、この問題を取り上げたいと思います。 いじめ(苛め、虐め、英語でBullying)です。 相手の肉体的・心理的苦しみを快楽的に楽しむことを目的として行われる様々な行為のこと。 実効的に遂行された嗜虐的関与。 こうして書いてみると、非常に残忍・残酷な表現にみえますが、かくいう私も加害者側。 今考えればなぜそんなことをしていたのか・・・ 今日はそういった行為の心理に迫れれば成功でしょうか。 「いじめ」について考えてみたらいくつか類似語らしきものがあることに気付きました。 例えば、意地悪(いじわる)。 悪口や陰口を言う、嫌がらせや仲間はずれをするなど、人につらくあたること。 意地悪の意地は仏教で「心の持ちよう」や「気性」をあらわします。 「意地が悪い」つまり「心の持ちようが悪い」「気性が荒い」などで意地悪となりますが、逆に「意地が良い」という言葉も昔はあったのだそうです。 ただ... »

「不倫」 の由来

NHK大河ドラマ平清盛が不調である。 そんな論評を雑誌やネットのニュースの見出しで見かけた。 だが個人的には前回の「江~姫たちの戦国~」より映像も素晴らしいし、見ごたえもある。 映像については当初にクレームがあっただろうって? 見る目がないのだろう。 時代は1000年ほど前の話である。 以前のものと比べても衣装も努力しているし、眉毛が上にある白塗りのいわゆる「マロ」たちも若干の気持ち悪さはあるが過去の作品より自然である。 映像は誤魔化す為にもぼかしているのでそれほどかたいことを言う人の気持ちの方が理解できない。 もちろんキャストも豪華である。 これはどの作品でも一緒であり、だから数字もとらなければならないといった語論はNHKには必要ない。 数字を取ることより、史実に興味を持たせることと、民放にできないことをやるのが国営放送の義務であるからだ。 おそらく今回は国民の理解力の方が足りない。 た... »

「ままごと」 の由来

人生において家族構成ってその後を左右する頻度の大きい項目だと私は思います。 兄弟、姉妹、兄妹・・・選びたくても選べないのが「きょうだい」 こればっかりは誰も選んで生まれてくることも、選んで構成することもできません。 でも不思議なのが、その数。 自分の家族構成が二人なら自分も親になっても二人欲しいと思ったり、三人だったらそれぐらい作るのが当たり前だと思ったりするケースが多いように見えます。 ただ、最近の三人の家庭に多いのが、上二人が同姓で異性が欲しくて作った三人目というケース。 兄兄妹、姉姉弟といったケースですね。 もちろん男三人、女三人といった「やっちゃった」ケースもありますが、最近の傾向としては「それでも四人目」は稀なケースになっているようです。 四人目は市町村からご祝儀が!といった場合は考える人もいるかもしれませんが・・・ 自分の場合はというと姉一人の弟一人、順番も世に言う理想的なケー... »

「はにかむ」 の由来

恥ずかしがる姿って魅力的です。 私が男性であるから特にそのように思うのかもしれません。 モジモジしながら渡すに渡せないバレンタインチョコ。 聞かれた質問に対して小さな声で頬を赤らめて・・・なんて姿はたまりません。 もっとも、最近の女性といえば男勝りの方が多いように見受けられるのでそういった数少ない女性が逆に光を放って見えるのかもしれませんね。 世間では晩婚化が言われています。 一生を独身で過ごす男性も少なくはありません。 40過ぎても未婚の方何人かに話を聞いてみたところ、一方的な理想だけの話ですが、どうやらヤマトナデシコとか、お淑やかとか、三歩後を歩くような、昔ながら?の女性像を思い描いている方が多いことに気付きました。 もう時間がないというのに、それは無理じゃないかなと心の中で思いつつも女性が「強い男性」を求めるのと同じように、どちらも無いものねだりではありますが男性は「お淑やかな女性」... »

「SOS(エスオーエス) 」 の由来

万一自分がピンチの時、例えば山で遭難したとしましょう。 ヘリコプター等で見つけてもらうためにあなたはどうしますか? おそらく広場に出ることでしょう。 そして地面に棒やら石やらといったもので「SOS」と書くわけですが、特に「S」とか、難しくはないですか。 もちろん日本語で「助けて!」と書くよりも英語で「ヘルプ、ミ~」と書くよりかは簡単ですが、曲線とは意外に難しいものです。 「SOS」って何なのでしょうね。 ■「SOS」の由来 由来はどこから来ているのかを調べてみると、それはモールス信号の「S、O、S」からだと言います。 Sのモールス符号は・・・、Oは---とのことなので、「 ・・・ --- ・・・ 」となり、非常時にも打ちやすく、他の通信と間違われないものということで決められたのだそうです。 SOSを最初に打ったのは、皆さん御存知の豪華客船タイタニック号といわれています。 これはちょっと驚き... »

「粗相(そそう)」 の由来

不注意や軽率さから誤りや不適切なふるまいをすることを「粗相(そそう)」と言います。 詳しく調べてみると、更に「大便や小便をもらすこと」という訳もありました。 更に更に粗末なこと。粗略なこと。軽薄であること。また、そのようなさま。 この言葉には「子供や犬などペットの失態」といった意味が現代では強いような気がするのは私だけでしょうか? その「そそう」という発音の緩さから「大便や小便の失敗」だけにスポットが当たり一人歩きしているのかもしれません。 漢字で書くと「粗相」となります。 少し印象が違ってきませんか? 我々にあまり意識の薄い粗末や粗略といった意味がもしかしたら本来のものなのかもしれませんね。 漢字一つで言葉の印象がだいぶ違ってくるものですね。 ■「粗相」の由来 「そそう」という言葉は、仏教に関連することから生まれた言葉と言われています。 「粗相」は「麁相(そそう そさう)」を語源とすると... »

Page 8 of 11«678910»