食べ物

「落花生」 の由来

「落花生」 の由来

私は好んで食べることがありません。 理由は乾燥した食べ物が苦手だから。 親が嬉しそうに殻をとって丁寧に剥いて口に放り込む姿を見ながら育ったので、高級でなかなか食べられないものだから食べなきゃ損。 そう思いながら無理して食してきたのですがどうにも好きになれない。 「あまり食べすぎると鼻血が出るよ。」 何度も何度も言われてきたけど、その意味するところは栄養が高いからそうなるという教えよりも、子供のくせにあまり食べるなよといった嫌味の方が強く感じたのは我が家だけだろうか。 今日はエピソード満載な落花生の由来。 「落花生(ラッカセイ)」の由来 私は今の今まで大きな勘違いをしていたようです。 落花生という漢字を見て、落ちるという漢字から実は地上になる物だと思っていました。 ところが、調べてみると地中で実を作ることから落花生の名前が付けられたというのです。 落花生はもともとが漢名。落ちるのは花の方。 ... »

「バフンウニ」 の由来

北海道に住む親せきがたくさんの海の幸を送ってくれた。 我が家は一同大興奮。 ホッケも鮭もイクラも最高だったのだけど、その中でも一番はウニ 回転寿司でも一皿平均500円以上するウニがぎっしりと詰まった板皿。 「今回はバフンウニを送ってみたから。」 それほど知識のなかった私は、その意味するところが分からず、バフンという言葉からあまりいい印象を持っていなかったのだがこれほど美味しいウニを食べたことはない。 しかもそれを自宅で食べられるなんて… と自分の人生を回顧し、心では感涙を流しながらつまんだ。 ここが貧乏人。ぎっしり詰まった容器からつまむ。 しかも一半たりとも無駄にしないようにと、最後にかき集めるのではなくかき集めながら食べてしまう。 なんだか虚しく切なく貧乏っちいのだが庶民だから仕方がない。 ■「バフンウニ」の由来 どうやら日本で食されているウニは大きく分けて二種類であるということがわかっ... »

「ハヤシライス」 の由来

これほど由来の候補が多い題材もそれほどないのでしょうか。 それはハヤシライス。 ■「ハヤシライス」の由来 その名前から林さんが考案したという説が誰でも思い付き一般的。 その林さんについてもただの林さんではなく食べに来たのが林さんだとか横浜に住む林さんだとか、そもそも林という漢字ではない林さんだとか憶測が憶測を呼ぶように様々な林情報が舞い込んでくる。 その人名ハヤシ説の中で一番興味深く信憑性が高いといわれているのが早矢仕さんに関係するという説。 こんな漢字のハヤシさんみたことないけど・・・ 早矢仕さんは丸善というお店の創始者。 ご飯とおかずが1皿で済む料理はできないものかと考案する中、社内食堂で出したのがその最初だと言われている。 なんとそれは幕末から明治の初めにかけてというから意外。 そのころにハヤシライスがあったのだという事実と幕末というタイミング。 明治ならわかるが幕末というのは非常に... »

「源氏パイ」 の由来

言われてみないと興味を持たなかった私は由来ンジャー失格である。 「なんであのハート型のパイは源氏パイというの?」 源氏パイとは三立製菓から発売されているハート型のお菓子。 見たことも食べたこともあるのにその事に興味を示さなかった自分に鞭! ■「源氏パイ」の由来 源氏パイが生まれたのは1965年。 元ネタとなったのはフランスのお菓子であるパルミエ。 当時このパルミエが大ブームになったことから三立製菓が日本で初めて製品化したのでした。 パルミエとそのままでは日本語で「豚の耳」という意味になってしまうそうで三立製菓が考えた名前は何の脈略もない「源氏パイ」。 実はそこには理由があったのです。 それはなんと、NHKの大河ドラマ「源義経」。 発売された1965年は「太閤記」でしたが、視聴率が大変良かった為先取りをする意味からも翌年に放送が予定されていた 「源義経」にあやかり「源氏パイ」と命名したといい... »

「アサヒビール」 の由来

キングオブビール。。それはアサヒビール。 そんなことはないというご意見もごもっとも。 キリンもサッポロもエビスもバドもハイネケンもある。 だけどキングはやっぱりアサヒ。だと思う。 私がそう思うのはその普及度とでも申しましょうか。なんせどこでも見かける。 居酒屋、露天商、コンビニ、サービスエリア、温泉の自販機にうちの冷蔵庫・・・最後は個人的な嗜好か・・・ 理由があると思うのですが、私の分析ではとりあえず飲みやすい。 癖が少なく初心者でも安心な定番的苦み。 そしてもう一つが決定的な理由だと思うのが、その安さ。 お店でも利益が出やすいし、露天商でも定価に手間のっけても手ごろ感が残るから客も買いやすいと思うんです。 自宅の冷蔵庫しかり、何本か買うと他の銘柄より1日多く飲めるくらいの値段の差。 それが意外に大きいと思うわけ。 そしてあのおなじみの銀色のカン。値段からも味からも水を飲むような感覚の庶民... »

「巨峰(きょほう)」 の由来

果物ってそんなに好きではないのですが、子供のころから別格だったのがブドウ。 最初はデラウェアでしたが、少し大人になってくるとはまったのが巨峰。 理由は単純で、大粒だから食べやすいというわけ。 近くに有名な産地もあったから季節になると買うに不自由しない。 届いた巨峰を片っ端からいただく。 よく「もういらない」って状態があると思うのですが、私の巨峰にはそれがない。 あればあるだけ延々と食べ続ける、それほど好きでしたが今はそれほど振り向きません。 なんでなんだろう。やっぱり飽きたのかなぁ? ■「巨峰(きょほう)」の由来 正確な品種名は「石原センテニアル」。 巨峰(きょほう)とは商標名、商品名のこと。 巨峰は、大井上理農学研究所の大井上康さんにより交配によって生み出された日本原産のブドウ。 時は1937年、石原早生♀という品種とセンテニアルという品種を交配させて作られました。 名前については、大井... »

「人参」 の由来

人が参るとかいてニンジン。 この漢字が不思議だと思ったら、どうやらそのことがニンジンのルーツ、由来に関係するようだ。 元来にんじんとは朝鮮にんじんのことを言ったのだそう。 ただ確認しておくと、朝鮮にんじんはウコギ科の多年草だそうで今現在言われているにんじんとはまったく別の植物のことを指す。 その朝鮮にんじんの枝分かれした根の形が人の姿を思わせることから人参の漢字があてられたのだというのだ。 にんじんは「人参」の呉音読みなので、そのことからも朝鮮にんじんが6~7世紀に朝鮮半島経由で日本に入ってきたことを物語っているのだという。 今一般に食べられている野菜のにんじんが日本に入ってきたのはそれから千年も立った16世紀ころらしい。 根のかたちが薬用のにんじんに似ていることから、「芹(せり)にんじん」「菜にんじん」などと呼ばれていたのだそうだ。 おいしくて長持ちすることから全国に広まり、17世紀頃に... »

「ほうれん草」 の由来

「ほうれんそう」とは、報告・連絡・相談のこと。 人と人とが物事を進めていく上で絶対に必要なこと。 私はこのうち相談が苦手でいつも怒られます。 自分勝手、独りよがりな行動をとり、後々大目玉を食らいます。 多勢ごとは特にみんなの意見を聞くのが大切。 絶対も無ければ間違いが起きないということもありえません。 皆さんも・・・・ おいおい誰か止めてくれよ。今日のテーマはそれじゃないよ。 野菜のほ う れ ん 草 。 ■ほうれん草 「ほうれん草」という漢字、皆さんは書けますか? すごく難しくて、「菠薐草」と書くのだそうです。 「菠」「薐」 どちらもあまり見かけない漢字ですね。 由来に関係あるのでしょうか。 この「菠薐 ほうれん」とは、原産地であるペルシャ(現在のイラン)のことだと言われています。 回教徒の聖地巡礼より中国を経て江戸へ きたといのがその流れ。 中国から日本に入ったため、当初は「唐菜 から... »

「オロナミンC」 の由来

とある居酒屋に立ち寄った。 駅前の繁華街に位置するその店の看板には「ジャイアンチュあります」と書かれていた。 日本シリーズで読売巨人軍が優勝に大手をかけたその日、私はその店に入ったが決して野球や巨人に興味があったわけではない。 ただ「ジャイアンチュ」なるチューハイが気になっただけである。 薄暗い店内の席に座り、おしぼりを渡され店員の「お飲み物は・・・」のくだりが終わる前に注文したのはもちろん「ジャイアンチュ」。テレビで日本シリーズをやっていたが眼にもくれない。 狙う球種は「ジャイアンチュ」一本。 数分で運ばれてきたジャイアンチュの色に驚いた。 ものすごい黄色。 飲んでみると炭酸がきいていれどこかで飲んだことのある強烈な個性をもった懐かしい味。 黄色・・炭酸・・ジャイアンチュ・・ ああぁぁぁ!オロナミンCじゃないですか。 なるほどなるほど、オロナミンCの広告塔読売巨人軍にひっかけてジャイアン... »

「すき焼き」 の由来

すき焼きには絶対に忘れられないエピソードがあります。 それは大学のときのことで、名古屋の友達が遊びに来た時のお話。 自画自賛で自分は料理が好きだし上手だと豪語していた友人。 何が食べたい?と聞くからすき焼きと答えたら、早速うちのキッチンで料理をし始めた。 全国津々浦々、場所が変われば料理の仕方も味も違うのは当然。 学生だからろくなものを食べていないし、元から好き嫌いも無い方だから軽く腹の足しになればいいやくらいで考えて待っていました。 一時間ほどしてやってきたのは、すき焼き・・・というよりは出汁のとられたしゃぶしゃぶといった感じの代物。 肉も野菜も平日のプールのように閑散とした鍋の中で浮いていてとてもとても関東人の常識からは「すき焼き」と認識できないような物。 それだけではなく、調味料が足りなかったのか?と思わせるほどの薄味でさすがの私でも不満が残り、空腹も満たされること無く、無駄に材料費... »

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