Archives 2013年1月23日 – 由来メモ

「風呂吹き大根(ふろふきだいこん)」 の由来

よくよく考えてみると、また何度も繰りかして言ってみると可笑しな名前、その由来を考えずにはいられない言葉ってたくさんあります。 今日はその中で「ふろふき大根」の由来について。 漢字を調べてみると、「風呂吹き大根」とのことなので更に謎が深まります。 風呂を吹くことは当然出来ないわけで、吹くとすればそれをわかすための焚き火等であることはその歴史から明らかです。(もちろん今ではガスや灯油、電気ですが) それを炊きつけるために用いるとしても、それは竹筒が一般的でもしそれを野菜で代用するとしたなら、レンコン等が考えられ万一の状況でも、全く穴の無い、むしろ加工の面倒な大根を用いるとは考えにくく、だから風呂吹き大根という言葉は有り得ないと考えられるわけです。 ■風呂吹き大根とは 風呂吹き大根(ふろふきだいこん)の調理法にしても大根を柔らかくゆで、練り味噌などをつけるというその工程からも風呂を吹くことになん... »

「みみっちい」 の由来

皆さんはこの言葉使いますか?「みみっちい」。 類義語を調べてみると「けち」に「せこい」に「みみっちい」。 その違いは? けちについては、金銭的に人に与えたがらないといったイメージ。 せこいは、物事を常に自分の有利になるようにもっていこうとする。 みみっちいは、何をするにしても基準となる単位を細かく考えること。 こんな感じでよろしいでしょうか? 私自身が用いるときには、けちは自分自身に対して(これは事実)せこいは相手が多い場合に多く(けちよりはゆるいかなと)、みみっちいは子供相手などに多く使っている気がします。 みみっちいと、せこいやけちとの決定的な違いはそれほど嫌味が交じらないことではないでしょうか。 ■「みみっちい」の由来 「細(ほそ)いミミズみたい」に「細(こま)かい」という意味から「みみっちい」の由来はきているよのことです。 「ミミズみたいにこまかい」→「みみずっちい」→「みみっちい... »

「キンタロー。」 の由来

年の冒頭、ありきたりに今年消えそうなタレントNO,1に某「だぜ~」が輝いていました。 これは規定路線だし、言うならばそれだけ売れたというその先への登竜門。 本人も必死にコスチュームアレンジや新ギャグの開発によって生き残りを企て、最後には「今年消えそうな~」と自虐的にかましていますが、逆に言うならこれらもすべて規定路線といわざる終えない芸能界です。 これ以上ふれることなくこれからもご活躍されることを陰ながら見守っております。 視点を変えて、今年ブレイクする予感の芸人に見慣れない名前を見つけました。 それは「キンタロー。」さん。この名前は年を越えてから露出するようになったので芸能界的な戦略の臭いも感じますが、その流れには逆らえないもの。 大ブレイク前に取り上げておくことにしましょう。 ■「キンタロー。」について 名前だけ見ると、マッチョ芸人のように見えますが実は、女性お笑い芸人。 本名は田中 ... »

「いとこ煮」 の由来

最近はまっているのが食べ物の由来。 料理をほとんどしないので今までは全く興味が無かったのですが、聞けば聞くほど気になるものが次々に出てくるので大変です。 今日のテーマは「いとこ煮」。 親子丼が鶏肉と卵が入っていることから「親子丼」なようにきっとそこには関係性があるはず! (え!この事実知りませんでした?ちなみに牛肉と卵または豚肉と卵ですと「他人丼」) 早速調べてみましょう。 ■「いとこ煮」の由来 いとこ煮とは、小豆・カボチャ・ゴボウ・大根・豆腐・芋などを煮えにくいものから順番に入れて、味噌もしくは醤油で味付けした料理のこと。 各地に伝わる郷土料理の一つ。 いとこ煮は、神様にお供えした食べ物を集めて煮ることから始まった料理だそうです。 その為、お盆や正月、祭礼のときによく食べられてきました。 その由来は、様々な野菜で種類は異なるものの「野菜は野菜である」という観点から近親関係つまり「いとこ」... »

「奈落の底(ならくのそこ)」 の由来

確か人気長寿番組「遠くへ行きたい」だったと思うのですが俳優さんが四国を旅していました。 そこで歌舞伎の小劇場を訪れ、中を見て歩きます。 小さいながらしっかりとした作りのその劇場の地下へ移ると頭をぶつけそうなほどの低い天上(舞台)があり、せり上がって演者が登場する舞台裏が見られました。 その説明の中で、この場所は「奈落」というのだと字幕が入ったのです。 そこでピンときたのが「奈落の底」という言葉。 これは抜け出すことの出来ない状態や立場のこと。 きっと「奈落の底」の由来は、この劇場の地下のような空間が関係しているはずだと私は確信めいた仮説を立てたのです。 ■「奈落の底」の由来 奈落の底とは地獄の底のこと。 つまり這い上がることの不可能な場所と考えられます。 由来については、サンスクリット語の「naraka(地獄の意味)」からきているとのことで、「奈落」は当て字なのだそう。 あれれ・・・ 最初... »