「いびつ」 の由来
飯櫃ってご存知ですか?めしびつと読みます。 漢字だけ見ても我々の世代では想像もつきませんが読み仮名を見ればなんとなく理解できることでしょう。 飯櫃とは炊き上がったご飯を入れておく器のことです。 電子ジャーが主流となった現代では炊き上がってもそのまんま保温となりますが、一昔前は竈などで炊き上げたあと、移しておく容器が存在していたのです。 「めしびつ」ではあまり馴染みがないかもしれませんが、「おひつ」とか「おはち」と言わたならば、記憶の片隅から掘り起こすことができます。 多くは木製で、白木(サワラ材)や漆器のものもあります。 漆器であればそういえば温泉宿などで今も見ることができますよね。 蓋の形状によっては、つめびつ、のせびつ(関西櫃、地櫃)かぶせびつ(江戸櫃)などがあるそうです。 私は実物(使っている)を実家で見たことがあります。 うちの両親はライフスタイルに拘りがあるようで、竈を作ったかと... »
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