言葉

「未曾有(みぞう)」 の由来

「人類史上未曾有の大事件」 そんなこと本当にあるんですかね。 私は未曾有を連発したり、軽々しく使う人をあまり好みません。 でも若干羨ましく感じたりします。 その意味が、「いまだかつてないこと。きわめて珍しいこと。」という、ピーターパンや一寸法師や最近ならアバターのような未知の体験的な神秘性を秘めていたり、また、漢字三文字で使うとちょいとだけ頭がよく見えるからかもしれません。 そんなことを言い出すからきっとこうなるんです。 「想定外」 だから私に未曾有という言葉は馴染みません。 東日本大震災やそれに伴う原発事故。 政府や電力会社が口にしたのは「想定外だから我々のせいではない。」 それならアメリカのハリウッド映画はどうなるのだろう。 人類の滅亡に大災害にエイリアンに遺伝子組み換えによるミュータント想定どころではないでしょう。 人間の想像以上の映像がそこにはあるではないですか。 人間は絶えず脳に... »

「うんこ」 の由来

お食事中の方、汚い話でもうしわけありません。 そんな私も食後30分という圏内ではありますが、、 「ウンチ、ウンコの語源は何か?」 私はけっこう平気なんですね。 というか我が家はけっこう平気なほうといいましょうか・・ 下ネタって笑いをとりやすいし、カレーでもなければそれほど想像もしない。 それと・・言い方なんでしょうかね。 大便とかいうと何となく臭い臭いが充満しますが、特に子供などが「うんち」などというと、何となく笑いと微笑ましさが残るのです。(そんなことないですか?) それにこの「うん」が何となく下品というショックを和らげるというか、「運」に通じるの、ならなんなら言葉にするとラッキー感も見えてくる。 それでもわざわざ食事中に連呼するような人も居ませんがね。 ■「うんこ」の由来 「うんこ」は大便をいう幼児語なのだそうです。 だから言い易くてカワイらしくて食事中でも和むのか!と若干ここまででも... »

「オシャカになる」 の由来

「オシャカになる」 の由来

物事がだめになること、作り損ねた不良品、使い物にならなくなったもののことを我々は「オシャカになる」といいます。 カタカナで書いた部分が主でありますが、この言葉の意味とこの単語どうにも結びつきませんよね。 そうなんです。 「お釈迦様」のことなんです。 実はこの「オシャカになる」と「お釈迦様」が由来で結びついているという 事実がスキャンダルされたので今日はそのお話。 ■「オシャカになる」由来 「オシャカになる」の由来は江戸の鋳物職人の隠語から出た言葉なのだそうです。 阿弥陀像を鋳るはずが、誤って釈迦像を鋳てしまったことからといわれています。 そんな大きな間違い本当にするのでしょうかね。笑 このお釈迦様が無駄になってしまったのでしょう。ちょっと罰当たりな気もしますが。 もう一つ面白い由来がありまして、「火が強かった(しがつよかった)」と、お釈迦様の誕生日「4月8日(しがつようか)」を掛けた洒落と... »

「埒(らち)があかない」 の由来

北朝鮮の金総書記が死去しました。 朝からテレビはこの話題で持ちきりです。 これからどのような体制がとられるのか。南との関係は? 独裁者がいなくなるとはこれほど影響のあることなのかと改めて実感しました。 日本にとっての脅威は核を含めたテポドンと、やはり拉致問題でしょう。 海岸沿いの町で突然神隠しにあったように家族が消えていったのです。 数十年後想像もつかない再会が待ち受けていました。 すでに亡くなったと報道された方もいます。 それでもまだ諦めきれず、情報収集し国に働きかける家族がいます。 いったいどれほどの人間が連れて行かれたのでしょう。 自らの家族のことに置き換えてみたなら想像を絶する苦悩です。 真実が知りたい。 これも家族の本音の一つでしょう。 そうこう考えるうちに一つの言葉が頭に過ぎりました。 「らちがあかない」 意味は、順調に物事が進まないとか、事態がはかどらない進展しない、 問題が... »

絆の由来

「絆(きずな)」 の由来

私は正直言うとこの言葉が嫌い、というか苦手です。 なんとなく偽善ぽくて自分には馴染みません。 でも3.11震災以降、日本では事あるたびに「絆 きずな」と文字が躍ります。 絆とは、断つことの出来ないヒトとヒトとの結びつき。ほだしとのこと。 この断つことの出来ないって部分が何だか重い。 無理に繋がりを持とうとしているように見えなくも無い。 そんな「不自然な、シガラミ的な繋がり」が私に馴染まないのかもしれません。 そこでスルーするところだった「ほだし」を調べてみると、 人の心や行動の自由を縛るもの。自由をさまたげるもの。 馬の足をつなぎとめるための縄。 手かせや足かせ。   といった更なる締め付けの色が濃いのでした。 ■「絆」の由来 由来もそういった締め付けから来ていました。 絆は昔、犬や馬など動物を繋ぎとめておく綱のことをいいました。 古くは平安中期の辞書「和名抄」に、そういった意味... »

海千山千(うみせんやません)の由来

商人て怖いですね。 私の田舎は住む地域ごとに職業が分かれていることが多くて、それを簡単に分けると、サラリーマン、農業、商人を主としてそこに公務員と自営業がちらほら混じっているって具合。 人って職業でキャラクターが決まってくるようで、(これはスタンスかもしれない) 私が知る限り、公務員はおとなしい、自営業はやっぱり自立している。 サラリーマンは従順で、農業はコツコツ真面目。 んでもって商人はというと・・ずるがしこくて信用できない。 そんな基本データを私は持ち合わせているのです。 もちろん全ての人がこれに当てはまるわけではなくて、 それぞれが「大人」だから、自分の職業、生活スタイルに合わせて保身の技を自ずと持ち合わせているのでしょう。 それが露骨に表れるのが選挙であったりするんですね。 田舎レベルだと、どこにポスターが貼ってあるなんて次元ではなくて お互いが、ほぼ全ての家が、何党の誰を支持して... »

「半農半X(はんのうはんエックス)」

今日は「この言葉が気になる」シリーズ! シリーズと書きながら一回で終了の予感・・・ たまたま読んでいた本に興味深い記事を見つけました。 そこにはスローライフとかエコとかなんとなく理解できる横文字のなか、一際存在感を発している言葉があったんです。 それが「半農半X」。 なんとなくヒーロー物のアクションアニメのタイトルのようでありながら、やる気をそがれるような「半」とう漢字に、ヒーローとは全く無縁のおそらくそれが農業をしめしているであろう「農」の文字。 最初からヒーローと決め付けているのは「X」のせいに間違いは無いだろう。 「半農半X」ってのはそれが何かものすごく気になったから調べてみた。 すると、半農半X研究所というものがあるらしく、その代表が塩見直紀さんという人であることが判明した。 田んぼでリラックスする塩見さんという写真を見つけた。 白いTシャツにジーパンというラフな格好で胡坐をかいて... »

「ぶっきらぼう」 の由来

ぶっきらぼうとは、物の言い方や挙動、態度に愛想がないこと。 また、そのような様。 「打っ切り棒」が転じた言葉だといわれています。 「打っ切り棒」ってどんな棒なんだろう?と調べてみたらそれらしいものが出てきませんでした。 イメージ的には蕎麦うちの棒みたいな・・・よくよく調べてみると、「ぶち切った捧」つまり何の細工もないといった表現のことを言うようでそのことから「物の言い方や挙動などに愛想がない」ことに結びつき「ぶっきらぼう」の由来に関係するようです。 水飴を伸ばして固めたものなどがそうで、水飴を煮詰めて回転させながら引き伸ばして切った白い棒状のその飴というのが丁寧に作られている訳ではなく、乱雑にカットされていたり、どこを食べても味に変化がないのだそう。 ただ「打っ切り棒」という飴は存在しますが、それが「ぶっきらぼう」の由来となる「打っ切り棒」かといえばその断定が出来ないため、「ぶっきられたさ... »

「辛い(からい)」 の由来

あれって不思議ですよね。 寒い冬、何を食べたいって聞かれたら温かいものとか辛いものと答えるはずです。 それなら鍋にしましょうか。ああ、チゲ鍋なんてどうでしょうか。 肉に魚介類に豆腐、そしてキムチ。 グツグツと煮込まれた上に、キムチの辛さがくわわれば食べ終わった頃には汗だくですね。 もちろん鍋なんかは冬にしか食べませんが、「辛い」とくればやはりカレー。 専門店もありますが、夏はどうしているのでしょう? ラーメン屋などにはつけ汁なんて夏メニューがありますが、とにかくカレーは冷たくては食べられない。 商売上がったり? なんて覗いてみるとあーら不思議けっこうなお客さん。 暑くて汗かきながら店に入り更に汗をかきたいのでしょうか? いやいやそこはもちろんお店側も努力していまして、キンキンに冷えた南極並みの涼しさ。 みんなが上着を一枚欲しいくらいに体が冷え切った頃熱々が届くってわけです。 でもよく考えて... »

「五月蝿い(うるさい)」 の由来

先日、偶然あることに気がつきました。 私の兄弟はみな耳が悪いということです。 これは遺伝なのでしょうか。 母方の影響のようで、母も耳は悪め。 更にその母方のおばぁちゃんは、耳垢をとったらよく聞こえるようになったというちょいと変わったコントみたいな人。 でもでも、どうやら汗っかきの人なんかは耳の中も油がでるのでゴミや垢も溜まりやすいらしいというのであながち嘘でもなさそう。 私も汗っかきだし耳の中もよく痒くなる。 やっぱり関係あるのでしょうかね。 だから電話が苦手。 聞き漏らして聞きなおすのが難しいので。バイトでオーダーが苦手。 何回も聞きなおすと気まずい。 そんな私は昔ライブ関係のバイトをしていました。 よくよく考えてみれば全く苦ではありませんでした。 耳栓をしている人、アンプの前に立つのを嫌がる人・・ 私が特にそれを意にも介さなかったのはおそらく耳が悪かったからかもしれませんね。 それでも... »

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