Archives 2014年6月13日 – 由来メモ

「椅子」 と「机」 の由来

「いすとつくえ」平仮名で表記してみても違和感がない。 やはりその由来も対なのだろうか? ■「椅子」の由来 「椅子」の「椅」という漢字には「よりかかる」という意味がある。 「子」は小さな物に添える接尾語なので特に意味はなさそう。 その意味はつまり「よりかかる小さな物」となる。 小さなものという意味が現代ではあまり理解できないかもしれないが、その素材も昔はきっと「木」であったはずで耐久的にも粗末なものだったのかもしれない。 そのルーツを辿ると「椅子」と呼ばれるものは中国からきたのだという。 椅子は禅宗と供に日本に渡来してきたのだ。時代としては鎌倉頃であろうか。 禅宗の僧が説教をする時などに用いられていたものがそのモデルで「四角で四脚、左右に寄りかかりがあり、木製のものに限る」という決まりがあったというから驚きだ。 ■「机」の由来 一方机はというと、その歴史は日本書紀にまで遡る。 「つくえ」とい... »