Archives 2014年6月15日 – 由来メモ

「はける(捌ける)」 の由来

授賞式の一コマ。 賞をいただき身の置き場を気にする受賞者に、司会の女性が放った一言は、「では はけてくださ~い。」 笑顔で何の悪気もなかったのだろうけど、私は少し違和感を感じたものだ。 ■「はける」の由来 はける、はける、はける・・・ 「はける」とは、舞台上から登場人物(俳優)や道具類が袖に消えることを意味する。 そういったことから考えれば上記のような場合での使用は適切なのかもしれない。 逆に舞台に登場することは「出る」と言い、合わせて「出ハケ」と言うことからもそれほど目くじらをたてるようなことでもないのだろうか。 ただ注意すべきはこれは業界用語であり、舞台用語。 やはり公の場では不釣り合いな気がしてならない。 この「はける」は漢字で書くと「捌ける」となるのだそうだ。 捌ける・・・意味は、 水などがとどこおらずに流れること、 また品物などがよく売れることやさばけること。 どちらも物に対して... »