「リハビリ」 の由来
私は小さな頃大きな怪我をしたことがあります。 骨やら神経やら様々なパーツを損傷しました。 昔の記憶なのですべては憶えていないのですが鮮烈な記憶がいくつか残っています。 ひとつはギプス。 あの石膏の独特な匂い。そして夏だったこともあり強烈な暑さ。 二つ目は縫った糸を目の前で外されるときのハサミ。 それほど手入れはされていないのに不気味に光って見えたそれは、それほどの痛みを伴わないのに恐怖心を煽りました。 そして最後の一つがリハビリ。 退院後も数ヶ月通わされ、意味があるのかどうかもわからない作業を繰り返す。 それに何の意味があったのかは未だに疑問が残ります。 中でも不思議だったのが、ロウソクのロウのようなものの中に手を入れて温めるというもの。 型とりのように固まった手を引き抜くと自分の体の一部であるはずのその部分がまるでマネキンのよう。 色もよく憶えてないけど赤みかかっていて独特な色彩を放ち不... »
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